信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
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詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2019-10-07   異学年学習

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異学年学習は,

 『学び合い』の考え方に基づいた授業実践によって成果を挙げることができることが数多く報告されています。異学年による学習が効果的であるということが証明されているわけです。しかし,従来から学校現場では,異学年学習と称さずとも,異学年による学習が行われてきています。いわゆる縦割りです。上学年のこどもたちが下学年の子どもたちと一緒に教育活動を行います。小学校における異学年での登校もそれに当たります。

先日行われた

 本学部附属長野中学校の学習発表会でのディスカッションも,縦割りによるものです。第3学年の生徒の皆さんが二人,第2学年の生徒の皆さんが二人,第1学年の生徒の皆さんが二人で6人1グループを構成します。兄弟学級とのことです。総数100グループができています。限られた時間の中ですべてのグループを見ることはできませんでしたが,私が見たグループではすべて第3学年の生徒の皆さんがイニシアチブを取って進められていました。見事なものです。

内容は,

 各学年で取り組んで来た総合的な学習の時間での経験から導き出された各人のテーマについてです。6人いますから,第3学年の生徒の皆さんのリードによって6回の議論が展開しています。ですから,必ず自分のテーマについて異学年の学習としてみんなで議論してもらえる機会と場が用意されていることになります。各学年の子どもたちによってよく考えられたテーマが選りすぐられていますし,第3学年のみなさんによる進行も選りすぐられています。

学び合い』の考え方とは言わないにもかかわらず,

 『学び合い』の考え方が彼らに享受されているかのごとく,異学年の学びの様態が随所に見られる点はヒドン・カリキュラムとしての評価も得られる素晴らしさです。第3学年の生徒の皆さんによる第2学年・第1学年の生徒への心配り,第2学年の生徒の皆さんによる第3学年の生徒の皆さんへの質問と第1学年の生徒の皆さんへの思いやり,そして第1学年の生徒のみなさんの第3学年・第2学年の生徒の皆さんへの積極的な働きかけが,その魅力を引き出しています。異学年による学びは,文化を創り出す原動力です。

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