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峰本のくもり時々「学び合い」日記

2010-11-03

[]『名探偵コナン 戦慄の楽譜』 18:47

 久しぶりの何もない休日だった。中学生の長男は午後から部活に行ってしまうし、家族の者は何となく調子が悪いしで、今日は1日中家にいて、べろ〜んとしていた。

 そんな中、子どもたちが見ていたのがこの映画。テレビでやっていたものを撮りためていたものだが、相変わらず子どもが見始めたのに、私がはまってしまう。

 ただ、この映画は新一と蘭の思い出の場面がちょっと強引な感じがしたなぁ。物語自体の内容と緊密な接点があまりないように思う。

2010-10-20

[]「名探偵コナン 漆黒の追跡者」 07:30

 今日は家の都合で、LHR後に帰宅し、娘の面倒を見る。その娘は、家に帰るやいなや撮りためてあるDVDを見だすのだ。おいおい、と思いながら、つい一緒に見てしまう。今日のDVDはこれ。いやはや、なかなか面白かった。名探偵コナンは基本的に好きなのだが、これは例の黒ずくめの一味との関わりが前面に出てくる、サスペンスの要素もあるものである。

 至近距離から発せられたピストルの弾丸を蘭が避けるというのは、後から考えると「(^_^)」だけれど、新一がかつて彼女に教えたという微笑ましいエピソードの挿入によって現実感を持つ。これが「文学」だよ。

2010-03-22

[]「未来少年コナン」 01:18

未来少年コナン 3 [DVD]

未来少年コナン 3 [DVD]

 次男が実家に持ち込んだビデオがこの『未来少年コナン』である。彼らが見始めたら、いやぁ、私が見ないわけにはいかないじゃないですか。(^_^) たっぷり堪能させていただきました。

 相変わらず、コナンとラナのお互いを信頼する、その信頼の強さとひたむきさに魅了される。もちろんそこには愛情も大きく入っているが、愛情よりは信頼が、恋よりは友情が、互いに欠くことのできない相手としての愛と信頼とが、そのひたむきさがただただ胸にしみる。私はこんな人間関係に憧れたのである。

 それにしても色褪せない感動だね。感動は、映像のクオリティとは無関係ではないかと思わせるほど、この物語には深く心を揺さぶられる。この後の宮崎アニメのあの緻密な表現とは、片鱗は見られるものの、まだほど遠い表現である。また、経年変化で劣化してきた画質であるとはいえ、この感動はどうだ。最新の技術による映像を観てもこれほどの感動を得ることができるだろうか。

 映画やアニメーションの秘密をここに見ることができる。感動の源はリアリティではない、ストーリー展開だ。

2009-09-01

[]DVD『砂時計』 01:59

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

 日本文理高校が準優勝したという快挙のために、変な所で便乗商売が行われていた。某レンタルビデオ店が旧作を105円で貸し出していたのである。それに勇気を得て、YouTubeを観ていた折りに見つけたこの映画のDVDを借りて、ようやく今日観ることができた。

 同名の大ヒットコミックの映画版である。数年前にはテレビドラマにもなったそうな。ドラマの方はちっとも知らなかったが、この映画の方はYouTubeを観ている限りなかなか良さそうであった。そこで、期待して観たのである。原作のコミックは面白そうなんだけれど、あの絵が私にはあまり合わない。その点、この映画版は安心して観ることができる。

 杏に対する母親の影がなかなか不気味で、よい映像表現であった。母親のトラウマを杏がかなり引きずっているというのがよく分かった。それにしても、少女時代の杏と成年時代の杏とが後半ではかなりめまぐるしく交代して、ストーリー展開を理解していくのに少々苦労する所があった。また、長編コミックを2時間強の映画に収めるためか、話の展開がやや拙速に感じた。

 まあそれでも、期待通りに泣けるラブストーリーである。トラウマを抱え込んで一人で生きていこうとする杏と、そのために辛い別れを押しつけられた大悟。そのあたりの描写が丁寧である。

 ともあれ、成年時代の杏の部屋にも飾られている少女時代の杏たちのスナップ写真の何と生き生きとしていることか。ありゃ、地だね。

2009-05-19

[]「ツバサ:春雷記 後編」

DVD付初回限定版「ツバサ」27巻 ([特装版コミック])

DVD付初回限定版「ツバサ」27巻 ([特装版コミック])

 最新刊の27巻限定版に付いているDVDを観た。前回の26巻に付いていたものの後編である。

 場面としては単行本の23巻の内容に当たる。写し身さくらの魂が写し身小狼に刺されて消滅する場面である。DVDのこの場面はなかなか秀逸だった。さくらの切なさがその表情や声によく表れていた。特に、さくらが「あなたが、す……」と言いかけた後に消滅するのだが、原作ではセリフの場面から消滅の場面へは紙1枚めくるようになっていて、何となく時間を感じる。しかし、DVDでは「あなたが、す」と言った直後に消滅する。現象としてはこれがありうる形のわけで、原作とは少しイメージが違うが、ありだな、と思った。こういう、原作とは違うがあり得るもう一つの形を提示してくれるのならば、メディアを変えた同じ作品の存在価値もあると思う。

 惜しむらくは、最後の方に出てくる黒鋼と知世との交流の場面である。原作ではしっとりとした二人の語らいがもっと続くのだが、DVDでは時間の都合からか短く編集されていた。黒鋼が知世のいることを察知したすぐ後で、知世は黒鋼の「銀竜」を渡してしまう。これはいかがなものかなぁ。黒鋼と知世というのは主従でありながら恋人同士、姉弟、親子、友人、等々を全て含んだ関係である。これは原作通り時間をかけてしっとりと描いて欲しかった。まあ、このDVDの主眼が写し身さくらを挟んで、写し身小狼と真小狼とが戦うというものだから、仕方がないことではあるが。

 こう考えると、ファイの相手はアシュラ王だったんだなぁ、と気づいた。ファイは最も大切な相手を殺さなければならないという運命から逃れるために、自分の故郷のセレス国には戻らない旅に出たのだなぁ、ということだ。彼の置かれた運命の過酷さはなかなかのものである。

 今、原作では写し身たちの運命が大きく動こうとしている。その後で「Holic」とのリンクも回収しなければならないし、もうすぐ終わりそうな「ツバサ」であるが、もう少し続いて欲しいものだ。

2009-03-25

[]初回限定版『ツバサ』第26巻DVD 02:23

DVD付初回限定版「ツバサ」26巻 ([特装版コミック])

DVD付初回限定版「ツバサ」26巻 ([特装版コミック])

 第26巻と次の27巻には初回限定版があり、そこにはDVDが付属する。今回のDVDは、小狼たちが日本国に戻ってきて、黒鋼が知世と会話する場面やファイが心を開く場面、また何より小狼と写身小狼との対決、そして写身さくらの魂の消滅が描かれることになる。「ツバサ」のアニメはどうも原作よりも出来が悪いので、このDVDも敬遠してもよかったのだが、写身さくらの魂が消滅する場面や黒鋼と知世との互いの信頼の場面などが描写されるんだよな〜、と思ったら、つい注文してしまっていた。そのDVDを観た。

 うーん、脚本はCLAMP自身が書いているから、原作と展開は一致していて全く問題はない。しかし、映像にしてしまうと、原作を読んだ時に頭にイメージしたものとギャップがあるんだなぁ。そのギャップは今回も埋まらなかった。何だか違和感が残り続けた。

 これはどうしようか。第27巻をどうしても観ようという気持ちにならなくなってきたぞ。

2009-02-16

[]DVD『夜のピクニック』 01:18

夜のピクニック 通常版 [DVD]

夜のピクニック 通常版 [DVD]

 新潟市立図書館から借りたDVD。今年になってから一段とDVDの種類が増えて、充実してきた。さすが「ほんポート」!

 言わずと知れた恩田陸の名作、『夜のピクニック』の映画版である。原作のあまりの素晴らしさに、映画の出来が心配されたが、なかなか水準をいっていて楽しめた。西脇融役の男の子は今ひとつイメージに乗らないが、甲田貴子役の女の子(春の連続ドラマの主役となったね)はいい。原作のヒロインのイメージがかなり実現されているし、時折見せる斜めからのアングルの表情が非常によい。原作者も「イメージ通り!」と評価しているそうだから、これはなかなか良いのだろう。

 さらに、西脇融の友人の戸田忍役の男の子がいい感じを出している。また、甲田貴子の友人、遊佐美和子役の女の子もいい。これら4人がいい感じなので、この映画は大変よい印象を与える。

 ただ、途中の劇中劇のようにして入るアニメのキャラクターは原作にあったっけ? 何だか浮いている感じがした。

2009-01-03

[]『天空の城ラピュタ』 01:34

天空の城ラピュタ [DVD]

天空の城ラピュタ [DVD]

 私が昨年末に、カーステレオに「ラピュタ」のCDを入れていたら、家族みなで「ラピュタを観たい!」ということになり、借りてきたDVDである。

 もう、この映画の素晴らしさについてはどれだけ筆を尽くしても書ききれるものではないだろう。この度改めてこの映画を観て、やはり同じ思いを新たにした。この映画は、数ある宮崎アニメの中でもベスト5に入るものの1つだ。(ちなみに、個人的には他に『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、『紅の豚』、『耳をすませば』である。『耳すま』は厳密には宮崎アニメではないが、まあ、おまけということで。なお、『未来少年コナン』、『ルパン三世 カリオストロの城』の2作品は別格である。)

 本当に、パズーの男らしさ、シータの可憐さ、二人の純粋さが何度観ても胸にしみる。そして、彼らを包む海賊ドーラ。彼女こそは未来のシータなのだろう。二人ともおさげをしているし、劇中に出てくる若かりし頃のドーラの写真は元気のいいシータの姿である。

 二人は今頃何をしているのだろう。想像をさせてもらうのなら、映画のラストシーンの後、パズーはシータの故郷であるゴンドアの谷に行ったはずだ。そして、ひとたび彼らはそれぞれの地に戻って生活をしたであろう。ここまでの話は作者、宮崎駿氏が何かの折りに書いていたことである。その後、シータは財産を整理してパズーのもとへ行ったのではないだろうか。鉱山街は決して暮らしやすい土地柄ではないが、親方夫婦を初めとする人間関係が若い彼ら二人を支えてくれるのではないだろうか。

 そんな後日譚まで想像させてしまう、それほどに二人の信頼の美しさをまざまざと見せてくれる、素晴らしい映画である。

2008-12-31

[]「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」 11:05

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

 借りてきたDVDで観た作品。私は密かなエヴァ・ファンです。このDVDは、確かに映像はきれいだし、CGを活用したエヴァ発進の描写などは優れている。ストーリーの展開ももとのTV版に添ったもので、省略に違和感はない。良い作品だ。

 ただ、どうしてもTV版と比較してしまうと、細かい描写やストーリーの変更、葛城ミサトの声優さんの声の変化など、気になる点が多々ある。これから作られる全作品を観てからじゃないと言えないが、私はあまり好きになれない。オリジナルのTV版の方が良い。これも決して最高の作品ではないけれどね。

2008-12-29

[]ドラえもん「のび太と緑の巨人伝」 23:57

 昨日借りてきたDVDを家族皆で昨晩観ていた。

 うーん、なんだぁこりゃ?の連続である。私は実はドラえもんの映画が好きである。いつもはけんかばかりしているのび太とジャイアン、スネ夫等が協力して困難に立ち向かうという設定が好きなのだ。少年の成長が見られる良いパターンである。それで今回の最新作も期待を持って子どもと一緒に見ていた。

 ところが、いきなりの???である。最初から見ていなかったせいもあるが、キーパーソンである「キー坊」が何者なのか、どこから来たのか、何のために出てきたのか、最後までわからなかった。それに何となくハッピーエンドで終わったのだが、そのハッピーエンドに至る過程がちっともわからない。そもそも、この映画は個々の細かい描写や登場人物の細かい表情の変化の表現にばかり重きを置き、それに頼りすぎている。ともかく、話が進行していくその理屈がちっともわからなかった。おいおい、こんなのを子どもに見せていいのかい?

 ということで、楽しみにしていたDVDは全く訳がわからないまま終わった。まあ、子どもたちはそもそも訳がわからないのだから、それなりに楽しんでいたようだが。でも、そんなんじゃいかんでしょ!

2008-10-20

[]『ねらわれた学園』 01:24

ねらわれた学園 [DVD]

ねらわれた学園 [DVD]

 新潟市立図書館で借りてきたDVDである。私はSFジュブナイルものが大好物である。今月、NHKで放映されている「七瀬ふたたび」なんてもう嬉しくって仕方がない(でもまだ観ていなかったりして……)。で、ほんポートでこのDVDを見つけ、ものは試しと借りてみた。

 いやぁ、とんでもなくレトロな出だしである。当時16歳の薬師丸ひろ子の魅力を大写しに写してみました〜! みたいなノリである。もうあまりにベタで、よほど途中でやめてしまおうかと思った。しかし、高見沢みちるが出てきて、ようやく「ねらわれた学園」っぽくなった頃から見方が変わってきた。これは、全体主義に対する徹底的な「NO」の表明であり、またその対抗としての自由主義に対する楽天的なまでの信頼である。今から約30年前、私も中学・高校生の頃は確かに自由主義への信頼が溢れていた。あの頃の時代の雰囲気をよく捕らえていると思った。

 この映画の監督はあの大林宣彦である。そして、原作は眉村卓である。彼らの、全体主義への忌避感、そして自由主義への信頼感を痛いほど感じた、なかなかよいものであった。