信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
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全体ゼミは毎週月曜日18:00-19:30に行っています。
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2018-10-14   それほどの違和感のなさ

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長野県の教育と

 『学び合い』の考え方との間に不思議なことにそれほどの違和感を持ちません。『学び合い』の考え方に基づいて行う授業における目標が,長野県の教育における学習問題に相当する上に,『学び合い』の考え方に基づいて授業の最後に行うリフレクションが長野県の教育における授業の最後のみとりによく当てはまることに依るようです。『学び合い』の考え方に基づいて授業を行う際に冒頭に目標を示しますが,それと同様に長野県の教育に基づいて行う授業では学習問題が示されます。

換言すれば,

 長野県で行われている通常の授業において,学習問題が示されない授業を見ると違和感を持つのは,それに依るのかもしれません。先日参観した県外のうちの学校と同じ学校における授業も学習問題に相当するものが示されない授業が展開していただけに違和感をもったものと考えています。目的が異なり,育てようとする人材像も異なりますから,すべてにおいて相容れ合うものではありませんので,だからと言って『学び合い』の考え方に依っていると言えるものではありません。その点ではうちの学校の教育観はとてもよく合います。

2018-10-13   うちの学校の教育の良さ

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長野県の教育の良さをまた改めて知ることとなった。

 というよりも,うちの学校の教育の良さを知ることになったと言った方が良いのかもしれません。普段,何度も何度も見ている当たり前の授業風景なので,それが普通の教育であるかのように思えるようになってきて,そうやって育つ子どもたちが当たり前のように思えてきて,自動化しているだけなのかもしれません。他の学校の授業風景を見るにつけ,改めてそのように思います。特に,うちの学校と同じ学校の授業風景を見てみると,うちと同じなんだから同じだろうからと思って見てみると,あれっと思うところです。

うちの学校,

 小学校も中学校も,授業を見てみれば,子どもたちが授業の冒頭で疑問を持っています。その疑問は自分のこととして捉えています。いわゆる”マイ・○○”であり広島ではなくヒロシマなのです。授業は手段が目標になっていることは絶対にありません。納得がいかなければ,聞きます,何度でも。友だちと折り合いを付けながら目標達成を目指します。自分の考えは主張しますが,他の主張は尊重します。そして,自分が持った疑問に対する答えを自分で見つけます。学びは自分流。最後には,その答えに対して,自分の考えをもってます。その考えを書き留めます。

それがうちの学校です。

 うちと同じ学校の同じ学年の授業を小1から中3まで次から次へと見て回りますが,どこかが何か違います。私にしか分からないことなのかもしれませんが,しかし私にはよく分かります。決定的に違うことが。だから,うちの学校って全国の中でもすごい学校なんだなあと改めて思い知らされます。いつも見ているとそれが当たり前になってしまっているので,そんな当たり前のことをアピールしたら恥ずかしいと思ってしまいます。しかし,アピールできる良さなのだと,他のうちと同じ学校を見て分かります。

2018-10-11   長野県教育委員会と連携した事業

[] 07:08    長野県教育委員会と連携した事業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    長野県教育委員会と連携した事業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

本学は長野県教育委員会と

 連携した事業を数多く行っています。それは教育学部に限らないことなのでその数は,老眼では見づらいほどのポイントの文字で何枚もの紙媒体になります。その中の一つに,上級CSTと初級CSTの取組も組み込まれています。連携協力を始めてから11年目を迎えます。始めた当初,ずっと続きますと言い続けていましたが,振り返ってみれば本当に続いています。これからもずっと続くことでしょう。本年度も,両者の養成プログラムが順調に運営されていますし,その成果も例年通り上げられています。今年度も上級CSTと初級CSTが3月には認定される運びになりそうです。いずれも1年で取得できる資格ではないので,日々の積み重ねです。みなさんの奮闘努力に敬意を表します。

2018-10-09   長野県の教育の素晴らしさ

[] 07:00    長野県の教育の素晴らしさ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    長野県の教育の素晴らしさ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

長野県の教育の良さは,

 授業の評価を子どもたちの姿で語ることができる点です。それも現職教員の一人二人ではないですから,来た当初は驚きの連続でした。さらには子細で,実にきめ細やかです。聞いていてよく見ているなあと感心しきりです。これは,全国でも希に見るほどの誇りです。本学部学生が3年生の教育実習のときでさえ,代表学生による研究授業の検討会のときに善し悪しを子どもたちの姿で語ります。

学部生の子どもたちの姿を語る視点はそれぞれですが,

 そのレベルは満更でもないから驚かされます。いつだれがどうやって教えてあげるのでしょうか。そうやって育った学生が,長野県の学校現場に行くのですから,新採用の時から,子どもたちの姿で語ることが当たり前なのでしょう。返す返す舌を巻きます。今日,それを改めて感じました。長野県の教育の素晴らしさです。

2018-10-08   算数の教材は

[] 06:39    算数の教材は - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    算数の教材は - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

ある小学校で算数の授業を見る機会がありました。

 どうやって三角形を書いたらいいの?と黒板に書いてあります。子どもたちは一人一人がA2サイズくらいの方眼の厚紙を持っていて,それに定規を使って自由に三角形をたくさん書いていました。三角形を書くためには,3つの辺と3つの頂点と3つの角が必要であると解釈できる説明が黒板に残されていましたから,子どもたちはそれを基にして自分のこだわりを持って自由に書いているのではないかと推測できる展開です。

授業者の示した三角形を

 正確に再現しようとして工夫している子もいれば,自分のイメージに沿って書いている子もいます。後者の場合,○○くんの家だと主張しながら書き進めます。前者の子どもたちは,この授業での文脈にしたがって三角形を再現するにはどうやって書けば良いかを考えているものと思われます。後者の子どもたちは,実生活に現れる文脈に結びつけながら素敵なニュー・ハウスを作ろうと書き進めているものと思われます。とても楽しい算数の授業です。昔,こんな授業を受けていたら...と思ってしまいます。

我々はそれぞれの文脈に従いながら,

 自らの学びを進めています。子どもたちには子どもたちの文脈があって,その文脈に従って実に多様な学びが現れます。なるほどそんな文脈もあったのかと,見ていてほほえましくなるほどです。先日視察に訪れた国で窓際にツルの折り紙を見つけたときのことです。他国での折り紙が珍しかったので話題にしたところ,案内してくださった大学教授はツルの折り紙は算数で使うのだと教えてくれました。なるほど,たしかにツルは三角形が多数現れますから。日本では折り鶴は間違いなく図画工作でしょう。芸術性や道徳性を高めようとして扱われる機会がほとんどです。我々は文脈に依存しながら学んでいることを改めて思い知らされます。

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