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イルカたちの夢

 高知県の小学校教員です。 山間の学校の6年生を担任しています。 よろしくお願いいたします。
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2016-08-13

言ってはいけない 14:15

『言ってはいけない 残酷すぎる真実』という本を読んでいる。

進化論、遺伝学、脳科学によって分かってきたことが紹介されている。

人間も、やはり生物の一種であるということをつきつけられる。

「人道的に」そう思いたくないということでも、多くのデータによって覆されることもある。

数学やら統計やらのことは苦手なのでよくわからないが、最新の研究方法にきちんとのっとってだされた結果らしい(仮説段階のものも紹介されているが)。


世の中には、真実であっても政治的なからみや経済的なからみがあって大っぴらには言えないことも多くあるようだ。

それを認めると、ある人たちにとって(それが善意であっても悪意であっても)望ましくない状態が予測されることから、圧力がかかり葬り去られていった研究成果も多くあるのだろう。


自分としては、いかに今までの常識と違っていたり、自分の信じていたことと反することであっても、本当のことを知りたい。


事実と異なるものを前提にした対策は、徒労に終わるから。

そして何より、その対策を施される人達に申し訳ないから。


すでにデータ的には否定されているものについて、様々なしがらみから多大な労力と巨額の税金を使い続けていることもあると思う。

実証性のないものをもとに上位の者がやり方を押しつけてくる場合もあるが、押し付けた結果、効果がなかったときの責任はうやむやにされていることが多くないだろうか?


いかに耳ざわりがよくても、事実に基づいていなければ、一時的には誰かを守るように見えて、長い目で見ればそれにかかわる全ての人々を不幸にすると思う。

何かを守るためについた1つの嘘(あるいは、見えないふりをした事実)がばれたことで、世間から、よかったことも含めて全てを否定されることになる場合もある。

だから、1つ1つ本当のことを積み上げていきたい。


とりまいている様々な社会的な条件から、事実を公にすることで、不利になる人が出てくる場合は、もちろんそれを解消する措置が必要になるだろう。

事実に基づかないことで不利になっている人をそのままにしておくことの方が罪深いと思う。

個々のケースにおいて杓子定規にはいかないこともあるかもしれない。

しかし、基本的な姿勢としては事実をきちんと向き合う方向でありたい。


学び合い』にひかれた一つの要因は、豊富にある実証的なデータ。

その中には、例えば「教師が邪魔しなければ学び合うようになる」というような、今まで教師が懸命に努力してきたことを否定してしまうような内容も含まれている。

だから、ある人達にとっては、とても「不愉快」なものもあるだろう(私にとっては今まで立ち込めていた霧が晴れていくようで、とても「痛快」だったが)。


自分の思い込みやしがらみにとらわれず、事実を土台にして指導を設計していった方が、自分も、相手も、とっても楽で実効性があると思うんだけどなぁ。