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峰本のくもり時々「学び合い」日記

2010-05-28

[]「羅生門」をグループで読む! の授業 23:44

 9組での授業。今回は「羅生門」を8回分の授業で読もうとしている。その、今日は3時間目である。前回は小説の構造分析を用いて、「羅生門」の構造分析を行った。それを用いて、全体を4つの部分に分けた。その、導入部をグループで読み込む授業がスタートした。

 前回の授業の終わりに、生徒には4人のグループの一人一人に役割分担をさせ、その役割のためのプリントを渡しておいた。この役割は、リテラチャー・サークルでの役割分担をそのままいただいている。

  1. コネクター:小説の内容と読者の身近な出来事とを結びつける
  2. クエスチョナー:小説の内容や登場人物、今後の展開などについて質問を用意する
  3. リテラリー・ルミナリー:小説の大切な部分を指摘して、その理由を述べる
  4. イラストレーター:小説を読んでのイメージをイラストなどで具体的に表現する

これらの役割は、優れた読み手が用いている読みの方略を基にしている。つまり、私がこのリテラチャー・サークルの役割分担を取り入れたのは、生徒にこれらの読みの方略を身につけて欲しいと願ったからだ。読むという行為はテキストの中から情報を取り出すことだけではない。問われたことに答えるだけが読むことではない。上記の4つの行為すべてがそれぞれに必要なことである。したがって、これらを生徒にも身につけさせたい。そのためには、実際にその役割を担当してみなければならない。そのために、これらの役割分担を「羅生門」の読みの授業に取り入れたのだ。

 今日の授業は4つの部分からなる。まずは私の「語り」の部分。グループで読むことがいかに大切なことか、また、メンバーと話をすることがいかに重要な学習となるか、ということを心を込めて訴える。

 第2パートは話し合い。各自が割り当てられた役割にしたがって用意してきたことをそれぞれ発表し合い、他のメンバーからの意見や追加等を受ける。これを4人順番にやっていくのだ。このクラスは普段は非常に静かな雰囲気である。私のグループ学習でもあまり話に乗ってこない。しかし、さすがに今日はどのグループもある程度活発に意見交流を行っていた。私も積極的に机間巡視し、彼らの話に加わったり、相づちを打ったりした。

 第3パートは私からの質問例を検討する。クエスチョナーの用意した質問以外にも考えて欲しいことはたくさんある。それを、私が事前に用意しておき、プリントにして配布した。この中から、まだ話し合っていない問いについて、選択して検討させた。この段階になると、またこのクラス本来の雰囲気に戻りかけるところがあった。その通り、このパートは従来の授業内容を意識したところだからだ。

 第4パートはふりかえり。今日学んだことや、反省と改善法について書かせた。

 始めて試みたリテラチャー・サークルもどきの読みの授業は、少なくとも表面上は上手く行ったのではないか。生徒が書いてくれた作業内容や最後のアンケート調査などで、この授業の成果を計ってみる予定である。

[]「丹波出雲といふ所あり」の授業 23:44

 10組での授業。口語訳を続け、「丹波出雲……」の口語訳を終えた。

 今日は本文に敬語がいくつか出てくるので、思い切って敬語の基本を取り上げた。尊敬語、謙譲語、丁寧語という3種類があることを教え、それらの基本的な訳し方を示した。そして、私はこれを「朱色」「緑色」「黄色」のチョークで色分けするので、その色分けの意味も伝える。これをやった後で、口語訳している途中で敬語の部分について色分けをしながら説明する。

 理解すべきこと、覚えるべきことは次第に増えてくるが、これらが分かってくると古典は面白くなる。生徒には「ぐっ」と耐えて欲しい。