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イルカたちの夢

 高知県の小学校教員です。 山間の学校の6年生を担任しています。 よろしくお願いいたします。
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2012-02-04

小中合同の『学び合い』研修が高知で ~授業編~ 22:44

高知のA小学校を会場にして、佐賀県S教育事務所のS指導主事を招いての授業と講演があった。

S教育事務所には今年度伺いたかったのだが都合がつかず断念していたところだった。

そこで、今回の研修会の話!

公開ではなかったのだが、なんとかお願いをして参加させていただいた。

A小中学校の先生方に、そしてS指導主事に感謝!感謝!!

A中学校の教頭先生が『学び合い』に興味を持たれ、S教育事務所まで代表3名で訪問し、そして今回S指導主事を招いての研修会となったそうだ。

授業は6年生の算数。4時間目に「語り」と『学び合い』のウォーミングアップ的なゲームとワークシートをしていたらしい(これには私は参加していない)。

そして本番。

始まってから少しして、ちょっと隣の人や後ろの人との会話はあるもののシーンとしていた。

ほとんど手を付けられずに「どうしようか?」という様子の子もいた。

(このままいってしまうのか?)と、ちょっぴり心配になってきたところで、あちこちで動きが見え、声が上がりだした。

15分ほど経った頃だった。

すごい。

そこからは盛んに意見交換が始まった。

でも、なかなかかかわれない子がいる。自分からも、周りからも働きかけがない。

しかし、終わりの時間が近くなったところで離れた席の一人の子がその子のところに行った。

私は思わずS指導主事と目を合わせ、ガッツポーズを送った。

今、書き込みしながらも思い出してうるっときている。


(この学級のこの子がというわけではなくあくまで一般に)休み時間など、教師の見えないところでは起きているであろう一人ぼっちの状態を、教師は「せめて授業時間だけは目立たなくさせよう」と「配慮」し、見えなくしたり、誰かを指名して行かせたりする(しつこいようだが、この学級の担任の先生がということではない。この先生はとても真剣に子ども達のことを考える、行動力もある先生だと他の先生方からも聞いている。以前から偶然知っていて、年下ながら尊敬もしている。)。確かにそれがきっかけで交流が始まることもあるだろう。

また、物理的に一緒にさせたり、あるいはルールを作って交流するように仕向けたりする。

確かにそれがきっかけで交流が始まることはあるだろう。

私もそれをねらって仕組んだりすることはある。

が、それよりもはるかに強力な経験は、「自ら状況を見て、自ら判断し、自ら動いた」時に起こると思う。

そして、それは次からも自ら「起こせる」ようになると思う。

だから、授業時間を離れて教師が見ていなくても「一人も見捨てない」文化が築かれていく。

ちなみに、カウンセリングを見ていて、うまいなーと思う人は、同じ内容のことでも、カウンセラーが言って教えるのではなく、自分で気づくように持っていっている。そのほうが、しっかりと心に刻まれ、その後の行動にも移せるようになる。

待つっていうのは確かにつらい。

このまま取り返しのつかないところに行ってしまうんじゃないかと。

特に『学び合い』を見てもらっているときなんか、そこだけ見て「冷たい。配慮がない」って断じられるんじゃないかと心配になってしまったり…。

そんな人ってわりと授業だけ見て拒否して、後の協議でその意図を伝えたくっても、もういなくなってたりするし…

(あくまでも個人の感想 ^_^; )


話を授業に戻す。

時間が来て、予告していた確認テスト。

できた子は各自前に置いた回答を見て採点。

できなかった子がいたが(先のなかなか他の子と学びあえなかった子もできなかった)、そこへ最後にかかわりに行った子達が再び集まって教えていた。

確認テスト前に気になっていた掛け算の立式が逆になっていることも指摘して教えていた。

この姿にもまた感動。

ちなみに男女の組み合わせである。

担任の先生の普段の学級経営のよさももちろんあってのことだとS指導主事はおっしゃっていた。同感だ。

でも、『学び合い』の力もやっぱり感じた。

ところで、最後の確認テストをする際の問題の出し方も参考になった。

正解が一つではなく、それぞれの解き方を交流しあうような課題だったのだが、割と効率の悪い解き方で終わっている子がいるな、と思っていたところ、確認テストにきちんと効率の良い解き方の図があり、それに合わせて立式するものもあったのだ。

なるほど、少なくともここで一度はその効率の良い解き方に触れることはできるんだな、と思った。

学び合い』が進んでくるとそういったこともしなくてよいようになるのだろうけれど…。



~講演編~に続く。

concert3concert32012/02/06 04:38遠くから,ご参加ありがとうございました。ガッツポーズを交わしたあの瞬間の感動は忘れられません。日々の授業であんな気持ちを何度も味わうことができる『学び合い』のよさを,改めてかんじたところです。

daitouirukadaitouiruka2012/02/06 13:04知らない遠い地へやってきて授業をすることは並みの緊張ではないと思います。
それなのに、しっかりと『学び合い』を伝えようとして手を差し伸べたくなる子に対してじっと待ちの姿勢で見守る姿に敬服しました。
自分なら耐えられたかどうか…
ほんと、子ども達もすばらしかったですよね。
初対面にもかかわらず、同じ思いを持つ者という親近感(勝手にすみません(*^。^*))から思わず出たガッツポーズでした。
これからもよろしくお願いいたします。