2018-10-30 (火)
10/30の授業の風景から
|1コマは2年生の微積分の授業で、今日は「いろいろな関数の積分(前半)」ということで、分数関数の場合と無理関数の場合の積分計算です。
分数関数の場合は、部分分数分解できるかどうかの問題ですが、この分数の計算が苦手な人が多いです。数の場合と同じように、分母が異なる時は通分して計算するのですが、数ではできるけれど、文字式になるとできないというわけです。
無理関数の場合は、部分積分をやって同じ積分形がでてくるタイプをやります。
いずれにしても、計算はある程度数をこなさないとできるようにならないと思いますが、計算自体は計算機が瞬く間にやってしまう時代。どうしてこの計算問題をするのでしょうか。彼らの場合は、数や記号(sinやlogなど)に慣れ、数や文字・数学の概念に対する感覚を養うことでしょうか。
2コマ目は1年生の場合の数で、今日はいろいろな数列ということで、同じものを含む順列と円順列について。前回までに順列のPと組合せのCを学びましたが、学生たちは問題を見ると、瞬間的にPやCにあてはめようとします。それを問題の意味を考えて、この場合はC、この場合はPと見分けられるか。「えらぶ」だけなのか、「選んで並べる」のかが判断できればいいのですが。
ところで成績は、試験と平常点でつけるよ、と学生たちに話していますが、もちろん平常点の内訳も含めて。そしたら、自主課題部門として、学習している章の参考書作りをしてきた学生がいました。パソコンで作って、印刷して提出。てっきり手書きで提出するものだと思っていましたが、さすがは高専生といったところでしょうか。(中身はまだみていませんが)
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