信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
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明日から使える『学び合い』の達人技術
はじめての人のためのアクティブ・ラーニングへの近道

2017-11-21   ジグソー法

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昨日は学部科目の

 校外学習で指導法の一つとしてジグソー法による授業を参観させてもらいました。ホーム・グループとエキスパート・グループに分かれてまさにジグソー・パズルのごとく問題解決に向かう子どもたちの様子を見ることのできた学生たちは貴重な経験を積むことができました。主体的対話的に学んでいた子どもたちがとても印象的でした。ジグソー法は実践場面が限られ,準備にも労力を要するところがあり,実践の機会が限定されますため,貴重な機会です。関係の皆様に感謝します。

2017-11-17   リフレクション

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昨日は教職大学院の日。

 授業実践に当たって,目標→学習はできます。これまでもよくやられてきたことです。しかし,目標→学習→評価となるとどうでしょう。ここで言う評価は目標に対する評価なので,目標を達成したのかどうかを評価することになります。これとは別にもう一つ評価があります。授業実践に当たって,その授業実践が効果的であったのかなかったのかに関する評価です。高等教育では授業評価と称されることもあります。教職大学院ですから,目の前にいる子どもたちの目標→学習→評価に見られる一連の言動の有り様から,その授業実践の善し悪しを評価します。さて,どうやって評価したら良いのでしょうか。いざ実際に評価してみようとするとなかなか難しいことに気がつきます。日頃やっていないとしたら尚更です。客観的に蓋然性を高めようとすればするほど,難しさが増すように初めての人には思えます。授業実践が終わってから,あのときにやっとけば良かったと思うこともしばしば。効果があったのかなかったのか,それはなぜかつまりどの手立てが原因となるものなのかを分析しようとすると手を焼きます。課題の見えてくるリフレクションです。

2017-10-27   教科等の総合化

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昨日は教職大学院の日。

 院生のテーマを具現化させた授業を公開できる日がまもなくです。11月17日(金)に7人が公開します。昨日はその授業についての高度実験研究のリフレクションをたっぷりです。今回の公開は,従来のコンテンツ・ベースの教科教育からコンピテンシー・ベースの教科教育への転換を披露できそうです。それも,中学校は教科等の総合化が図られますから,特に理科の場合,単独での従来の理科というよりも,数学・理科・技術による’新’理科のお披露目です。発想の転換が必要かもしれません。乞うご期待。

2017-10-19   異学年リフレクション

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本学部水曜日午後は

 臨床経験科目群の設定されている日です。今,2年次生,3年次生,4年次生がそれぞれ臨床実習のリフレクションを進めています。2年次生の臨床実習のリフレクションのときには先輩の3年次生がメンターとして加わります。3年次生の教育実習のリフレクションの時には先輩の4年次生がメンターとして加わります。一方で,3年次生の教育実習のリフレクションの時には2年次生が先輩の様子を参考に参観に訪れます。4年次生のリフレクションのときには2年次生と3年次生が先輩の姿を見に参観にやってきます。そこには,異学年での学修が展開することになるのです。

昨日は3年次生の

 教育実習のリフレクションの日。そこには4年次生がメンターとして来ていますし,2年次生が先輩の姿を参考にするために参加しています。異学年リフレクションです。彼らは彼らなりに自分たちでリフレクションのテーマを決めます。彼らの決めたテーマは,特別な支援を要する子どものいるクラスでの指導,国語の導入での興味・関心の持たせ方の工夫の在り方,そして清掃に取り組ませる工夫の在り方です。こちらが何も言わなくても,当然のごとく中身の濃い展開がなされます。さすがです。3年次生の一つのグループに入って彼らの会話に耳を傾けると,教育実習での生々しい様子が聞こえてきます。そうだったのか,そんなこともあったのか,えーっと思うことまで,彼らの苦労が伝わってきますし,我々自身も考えさせられる学校現場の実態が見えてきます。実力派の理科教育コース3年次生です。

4年次生からは,

 後輩たちに対してメンターとしてのメッセージが届きます。松小,松中,長小,長中での自分たちの経験を基に,なるほどと思わせてくれる心に響く言葉が並びます。事情が分からず参加していたら,これは教職大学院か?と思い違いをするほど,学校の明日の臨床現場で即時活用できるような具体的でかつ有用的な内容が語られます。身の引き締まる思いがしますし,彼らがそこまで考えていることには驚きを持ってしまいます。来年4月からは学校現場で立派にやっていけると確信させてもらえる4年次生には感嘆せざるを得ないものです。3年次生が実力派なら,彼らはその上を行く超実力派と言っても良いくらいです。

2017-10-14   ハムにキュウイ・フルーツを

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一昨日は教職大学院の日。

 今週は拠点校で公開授業です。その拠点校の理科準備室で別の拠点校の院生と来週公開する授業の相談をしています。私「来週の授業はどんな構想ですか」院生「ハムにキュウイ・フルーツを乗せて」私「どうなるの?」院生「どろどろになります」私「タンパク質がアミノ酸になるんですか?」院生「はい」私「タンパク質がアミノ酸になったという証拠はあるんですか?」院生「どろどろになるところを見せたいと思います」私「どろどろになるのがアミノ酸の証拠なんですか?」私「ハムってタンパク質だけなの?脂肪は含まれていない?」院生「あると思います」私「アミノ酸は含まれていませんか?」院生「保存料などに入っているかもしれません」私「もし保存料かなにかにアミノ酸が含まれているとしたら,たとえどろどろになったとしても最初からアミノ酸が入っているんだから,タンパク質がアミノ酸に変わったかどうかは分からないんじゃないの?脂肪が含まれているとしたら,脂肪が変化したものじゃないっていう証拠はあるの?そう考えると,ハムでもタンパク質だけのハムが良いよね」と続きます。院生との授業づくりの会話は有意義です。

そこに一昨日お邪魔した拠点校の院生が

 来ます。その院生に尋ねます。私「ねえ,アミノ酸ってどうやって検出するんですか?」院生「ニンヒドリン反応で見れるようです」私「それいいねえ」院生「かつお節にペプシンの消化液をかけるととけます。入試にもでます。」私「かつお節はタンパク質だけ?」院生「はい」私「ハムよりそっちの方がいい」。家庭科でも話題になるようで教科横断型カリキュラムに発展しそうで,もうカリキュラム・マネジメントの世界が広がります。そんな院生たちとの尽きない会話がまた楽しい。

もう一度,先の院生と話します。

 私「どうして唾液をやらないんですか?」院生「大学院に来たので普段できないことをやってみたいと思います」。この院生の素晴らしい点は,ボジティブ思考で旺盛なチャレンジ精神の持ち主,粘り強く工夫しようとする決断力と繰り返し実践できる実行力,そしてそこまでやるのかと目を見張る行動力があるところです。初任1校目のバリバリ若手ですが見事なものです。現職をここまで変える教職大学院って,実に良いものです。

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