信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは毎週月曜日18:00-19:30に行っています。
研究室の『学び合い』ライブ出前授業もOKです。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

明日から使える『学び合い』の達人技術
はじめての人のためのアクティブ・ラーニングへの近道

2017-11-16   これが異学年『学び合い』だ

[] 06:49    これが異学年『学び合い』だ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    これが異学年『学び合い』だ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

軽井沢中学校に行ってきました。

 3つの学年の生徒の皆さんによる異学年『学び合い』の授業の素晴らしさをこの目で見てきたところです。校長先生はじめ,関係の皆様に感謝します。見る価値のある見事な実践でした。一つ目,一人も見捨てられていない点で,目標達成していない生徒を誰もが分け隔てなくアプローチしている,二つ目,上学年の生徒の皆さんの心穏やかな下学年への関わりによるごちゃごちゃ,どの子が1年生か2年生か3年生か分からない,そして3つめ,自分の目標達成に満足せず全員の目標達成を全員が目指している,それは考え方を十分に享受している証拠です。これだけの素晴らしさを目の当たりにするとお薦めです。

折り合いを付けるという

 行為は,何も誰かとしゃべることだけではありません。あそこにいる上学年ないしは下学年の人たちやこっちのかれらや向こうのかれらの動きを見て,語られている内容を遠巻きに聞いて,その様態から自らのそこまでの言動の善し悪しを判断するとともに,今何をしなければならないのか,今何を語りどのように動かなければならないのかを考え新たな行動を検討します。『学び合い』の特徴的な良さです。この学校は,トライ・アンド・エラーのその初期段階を終えて次にステップアップしているように思えてなりません。考え方の共有が見事だからの成果と言えます。

集まったこの地区の

 理科の現職の切れ味もなかなかです。どこをどれだけ見たらよいのかをちゃんと知っていて,どの生徒がどの生徒に何をどうやって語っているのか,それはなぜなのかを検討会で当たり前のように披露するのですから,頭が下がります。それに当然のごとく,応えている3人の授業者も立派なものです。どうも順番にやっていると思われる,授業冒頭の語りは聞かせたい,どの子が何年生かが分かるのかを見ている人間に聞いてみたい,リフレクションをまねさせたい,と欲ばかりあって大変です。先輩がやっていただけに,どうしてもゼミ生に見せたいいや見せなければならないので,時間とってね,ゼミ長へのお願いです。これが異学年『学び合い』だ,だからです。

2017-11-15   商品を買うとき

[] 06:38    商品を買うとき - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    商品を買うとき - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

店で商品を買うときは

 買いたい商品を手に持ってレジに行きます。買いたいものと売るものとが間違いなく一致しています。最近はWebでの購入も一般的になってきましたが,買いたい商品を自分でカゴに入れるので,買いたいものと売るものを間違えることはありません。万が一間違ったら,キャンセルできます。ところが,口頭で買いたいものを伝えて買ってきてもらったり持ってきてもらったりする場合は難しいです。伝えたいことが伝わらないことがあります。頼んだ相手がその場でメモして,買いたいものを繰り返してくれれば間違いは減ります。減りますがなくなることはないようです。最近,それが続きました。

授業でも同じことが起こります。

 伝えたと思っても相手に伝わったかどうかは定かではありません。伝えたを’教えた’と言い換えてもかまいません。伝えた,教えたと思っているのは伝えた側,教えた側です。間違いなく伝わる,教えられることもありますが,そうでないことも往々にしてあります。立て続けに,そのようなことを経験すると,いったい教えるという行為はどういうことなのかを考えさせられます。これまでの実証データから間違いなく言えることは,教えるということは教える側がしゃべったり黒板に書いたりすることではないことです。

2017-11-14   理科の異学年『学び合い』が公開

[] 06:58    理科の異学年『学び合い』が公開 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    理科の異学年『学び合い』が公開 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

明日,長野県軽井沢町立軽井沢中学校で

 小北地区学校職員会理科教科会があり,理科の異学年『学び合い』が公開されます。公開されるとは言っても,全国一般にアナウンスされているものではないので,小北地区(小諸市,北佐久郡)の理科担当教員に対する公開です。しかし,その意義は大きいです。第1学年「身のまわりの物質」1クラス,第2学年「天気とその変化」1クラス,第3学年「地球と宇宙」1クラスの異学年『学び合い』なのですから。小学校での異学年『学び合い』や小規模校での同一目標による異学年『学び合い』はあるでしょうが,中学校で異なる目標設定による全学年での異学年『学び合い』はなかなか実践されるものではありませんし,まして公開など実現へのハードルが高すぎます。佐賀市立城北中学校が校内公開して以来で,一般公開となると初めての試みかもしれません。

改めて申し上げると,

 『学び合い』とは,『学び合い』の考え方に基づいた教育活動の総称です。『学び合い』の考え方とは,学習者の有能性を認める学習者観と,同僚として共に学ぶ良さを折り合いを付けながら修得する学校観です。『学び合い』の考え方に基づいた教育活動は,前述の学習観と学校観を指導者ないしは授業者・学習者が全員で共有して行われる一人も見捨てない教育です。

異学年『学び合い』は,

 異学年集団が同一空間,同一時間で行う『学び合い』の考え方に基づいた教育活動の総称です。活動目標が同一であるかどうかは問うていません。異なる学年の異なる学校知,日常知,経験知を持つ学習者同士が同じ空間で,それぞれの目標の全員達成に向けて取り組む教育活動と言えます。

当該校は,

 小規模校ではありません。学年4クラスの全校生徒数400名からの学校です。今回の異学年『学び合い』は,総生徒数101名による蒼々たる異学年『学び合い』です。長野セミナーのときに,その一端を披露してもらいましたが,実に見事です。小北地区の理科教員のみなさんにとっては,カリキュラム・マネジメントの第一歩を踏み出す貴重な機会となることでしょう。楽しみです。

2017-11-13   カウントダウンが始まる

[] 06:46    カウントダウンが始まる - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    カウントダウンが始まる - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

B4のみなさんの

 卒業研究が進んでいます。毎週の個人ゼミに持ち込まれる分析結果だけでしか判断できませんが,一見して順調のように見えます。18日(土)には上越教育大学での日本理科教育学会北陸支部大会でいよいよ発表デビューです。発表用パワーポイントの作成に余念がなく,次回全体ゼミで下級生に対して初披露する予定です。私「(B3,B2のみなさん,先輩の発表を)聞いてみたい?」B3「はい」B2「はい」というくらいですから,下学年のゼミ生のみなさんも楽しみにしています。先日,日本科学教育学会第4回研究会で発表する原稿を脱稿して事務局宛に送りました。この時点で,個人ゼミでは「あと8つだね」が合い言葉です。2月までにあと8つの仕事(3つの発表原稿と3つの発表用pptと卒論と投稿論文)が終わると卒業だという意味です。カウントダウンが始まると,もう卒業かと一抹の寂しさを感じる指導教員です。

2017-11-12   北陸二部会

[] 07:04    北陸二部会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    北陸二部会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

日本教育大学協会北陸地区会理科部門研究協議会

 という名称の会合があります。我々が北陸二部会と呼んでいる会合です。2年に一度,北陸地区の大学(新潟大学,上越教育大学,信州大学,富山大学,金沢大学,福井大学)の理科担当者が集まって情報交換するものです。今年度は信州大学が,12年に1回回ってくる会場校としての当番校となったものです。今回の話題は,再課程認定への取組,H33年度入試,教職大学院の教科専門,有識者会議への対応等々です。ざっくばらんの話し合いができ,貴重でかつ有意義な時間となる協議会とすることができ,喜んでいます。幹事はじめ関係のみなさまのご尽力とご協力に心から感謝します。

5gatu