信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは2019年度から毎週月曜日18:30-19:30に行っています。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2019-08-19   いつどこから始めたらいいか

[] 07:03    いつどこから始めたらいいか - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    いつどこから始めたらいいか - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

私たちの研究室では,

 『学び合い』ライブ出前授業を実施しています。学校現場の現職のみなさんあるいは学校の希望する校種,学年,教科・領域,単元,内容,クラスにすべてお応えして実施しています。決して,こちらから一方的に校種,学年,教科・領域,単元,内容を選り好みして行っているものではありません。お応えできない校種,学年,教科・領域,単元,内容,クラスはありません。

いかなるご要望にもお応えしています。

 これまで先方のご要望をお断りしたことは一度もありません。あきらかに無理だろうと思えるご要望であったとしても,お断りしません。みなさんが思い描いていることがらが現実的に実現が難しいことを,その場でみなさん自身の目で実際にしっかり確認してもらいたいためです。「先生にお任せします」と言われたとしても,やんわりとお断りしながら,『学び合い』ライブ出前授業の趣旨と目的と意義を語ります。その過程を通して,『学び合い』の考え方に触れていただきながら,その経験を今後に生かしていってほしいからです。

私たちのすすめている

 『学び合い』ライブ出前授業は,不可能な校種,学年,教科・領域,単元,内容,クラスはありません。つまり,だれでもどの校種でも,どの学年でも,どの教科・領域でも,どんな単元でも,どんな内容でも,どんなクラスでも,先生方が避けたいクラスであっても実践が可能なのです。そのことを,その場で先生方自身の目でしっかり確かめてほしいのです。ですから,『学び合い』の考え方は,どの単元がいいですか?という質問はなじみません。

いつどこから始めたらいいか?

 というお尋ねもなじみません。だれでもいつでもどの校種,どの学年,どの教科・領域,どの単元,どの内容,どのクラスからでも始められるからです。『学び合い』が考え方だからです。さあ,2学期から始めてみませんか?

2019-08-18   何がきっかけか

[] 06:53    何がきっかけか - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    何がきっかけか - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の考え方で

 授業を始めようとする場合,そのきっかけは何でしょうか?ケース・バイ・ケースで様々でしょう。ご自身に依る場合もあるでしょうし,所属長による場合もあるでしょう。子どもたちの実態による場合もあるでしょうし,周囲の期待による場合もあるでしょう。しかし,いずれの場合であっても,自分自身である程度納得して取り組まない限り,なかなか結果を出すには至らないようです。

現象論的には,

 同じように見えても,子どもたちに『学び合い』の考え方が伝わっているかどうかは,現象論的に判断することはなかなか難しいことです。子どもたちが本当に自分で考えて判断し,行動を起こしたことによって成果が上がっているのかどうか慎重に見極めなければなりません。形だけなぞって,形だけ全員が目標達成し,形だけ繕っているようでは結果を出すまでの道のりは遠いようです。

2019-08-17   何から語り始めるか

[] 06:32    何から語り始めるか - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    何から語り始めるか - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の考え方で

 授業を始めようとする場合,何から語り始めるでしょうか?どうやるかから語るでしょうか,それとも何のためにやるかから語るでしょうか?前者は手段,後者は目的です。実証したことではありませんので,推測でしかありませんが,おそらく,前者から語り始めたら,最初の何週間ないしは最初の何回かはそれなりにうまくいくことでしょう。手段から入るのですから,現象論的にはうまくいっているのかうまくいっていないのか見分けが付かないからです。

初心者から中級者へと

 ステップ・アップできるころになると悩ましく思える事柄が増えてきて,尋ねる機会を持つことになるのではないかと思われます。子どもたちにとっては,手段として形だけをなぞっているにすぎないので,どうしてもさせられている感覚が抜けないからであろうと推察できます。先生は何もしてくれないので,傍目には投げ出しているようにも見えてきます。『学び合い』の考え方をあきらめることになるように思えて仕方がありません。『学び合い』が考え方であるだけに,後者から語り始めることが大切です。

2019-08-15   認める授業

[] 20:00    認める授業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    認める授業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の考え方は,

 トライ・アンド・エラーを学校教育の教科の授業の中で認めます。さあ,どうぞが出たら指示はありません。存在するのは,「○○していいんだよ」のみです。選択権は学ぶ側,子どもたちにあります。○○していいんだよ,ということは○○しなくてもいいんだよ,です。してもしなくてもいいんだよ,ですから,するかしないかは子どもたちが考え,判断します。その上で行動を起こします。

はじめてのことに

 挑戦するわけですから,当たり前のようにトライ・アンド・エラーを起こします。「先生,どうしたらいいんですか?」とくるでしょうが「先生にはきめられないなあ。自分たちで考えていいんだよ」です。トライ・アンド・エラーを起こします。何が最善なのかを子どもたちが考え,判断し,また行動を起こします。その繰り返しです。その繰り返しを通して,彼らは折り合いの付け方を身に付けます。回り道のように見えますが,実はそれが彼らの成長の鍵を握るいちばんの近道なのです。

学び合い』の考え方は,

 教科の授業の中で,トライ・アンド・エラーを認めながら,集団の中での子どもたちの成長を見守る授業です。

2019-08-14   指示

[] 07:55    指示 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    指示 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

誰しもはじめての

 ことに挑戦する場合,何をしていいか分からないのは当たり前のことです。誰か,そう経験豊富な人に明確に指示されなければ先に進めないことは自明です。はじめてのことに挑戦しようとする場合には,その人のそれまでの数々の経験の中で,挑戦するはじめてのことに汎用的に活用できそうなことを探して当てはめようとします。最善な方法がダメなら次の方法を模索します。それが,トライ・アンド・エラーです。我々は,多かれ少なかれ,あらゆる場面において,そのトライ・アンド・エラーを繰り返しながら,様々な経験を得て成長しています。

そのトライ・アンド・エラーを

 認めるか認めないか,極端なのであればどの程度認めるか,が成長の鍵を握ります。トライ・アンド・エラーも自分事として行われなければ意味を持ちません。トライ・アンド・エラーを認めないないしは認める領域が極めて狭い場合に生じるのが,指示による展開でしょう。特に,限られた時間の中で学びの成果を上げることが求められる学校教育の1単位時間の授業においては,強く表れるものと考えられます。経験豊富な人=教師によって数々の指示が出され,その指示に従いながら授業が進みます。指示に従えば効率的に授業が展開はしますが,受ける側はその指示を待つことになるだけです。

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