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イルカたちの夢

 高知県の小学校教員です。 山間の学校の6年生を担任しています。 よろしくお願いいたします。
ご連絡はkochimana7☆gmail.comの☆を@(アットマーク)に直してお送りください(迷惑メール対策です)。

2015-01-19

四万十市の『学び合い』の会 今回も充実 06:56

参加者7名。

うち、県外2名。

じっくりお話することができました。

あと、bunbun-hさん、「心だけ」参加ありがとうございました(笑)。

それぞれの場所で、それぞれの役割を果たしていきましょう。

でも、また直接お会いしたいです。

それから予定していた1名が発熱のため直前キャンセル。

残念。


Oさんは、道徳の実践を報告してくださった。

学び合い』じゃないかもしれないけれど…と言いながらの報告だったが、子ども達の様子を聞くと、まだ意見を聞いていない人の意見を聞きたが

るなど、みんながみんなの考えに関心を示しながらどんどん発言し、授業を楽しんでいるようで、「学び合っているなぁ」と思えた。

私もそれをヒントにイメージがわいてきてやってみたくなった。


ここで、

「算数の『学び合い』はイメージできるが、国語や社会はどうするかイメージしにくい」ということが出された。

それについて実際にどうしているかFlipperKさんが報告してくださったり、私の例を挙げさせていただいたりした。

算数は「あることをできるようになる」というパターンの課題が多いのではないだろうか?

そして、そのパターンだと達成したかどうかが分かりやすいこともあり、初めに手をつけやすい。

一方、道徳や国語(出し方によっては社会)など「それぞれの考えを練り合い、さらに良い考えを作り上げていく」ことを求めるパターンの課題が考えられるものは、ちょっと手をつけにくい印象があるのではないだろうか。

まあ、どの授業であっても両方のパターンの課題は考えられるし、「あることをできるようになる」過程で「練り合う」ことも起こるので、前者と後者は明確に分けられないところもあるので、あくまでも傾向の話だが。

学び合い』をしている方達からよくお聞きすることで、私自身も感じていることだが、うまくいくと、とても面白く感じるのは後者だ。

そして、「手がつけやすい」前者が充実し、当たり前のように定着していくと後者もうまくいきやすいように思う。

学び合い』を繰り返していく中で、みんながみんなに興味を持ち、つながりを感じていくようになるから、多様な意見が出しやすくなるのだろうか。

前にここで報告したことがあるが、全校算数の『学び合い』をしている私の勤務校で、あるとき、全校で道徳や人権に関する授業をしたら、自分の考えや思いを出し合うことが以前よりもスムースにできたという経験からもそう思えた(だからまず前者からやりましょうと言っているわけでもない)。


「他の教員に、学習規律(きちんと座って聞くという意味での)をつけることも大切ではないかと言われた」

ということも出された。

それについては、まず「学習規律って何?」というところから議論したいところではある。

「課題を達成するために有効な行動」とか、「他者の邪魔をしない」「他者の益になる」行動という視点から見れば違った考え方も出てくると思う。

まあ、それを言うなら受け入れていただけるだけの関係を築けていなければ反感を買うだけになってしまうので慎重でなければならないが。

また、姿勢に関しては、私個人は良い方が体の動きの質や健康面のことを考えると良いと思うが、それにとらわれすぎていつしか目的化してしまうと、多様な子ども達がいることを考えると弊害も多いと思う。

書籍もたくさん持ってきていたので、その話題に関することが記載されているものをお勧めした。


FlipperKさんは、他の方の疑問点にも触れつつ、ご自身の実践を報告してくださった。

詳しくは書けないが、『学び合い』をする前の状態を聞きつつ、その変化を知ると『学び合い』の有効性を実感できる。

FlipperKさんは、ブログを拝見していても、「子ども達を信じて任せる」ということをとても大切にしていると思う。

今回も参加されている方から出された疑問点についてのお応えの端々にそれが感じられた。

4時間以上かけて来てくださったが、開始時間よりも早めに到着されて、2人きりでお話もできた。


もう一人県外から来られたKさんは、『学び合い』をする中で子ども達が「もっと男女が交流できればいいのに」など、様々な改善への思いを持っている子がいるということを報告してくださった。

それは自分たちの学習を主体的にとらえ始めたことであり、とてもいい傾向だと思う。

クラスで共有し改善を図っていくことを繰り返していってほしい。

すでに、話し合った改善策をボードに書いてそうった場面が見え始めたときにそれを示しながら意識してもらうようにしているとのこと。

また、他のクラスの子ども達が、Kさんのクラスの授業中の動きを見て今までと違った動きをしているのを見て「何してるの?」みたいに疑問に思われたりするらしいけれど、「これでいい」としているらしい。

自分たちの学習の有効性に自信を持っているのだろう。


県内の某校の先生お二人は、実際に教科書を持参して「ここの部分の課題はどうしたらよいだろう」という質問をされた。

私を含め参加した先生方で「自分ならこうする」などの意見を出し合った。

そして、「『学び合い』ならこうあらねばならない」ということを方法の面でそれほど堅苦しく考えることはなく、スッキリしないなら無理せずすればいいということが出された。

私自身もそうすることはある。

ただ、その場合は、目指すところは私ができるだけ口出しなくて済むようにしたいんだが…ということを私自身にも言い聞かせ、子ども達にも伝えるようにしている。


私自身も上越訪問で得た情報や、教育委員会の方からいただいたアクティブラーニング等に関する資料の紹介をした。

その中に特別支援教育に関する項目があったので、今回も来ていただいた特別支援学校の先生からそのことについての情報をいただいた。

将来的に必要な力というものを見据えた教育内容は、特別支援に限らず重要なことだと思う。

今度、さらに詳しくお聞きしたいと思った。


今回も収穫があった。

みなさん、ありがとうございます。

FlipperKFlipperK2015/01/19 18:44お邪魔した甲斐がありました。ありがとうございました。

scorpion1104scorpion11042015/01/19 19:39詳細ありがとうございます。
多岐にわたっておられるても、濃~い内容ですね。

「その中に特別支援教育に関する項目があったので」
この点について、もう少し教えていただけませんか?

suikanomeisantisuikanomeisanti2015/01/19 23:03日々の実践話、やはりこれに勝るものはないですね。うらやましいです。私は算数以外では課題作りに行き詰った経験があります…。

ogymogym2015/01/20 00:59>>まず「学習規律って何?」というところから
拝見していてワクワクしました。話を聞きたくなりました^^。

daitouirukadaitouiruka2015/01/21 00:13FlipperKさん、ありがとうございます。
FlipperKさんのコメント欄にも書かせていただきましたが、いろんな方の出会いの場に立ち会えるのは楽しいです。
またどこかで、今度はまた別のどなたかを交えてお会いできるのを楽しみにしております。
あ、2人でのお話も充実していましたよ、念のため(笑)。
scorpion1104さん、ありがとうございます。
特別支援教育に関するお話で触れさせていただいたことは、一つは、行政の文書にもよく見かけられるようになってきたように、今後ますますインクルーシブということが重要視されていくだろうということ、それには『学び合い』の考え方が合致しているだろうということです。
それからもう一つは、臨床教科教育学会セミナーで、上越教育大学のSさんと西川先生の連名で「特別支援を要する児童生徒に関する研究―学校で身につけたい力に着目して―」という発表がされていたことについてのお話です。
どのような発表か、論文の要約の部分だけ抜粋させていただきます。…いいのかな?だめならどなたかおっしゃってください。すぐに削除しますので…
「本研究の目的は、特別支援学級の児童生徒が自らの将来を見据え学校で身につけたい力を明らかにし、また、特別支援学校の卒業生が、卒業後の生活を見据え当事者自らが学校で身につけたかった力を明らかにすることである。特別支援学級に在籍する児童生徒や保護者、特別支援学校の卒業生を対象にアンケート調査、インタビュー調査を行った。その結果、特別支援学級に在籍する児童生徒は、学力を身につけたいと感じているのに対し、特別支援学校の卒業生は、コミュニケーション能力や人と関わる力を身につけたかったと感じていることが明らかになった。」
この発表に興味があったのでその報告をさせていただきました。
私自身、特別支援学級を担任した経験がありますし、四万十市の会に、前回も今回も参加してくださった特別支援学校勤務の先生への上越からのお土産話になると思ったのです。
発表をお聞きしながら思ったことは、こういった内容のことに関して、特別支援教育関係の機関ですでに大々的に研究されていないのかな?ということです。
とても大切なことだと思ったので。
その質問を発表後にSさんに直接お聞きしたところ首をかしげておられたし、特別支援学校の先生にお聞きしても「あるのかもしれないけれど、知らない」とのことでした。
確かにあるのかもしれないけれど、少なくとも専門の先生の中でも「常識」になっているほどには知られていないということでしょう。
考えてみると、特別支援教育に限らず、そのような調査は大々的に行われているのでしょうか?
以前、西川先生にお話を伺ったとき、教育内容について、「実際に社会に出てからどのような学習が役に立っているのかということを調査したい。それで、学習指導の内容を検討していきたい」とおっしゃっていたような…食事をしながらで、メモも取っていませんでしたので、脳内で勝手に変換されていたらごめんなさい…。
と、まあ、こういったところです。
特別支援学校の先生には今度またじっくりお話を伺いたいです。
suikanomeisantiさん、ありがとうございます。
悩みながら、でも、その手ごたえを十分感じながらのご報告でした。
お聞きしているこちらも元気になります。
その先生がどのうような課題を出したかのお話の中にも、その先生がどのようなスタンスで子ども達に接しているかという姿が見えてきてとても参考になります。
ogym さん、ありがとうございます。
常識のように言われているいろんなことを根源の部分から考えてみると、本当はどうなのかな?っていうこと、たくさんありますよね。
私は考えてみたい方なのですが、そういった話を誰彼かまわずやってしまうと鬱陶しがられますので、自制するよう努めています(笑)。
またお会いした時にじっくりお話しましょうー。

scorpion1104scorpion11042015/01/21 03:58daitouirukaさん
とても詳しく書いてくださって事情がよくわかりました。ありがとうございました。
インクルーシブ教育に関しては、文科省は現場の意識を変えていきたいとする方向性はもの凄く感じます。その方向性は、インクルーシブ教育という文言はないけれども現行の学習指導要領にもはっきりと明記されています。しかし、現場は旧態依然で変わる気配が行動としてはないように思います。研修では、いくらでも扱われていますが・・・。結局、日々の生活の中で具体化することは非常に難しいのだと思います。
『学び合い』は、インクルーシブ教育そのものだと思っています。

akifune3akifune32015/01/24 02:34イルカさん
いつもお世話になっています。先日は上越にお越しくださってありがとうございました。

ゼミ生のSに,イルカさんのブログ記事を教えました。自分の発表が周りに影響を与えているということを実感することができたようです。ブログでSの研究について紹介してくださりありがとうございました。

daitouirukadaitouiruka2015/01/24 10:39akifune3さん、こちらこそありがとうございます。
その節はお世話になりました。
みなさんしっかりと研究なさっており、とてもためになるセミナーで、行ったかいがありました。
次回の校内研ではセミナーのことを報告させてもらおうと思っています。
また、こちらへおいでいただいたときにゆっくりお話できることを楽しみにしております。
Sさんや他の発表者のみなさんにもよろしくお伝えください。