信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは毎週月曜日18:00-19:30に行っています(次回は4月9日からです)。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2018-01-30   有終の美

[] 07:21    有終の美 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    有終の美 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

昨日は全体ゼミ。

 本年度最後のディスカッションとなりました。B4のみなさんの卒論発表会のリハーサル,B3のみなさんの卒論構想発表,1年間のリフレクション,来年度の全体ゼミの運営計画そして新ゼミ長選出等々,盛りだくさんでした。私たちの全体ゼミは,企画,運営,評価改善をすべてゼミ生が行います。指導教員が話すのは,4月のいちばん最初の全体ゼミで目標を語るくらいのものです。学校訪問等の連絡はしますが,それ以外はほとんど語りません。

どこのゼミも同じだと思いますが,

 1年間の成果はB4のゼミ長はじめゼミ生の尽力の賜です。来年度の新ゼミ長も自分たちで決め,有終の美を飾りました。B4のみなさんの「この研究室で良かった」とか「教育のことは全体ゼミで学べた」という言葉が嬉しいことです。1年間,全体ゼミに参加してくれた県内現職のみなさん,どうもありがとうございました。

次回は4月9日(月)の18:00-19:30から,

 新ゼミ長の下,組織体制を刷新して新たに始まります。新2年生が大勢来てくれることを楽しみに待つことにします。

2018-01-28   『学び合い』が学力下位層を変える

[][] 07:11    『学び合い』が学力下位層を変える - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    『学び合い』が学力下位層を変える - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

一定の人数のいる集団に

 何かを教えるときにどの層準をターゲットに教えているでしょうか。上位層でしょうか,中位層でしょうか,それとも下位層でしょうか。上位層は教えようとする内容がよく分かっている人たちをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。中位層はある程度分かっている人たち,下位層はよく分かっていない初めての人たちでしょうか。若い頃,真ん中の人たちに分かってもらえるように教えるようにしなさいと先輩の先生方に教えてもらったものです。正規分布を前提にすれば,その層準がもっとも人数が多いことに依るからでしょうか。

一にも二にも

 学力下位層をターゲットにして彼らの分からなさを何とかしようと教育研究を進めている人がいます。教科の授業の単位時間の目標を,全員が達成するためには彼らにも頑張ってもらわなければなりません。しかし,やってみるとなかなかやっかいだということが分かるようになります。いろいろやってみても成果が出ないからです。ところが,『学び合い』の考え方による授業でやってみると変容が見られるのです。彼にとっては当たり前ですが,初めての人にとっては不思議なことのようです。

彼にとって当たり前のことを

 初めての人たちに伝えたいと思ったようです。そこで,彼らの力が伸びたということを万人に納得してもらえるように説明を始めますが,なかなか伝わりませんし納得してもらえるハードルが高いことを思い知らされます。しかし,彼は粘り腰が強いのか決して諦めず一歩ずつでも前に進んでいく強い意志と実行力が素晴らしく際立っています。『学び合い』だけが学力下位層を伸ばすことができるのだということを万人に伝えたい。その一心です。

2018-01-24   幸せとは

[] 05:48    幸せとは - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    幸せとは - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

目的地に行くときは

 極度の不安と緊張に襲われます。何をどうお願いしたらいいのか初めてで分からないからです。もし何か聞かれたらなんて答えようか,断られたらどうしようか,などと思い巡らします。帰ってくるときは,安堵と充実感に満たされやる気が一気呵成に高まります。この学校にお願いして良かった,快く受け入れてもらえて良かった,何でも言ってくださいといってもらってほっとしたなどと心満たされます。校長先生に卒論調査の挨拶に行ってきたB3のみなさんの正直な心境でしょう。ずっと一緒にいて苦労を共にするとなんとなく伝わってくるから不思議です。幸せとは,分かりやすく換言させてもらえば,一緒に考え一緒に目標に向かってくれる仲間がいることではないかと思ってしまいます。特に,不安と悩みがあり極度に緊張しているとき,あるいはどうしたらいいか全く見通せないとき,ひどく落ち込んでいるとき,だからこそ。うれしさもつかの間,卒論は次の段階に入ります。

2018-01-23   卒論テーマは自分で決める

[] 06:28    卒論テーマは自分で決める - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    卒論テーマは自分で決める - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

私たちの研究室では,

 卒論のテーマはゼミ生が自分で決めます。決めるリミットはちょうどこの時期です。B3の彼らにとって大学講義のない2月~3月にかけて学校現場に行ってデータを取ってくることに依ります。B3の彼らは卒論テーマを決めるために,自分で考え,判断し,行動を起こすのです。何度も書いてきたことですが,指導教員が決めることはありません。物事を成し遂げるときに自分で考え,判断し,行動を起こすことが20年後の自分の幸せにとって欠かすことのできないものだからです。指導教員はゼミ生に対して,自分で決められなければどうなるかを分かりやすく諭すだけです。最終的には自分で決めます。

先日,奇遇にも,

 ある研究室のゼミ生のみなさんから同じ話を聞きました。彼らも自分で卒論のテーマを決めるのだと。指導教員が決めることはないとのこと。彼らも,卒論テーマを決めるために,自分で考え,判断し,行動を起こすのかと共感しました。ただ,指導教員のアプローチの仕方が若干異なっているようです。彼らの研究室では,どうしてもテーマを決められないと申し出た複数の彼らに対して,指導教員は情けないと嘆き悲しみ涙を流すそうです。彼らの指導教員に愛があるからです。それを見た彼らも最終的には自分で決めたそうです。アプローチは違えど20年後を生きる彼らの幸せを思う気持ちは一緒です。

2018-01-22   GOサイン

[] 07:17    GOサイン - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    GOサイン - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

B3のみなさんの卒業研究の

 方向が決まりました。GOサインです。柵を跳び越えた感があり,彼らが一皮むけたことが目出度いことです。調査を引き受けてくれる学校から協力してもらえることとなり,今週,挨拶に行く予定です。『学び合い』をやっていてボイス・レコーダがOKで近距離で,さらにあれもこれも...と今回は欲張りです。お引き受けくださる学校には心から感謝です。

それにしても,B3のみなさんが

 ようやく長い船旅に一人で出ようとしてこぎ出したことを心から祝いたい。人を育てるこの嬉しさは,関わっている人間それも悩みを聞いて苦労を共にしそれを一緒に乗り越えようとしている人間にしか分からないことでしょう。B4のみなさんが卒業研究という船出の旅を終えようとすると,B3のみなさんが船出します。嬉しい季節です。来週の全体ゼミでお披露目です。

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