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2012年秋に『学び合い』に出会い,『学び合い』を研究,実践してきました。2015年からは新天地で心機一転励んでいきます。まだまだ未熟者ですので,多くの方から学んでいきたいと思っています。御助言いただきたいです。連絡先はakifune3とgmail.comを@で繋げてください。いつの日か,授業公開をできるようになると良いなあと願っています。 この一年,まずは勤務校での仕事を全うすることを目標にしています。周りの先生方と折り合いをつけながら,日々精進してまいります!!

2016-05-12

失敗した『学び合い』

19:44 | 失敗した『学び合い』 - akifune3の日記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 失敗した『学び合い』 - akifune3の日記 失敗した『学び合い』 - akifune3の日記 のブックマークコメント

私の教師としての本格的な出発点は2012年です。授業がうまく機能せず,生徒との関係もうまくいかず,とても悩んだ1年間でした。その際,学年主任の先生から『学び合い』手引書の紹介を受け,試行錯誤をしながら実践を開始しました。しかし,結局その年はうまくいかないまま終わってしまいました。

あれから4年。いま振り返ると,当時の『学び合い』は失敗するべくして,失敗したように思います。なぜ,当時の『学び合い』は上手くいかなかったのか。少し振り返ってみようと思います。


1 授業の目的を語らなかった

学び合い』の肝である,最初の語りを怠ってしまいました。授業の形態をなぞるだけになってしまい,『学び合い』授業の目的を伝えませんでした。そのため,生徒たちは何のためにこの授業をしているのかということがわからずに学んでいる状態でした。目的が語られないままであると,2割の生徒もついてきません。その結果,生徒が学び合うことの必然性を感じることができませんでした。一人学びのまま授業を終了する生徒が多く,学習しない生徒やついていけない生徒が生まれてしまいました。


なぜ,授業の目的を語らなかったのか。理由は2つあります。1つ目は,『学び合い』を授業方法と捉え,授業形態をなぞることで精一杯になってしまったからです。2つ目は授業者である私の自信の欠如が原因です。

当時の私は,藁にもすがる思いで『学び合い』を実践しました。そのため,『学び合い』手引書を読んだ翌日から実践を始めました。焦る気持ちが強いあまりに実践してしまったため,授業の目的まで考えるに至りませんでした。

また,生徒との関係もうまくいっていなかったため,私が語ったところで生徒は私の話を聞かないだろうという思いがありました。いま思うと,2割の生徒は私の話は聞いてくれたと思います。けれど,私は話を聞かない生徒ばかりが頭に浮かび,自信を失い,しっかりと語ることができませんでした。当時,私は生徒からの視線を気にしすぎていました。自分のことを信じ,2割に伝わるように語るということをしていれば,失敗は防げたように思います。


2 「一人も見捨てない」「全員ができる」ことを求め続けることができなかった

当時実践していた学級には,反抗的で授業に参加しない生徒が3~4名存在しました。その学級で,「一人も見捨てない」「全員ができる」ことを求め続けられませんでした。反抗的な生徒が学習に参加することは難しいと一方的に考えてしまったため,他の生徒にそのことを求めることが苦しかったのです。心の中で「彼らは仕方ないよな」という諦めの気持ちがありました。また,他の生徒にも「学習しない人が悪い。自業自得だ。なぜ,私たちがかかわらないといけないの」という考えが蔓延し,全員ができることを目指しにくいと感じてしまいました。


3 子どもに安心感を与えることができなかった

突然の『学び合い』授業。私も子どもも不安でした。教師が教授行為をしないことによって,教師から見捨てられた感覚をもった生徒もいたかもしれません。そんな不安な状態で,生徒が安心して学ぶことがしづらい環境になったと思います。

いま,私が最大限気を付けていることは,生徒に安心感を抱かせること。『学び合い』導入当初は,「教えてほしい」という生徒が1~2割は生まれます。特に2年生や3年生にとっては,突然の授業形態の変化についていけない割合が一定数います。『学び合い』の原理から言えば,その生徒たちに教えることは必要ないことだといえます。それでも,今は「教えてほしい」と希望する生徒には,短時間の特別講義をすることにしています。もちろん,いずれはなくなって欲しいという気持ちもありますが,今は安心感をもちながら学ぶことを優先しています。


4 授業の課題が不明確だった

中学校社会科の課題設定にずっと悩んでいました。当時,『学び合い』ステップアップに記載されている「○○を△△という語句を用いて□□字以内で◇人に説明する」という課題を設定して実践していました。しかし,目の前の生徒に合いませんでした。『学び合い』導入当初は,説明するという課題は正解がわかりづらいことが理由です。これまでの授業では,答えが一つのものを求められてきた生徒たちです。正解がきっちりしている課題の方が安心して取り組むことが出来るように思います。

現在の課題設定は,ワークの問題10~15問&説明する課題のセットで行うことが多いです。ワークの問題に関しては,「友達同士で3問ずつクイズを出し合う」などを課したりしています。この課題設定で,楽しそうに社会科の用語を確認する生徒が増えてきました。


5 褒めることが少なかった

うまくいっていない授業は,ダメな部分ばかり目につきます。良い部分もあるはずなのに,そこには中々目がいきません。そのため,説教が増えてしまいます。説教が多い授業を楽しいと感じる人は少ないですよね。私にとっても,生徒にとっても楽しくない授業になってしまいました。

今は生徒たちの良い姿を多く見とって,伝える努力をしています。そして,それを伝えたうえで,授業を改善するためにどうすれば良いかということを伝えるようにしています。繰り返し繰り返し伝えることによって,少しずつ授業への取り組む姿勢が高まっています。


こうやって振り返ってみると,4年前の私が失敗するのは当然ですね。ただ,こうして4年前の大きな失敗があったおかげで今の私がいます。今もすべてが上手くいっているというわけではないので,日々生徒とともに授業を改善させていこうと思います。

jun24kawajun24kawa2016/05/12 19:51シェアします。

akifune3akifune32016/05/12 20:04ありがとうございます。