信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは毎週月曜日18:00-19:30に行っています(次回は10月2日から再開します)。
研究室の『学び合い』ライブ出前授業もOKです。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

明日から使える『学び合い』の達人技術
はじめての人のためのアクティブ・ラーニングへの近道

2017-09-25   11分の砂時計と7分の砂時計で15分を測る

[][][][] 06:59    11分の砂時計と7分の砂時計で15分を測る - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    11分の砂時計と7分の砂時計で15分を測る - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

土曜日の中信の会で話題になった

 砂時計の体験授業の課題は,一昨年の第9回『学び合い』長野セミナーで実践したゼミ生の小学校第6学年の算数「全員が,11分と7分を測ることができる砂時計を1つずつ使って,15分を測る方法を聞き手に納得してもらえるように,自分の言葉で説明することが出来る。」です。一読すると,11分と7分なので,その差が4分であることから,それと11分を足して15分になるということが直感的に分かります。だいたい,このような類いの問題は和か差を利用して考えるので,誰でも”分かったつもり”には,すぐになれます。ところが,「じゃあ,どうやって測るんですか?」と問われると,答えを見つけ出すまでに時間を要します。そのプロセスには,考え,表現し,判断する行為は欠かせません。自ら意図しようがしまいが,3つの力を知らず知らずのうちに総動員して使わざるを得ません。課題を聞けば,誰でも”分かったつもり”にはなりますが,”本当によく分かる”ためには自分で考え,表現し,判断しないとダメな好例です。

15分の時間を測る方法はいくつかありますが,

 最初から計測する方法と,途中から計測する方法をそれぞれ一つずつ示します。さあ,それではみなさん,一緒に自ら考え,表現し,判断してみましょう。

<最初から計測する方法>(十分に考え,自分で表現し判断してみないと分かりづらいです)

1)11分の砂時計と7分の砂時計を同時に計測し始める。15分の計測スタート。

2)7分の砂時計が終わった時点で,7分の砂時計をもう一度ひっくり返して計測を始める。

3)11分の砂時計が終わった時点で,7分の砂時計をもう一度ひっくり返して計測を始める。

4)7分の砂時計が終わって時点で,15分の計測が終了。

5)1)の11分の砂時計で11分を計測し,続けて3)の7分の砂時計で4分を計測するので,最初から測ってちょうど15分となる。

<途中から計測する方法>(少し考えると分かります)

1)11分の砂時計と7分の砂時計を同時に計測し始める。

2)7分の砂時計が終わった時点から,15分の計測をスタートする。

3)11分の砂時計が終わった時点で,11分の砂時計をもう一度ひっくり返して計測を始める。

4)11分の砂時計が終わった時点で,15分の計測が終了。

5)2)の時点から11分の砂時計で4分を計測し,続けて3)の11分の砂時計で11分を計測するので,2)の7分の砂時計が終わった時点から測ってちょうど15分となる。

これをゼミ生が

 自分たちで考え,表現し,判断して行動を起こしたのですから,立派なものです。思考力・表現力・判断力育成課題の伝説のバイブルになりつつあります。自慢のゼミ生です。みなさんも『学び合い』の考え方の導入ゲームの一つにどうぞ。『学び合い』の考え方による授業は,”分かったつもり”から,”本当によく分かる”を引き出すマジックを持っています。そのプロセスに思考力・表現力・判断力が必然的に育ってしまうのです。教師が”分かったつもり”から,”本当によく分かる”にさせようとせずとも,子どもたち自身が自分で”分かったつもり”から,”本当によく分かる”にするのですから,当たり前といえば当たり前です。

2017-09-15   今回もセールス・ポイントは3つ

[] 06:50    今回もセールス・ポイントは3つ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    今回もセールス・ポイントは3つ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

10月21日(土)に,

 第11回『学び合い』長野セミナーをW101で開催します。学部ホーム・ページにも載りました(http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/event/2017/09/1269920.html)。県内すべての高校宛に案内を出しましたし,市内のすべての小中高にも案内を配付しました。以前には,県内すべての小中学校宛に案内を出していましたが,今は市内のみです。前回は,会場トラブルによって参加者のみなさまにご迷惑をかけてしまいしたが,今回は前回の反省を基に改善を図りたいと思っています。長野セミナーに参加してくれた高校生が本学部を選んでくれたこともあり,大変有り難いです。今回もセールス・ポイントは3つ。講演と体験授業,そして今年のスペシャルな特徴はALでCMに取り組んでいる県内K学校のこれまでの歩みを語ってもらう点です。県内の小中高の先生方に広く知っていただき,共感してもらえるようにこれからも力を尽くしたいと思うところです。

2017-09-14   掲載可

[] 07:35    掲載可 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    掲載可 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学会誌の査読を経て

 掲載可の返事をもらうことは嬉しいことです。単著の論文を書いているときもそうですが,学生の書いた論文が共著として査読を通ることも,共同研究者として共に歩んできただけに嬉しいことです。自分の論文よりも嬉しいことが多くあります。的を得てはいますが我々にとってはなかなか厳しいと感じる指摘の査読結果に対して修正を加えたり自分にない発想,着想で仕上げたりした論文なら共同研究者として嬉しさは倍増します。それも一度不可になって,査読結果を受けて再調査,再分析を加えて修正した後でのことなら尚更です。苦難は多いですが,独りよがりにならず,共同研究とは言え二人だけの議論に終わらず,客観的な視点から批評してもらって,より良い中身に仕上げていくことのできるレフリー制度のある投稿は大切なことであると改めて思うところです。このたび,1報が通りました。かみしめる喜びは我々だけのものなのかもしれません。それは,まだ掲載可に至らない次の論文修正への意欲に繋がります。

2017-09-13   第11回『学び合い』長野セミナー

[] 07:12    第11回『学び合い』長野セミナー - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    第11回『学び合い』長野セミナー - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

11回『学び合い』長野セミナー-アクティブ・ラーニングをカリキュラム・マネジメントで-のご案内

1 主催  信州大学教育学部三崎研究室

2 後援  長野県教育委員会,公益社団法人信濃教育会,長野市教育委員会,臨床教科教育学会,信州大学教育学部

3 日時  2017年10月21日(土)13時00分~16時30分

4 会場  信州大学教育学部N101講義室(〒380-8544 長野市大字西長野6-ロ)

5 日程

13時00分~14時30分 西川純氏(上越教育大学教授)による講演

14時30分~14時40分 休憩

14時40分~15時30分 『学び合い』によるアクティブ・ラーニング授業の体験

15時40分~16時10分 『学び合い』によるアクティブ・ラーニング授業を実践している先生による発表

16時10分~16時30分 講演者,実践者と語るアクティブ・ラーニングへの近道のフリー・トーク

16時30分 閉会

6 参加費 一般2,000円,大学院生1,000円(大学生・小中高生・保護者無料)

   当日受付で集金いたします。おつりのいらないようご準備ください。※当日参加も大歓迎! 遅れて参加,早帰りもOK!

7 申し込み方法

こくちーず(http://kokucheese.com/event/index/472281/)からお申し込みください。(事務局に直接メールをくださってもかまいません)

8 問い合わせ先

11回『学び合い』長野セミナー事務局 信州大学教育学部三崎研究室 代表 三崎隆

Eメールアドレス  misaki(atmark)shinshu-u.ac.jp

TEL. 026-238-4011(教育学部代表)

bbcsuzukibbcsuzuki2017/09/13 20:16OB1989先生、さきほど申し込みました。宜しくお願いします。

OB1989OB19892017/09/15 06:54bbcsuzukiさん,コメントありがとうございます。申込ありがとうございます。またお会いできて嬉しいです。楽しみにしています。

2017-09-01   印象的

[] 04:55    印象的 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    印象的 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

日本科学教育学会の今回の全国大会のテーマは,

 「科学的に考える資質・能力を育成するアクティブ・ラーニング」です。数多くの発表から伝わってくる教育研究成果が今後の科学教育を支えていくことを示唆しているところです。今回,特に印象的であったことは,STEM教育,E-STEM教育,STEAM教育や理科と数学の連携,理科・数学・技術の協働の関連の発表が多く見られた点です。先般の日本理科教育学会では主体的・対話的で深い学びに関するものが多く見られたこととは対照的であるように見受けられます。社会的状況に埋め込まれた科学教育や市民とともに歩む科学教育等の側面が色濃く表れます。その学会の立ち位置や担うものを推察できて興味深く思うところです。来年度の第42回年会は平成30年8月17日(金)~19日(日)に信州大学教育学部で開催です。大勢の皆様のご参加をお待ちしています。

5gatu