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2009-05-02
■ 初めての合同算数
『学び合い』をしながらあれこれ悩むことも出てくる。
私がお誘いして今年度から始めた隣のJ先生も同様にあれこれ悩みが出てくる。
もう一人私の学級に常時入ってくださっているR先生も交え、『学び合い』の様々な効果について、うれしい報告を時を忘れてしあうことが多くなったが、これはどう考えたらよいのだろう?どうすればよいのだろう?ということも出てくるのだ。
先日、自分たちだけで考えるのではなく、N先生にも相談させていただこうと思いメールで質問したところ、次への道筋が見えてくるようなご回答をいただいた。
一つはノートについての考えのこと、もう一つは、『学び合い』の中のみならず教室の中にも入って来にくい子どもがいて、それが複数になってくると、その子たちも平気になっていくことについての質問だ。
アドバイスをいただいたことをヒントにAB両クラスで合同の算数を実施してみようと持ちかけると、J先生は快諾してくださった。
合同体育というのはよくあるけれど、合同算数は自分としても初めてである。
子ども達は、ほんの一月ちょっと前まで一緒のクラスだった子ども達ともまた一緒に算数をすることになる。
ほっておくと「自分のクラス」に意識が行き過ぎて、隣のクラスを敵視しだす場合もよくあるので、まだつながりのあるうちからこんな機会は積極的に設けていった方がよいと思う。
授業はその単元の最後のまとめとして設定した。
問題のプリントも新たに与えたが、「全て解きなさい」ではなくて、「まだできないことを確認するために利用して」ぐらいの位置づけである。
今まで各教室でしてきた『学び合い』の中で出てこなかった考え方も交流されて、『学び合い』に幅がでてくる。
学び合う組み合わせも一クラスの時に比べると格段にパターンが多くなる。
「一クラスでやっていたとき、一人だった子がやっぱり今も一人ですね…。」
「でも、そのときはあまり学習に取り組んでなかったのが、今は取り組んでいますね。今のところの彼なりの距離感なのかもね。その中で明らかに影響されている。そのうち何か変化がありそうじゃない?」
教師同士もこんな会話をし、一人だと悩みに陥ってしまいそうなことも、ちょっと違った見方を与えあって前向きな気持ちがでてくる。
新たな広がりです。
N先生。この場を借りまして、改めてありがとうございました。