信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは2019年度から毎週月曜日18:30-19:30に行っています。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2019-05-31   評議員会

[] 06:03    評議員会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    評議員会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

教大協北陸地区評議員会に

 臨みました。6大学が集まっての協議でしたが,教職大学院のこれからと人員減についての内容で貴重な情報交換ができました。中教審2部会も動き出しておりこの秋には新たな方向性が示されることが予想されます。厳しい状況の下でも知恵を絞ってより良い高等教育のあり方を目指して一歩ずつ前に進んでいかなければなりません。嬉しい一コマもあり,充実した時間となったことを有り難く思います。

2019-05-30   季節感

[] 06:38    季節感 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    季節感 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

その季節だけにしか

 観察できない事物やその季節にしか現れない現象があります。我々にその季節感を届けてくれる貴重な自然の事物・現象であると言えます。我々の食卓に上る食材も,自然の事物であることを考えれば,旬と称してその季節でしか味わうことのできないものに巡り会うことは貴重な機会であり有り難く思うところです。

この季節になると,

 理科免許取得を希望する学部学生の皆さんが種から植物を育てます。今,理科の学生の皆さんが主に学ぶ建物の入り口には,プラスチック容器に入ったヘチマ,カボチャ,トウモロコシ,ヒマワリの鉢が置かれています。発芽させて育てる実習に取り組んでいます。彼らの鉢をみるたびに,季節を感じます。

2019-05-29   難しい

[] 06:51    難しい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    難しい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

事実と考察を

 分けることはなかなか難しいものです。それは今に始まったことではなく,先人たちの苦労が推し量られるほどのものです。事実を考察と見誤ることはありませんが,考察を事実と間違えてしまうことはよくあることです。考察を事実と思い込んでしまって,それに基づいて行動を起こすことは過去の歴史にも数多く見られます。

科学的に考えた場合,

 事実はすべて数値で示されます。たとえば,10kgがそれに当たります。初等・中等教育段階ではすべてを数値で表すことが難しい事実も散見されます。しかし,数値で示されていない事実というのは疑ってかかった方が無難です。それは事実なのか,と。往々にして,数値でない表現の場合,そこには書き手や話し手の考察が入り込んでいます。事実と考察を見分けることはなかなか難しいのです。

2019-05-28   基礎企画

[] 06:20    基礎企画 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    基礎企画 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

昨日から学部4年生の

 2週間の教育実習が始まりました。例年ながら,B4のみなさんがいないので,全体ゼミは1回休みとなるのですが,本年度はフォーラムを控えているので,B3のみなさんにどうする?と聞いたところ「やります」との回答が返ってきました。そこで,昨晩はB3のみなさんとB2のみなさんだけによる全体ゼミが行われたところです。彼ら曰く,「フォーラムではB4の先輩が授業をするので,あまり迷惑をかけられないから僕たちでできることはやりたい」とのこと。19歳と20歳のゼミ生にしては立派なことだと感心します。

ゼミ生による基礎企画は,

 3コマ割り当ててもらっているので,昨日までにそれぞれの学年ごとに考えてきたアイディアを出し合ってわいわいがやがやです。最終的に,1次案として①学生による基礎講座~『学び合い』の歴史,『学び合い』の今までとこれから~,②学生による基礎講座~模擬授業で『学び合い』を知ろう~,③学生による基礎講座~『学び合い』って何?3つの考え方?~,になりました。いったい,誰がしゃべるんだろうと余計な心配をするのは私だけです。自慢のB3,B2です。

その後の事務局会議で

 披露されましたが,それを聞いた実行委員曰く,「我々も聞きたい」。それなら,「ベテランお断り」「実践者お断り」「関係者立ち入り禁止」の札を出そうとか,質問は受け付けない看板をつくろうとか,はじめての人のためのをつけないとだめかなあとか,わいわいがやがや楽しいあっという間の2時間半です。1日目のタイム・スケジュールと一次案内・二次案内のスケジュール調整そして昼食発注調整をして幕を閉じました。B4が聞いたら驚くかもしれません。

2019-05-27   なぜ

[] 05:59    なぜ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    なぜ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

算数・数学では,

 操作的に計算をして答えを出す方法を学ぶことがあります。1+1=2を思い出してもらえれば分かることと思います。1+1=2であることは学びますが,なぜ1+1が2になるのかは学んでいるのですがそれが主たる学びでないだけに,なぜなのかを説明することはなかなか難しいものです。分数のわり算もそうです。ひっくりかえしてかける操作的な方法は学びますが,なぜひっくりかえしてかけるのかを学ぶのですけど,忘れます。1+1がなぜ2になるのか説明できますか?なぜ,分数のわり算をひっくりかえしてかけるのか説明できますか?

先日参観した

 数学の授業では,マイナスをかけたりわったりすると不等号の向きが変わる内容の授業が展開していました。マイナスをかけたりわったりすると不等号の向きが変わるので計算はできますが,なぜマイナスをかけたりわったりすると不等号の向きが変わるのか説明できるでしょうか?ゼミ生と一緒に考えました。なかなか面白いです。

2019-05-26   悪口

[] 06:27    悪口 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    悪口 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

ある学校で

 真剣でも悪口はいけないんじゃないかという課題の下で展開している授業を参観する機会がありました。その授業の最後に,子どもたちが授業者の先生のところに行って,「注意されている側がどう思うかが大事だよね」と言っている声が聞こえてきます。子どもたちから教えてもらうことが数多くあり,学びの多い授業でした。

2019-05-25   畑

[] 06:36    畑 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    畑 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

ある学校で子どもたちが2人,

 じょうろをもって正門の方に歩いて行く姿に出会いました。どこに行くのか聞いてみたところ,畑に行くというのでついて行ってみました。詳しいことは書けませんが,低学年のその子どもたちは見事な足取りで軽やかに畑まで案内してくれた上,畑の今昔物語を語ってくれました。驚かさせることばかり。驚いてばかりいたら,そのクラスの子どもたちが大挙して押し寄せてくるではありませんか。担任の先生は一輪車を押しながら。なんと,山羊まで一緒にやってきます。まだ名前がついていないとか。子どもたちと一緒にわいわいがやがやしながら,楽しい一時を過ごします。

2019-05-24   見送り

[] 06:09    見送り - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    見送り - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

中学校の宿泊学習が

 ありました。生徒のみなさんが乗ったバスが出発するときに,グランドにいた2・3年生たちが動きを止めて,門のところまで走ってやってきて,みんなでその学年の生徒のみなさんのバスを見送って手を振ってくれている光景を見ることができました。感動します。おそらく,自分たちが先輩たちにそうやって見送ってもらった経験を基に,自分たちで考え判断して行動を決めたことに依るものと推測しています。その日は爽やかな一日を過ごすことができ,嬉しく思っています。その学校の文化を見た気がします。その文化を持つ生徒のみなさんを育てている先生方に敬意を表します。

2019-05-23   参観

[] 18:00    参観 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    参観 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今週,県内の

 高校に,ゼミ生全員を連れて『学び合い』の考え方を使ってされている授業を参観してきました。1年数学の不等号が変わるのはどんなときかという内容の授業です。ゼミ生全員を連れて行くだけの価値のある見応えのある見事な『学び合い』でした。『学び合い』の考え方による授業を初めて参観したB2のみなさんは「高校生が,本当に『学び合い』ができるのかという思って行きましたが,立ち歩いてやっていて素晴らしかったです」という感想を述べていたほどです。

はじめての人にとっては懐疑的でしょうが,

 実際に生の『学び合い』の考え方の授業を参観してみると納得するようです。テキストで学んでいるそのままの様子が目の前で展開していきますから。その高校は,ALの追い風もあって,当該学年5学級すべてにおいてALに取り組み始めたとか。機会をくださった校長先生はじめ関係各位に心から感謝します。

2019-05-22   また会いたい

[] 06:55    また会いたい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    また会いたい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』ライブ出前授業に

 行ってきました。とっても素敵な文化を持つ明るく挨拶の良いはきはきとした礼儀正しく朗らかで闊達でアット・ホームな素晴らしい子どもたちに会うことができ,幸せです。一緒に給食を食べさせてもらいましたが,楽しい話題に溢れていて一時も話題が途切れず笑顔になれるユーモア豊かで幸せにしてくれる子どもたちです。間違いなく,もう一度会いたいと思います。食事を一緒にすると,子どもたちの地が出るので文化が見えてくるのですが,こちらを引き込ませてくれる魅力的な文化に満ちているから,心満たされるとともに圧倒されます。

こんなに素敵な子どもたちなら,

 何度行っても良いです。みなさん,また会いましょう。そんな素敵な子どもたちなので,本番の授業では100%の目標達成です。おめでとう!①7分前にネーム・プレートが裏返って全員達成したことが可視化されたにもかかわらず彼ら自身の考えと判断と実行力で最後まであきらめずに一生懸命高みを目指して頑張っていた点(ちなみに私のネーム・プレートも作ってもらって仲間に入れてもらえて嬉しかったです),②ひとりぼっちになっている子どもたちが誰一人いなかった点,③何人ものお友だちに何回も説明し合っていた点,は実に見応えがあり,誇らしい姿です。特に①は201回目にして初めてです。日本一の子どもたちです。

オリエンテーションなど

 全く必要がないと思わせてくれる彼らは,オリエンテーションのときにも何人もこれでもかこれでもかと質問してきてこちらは汗だくです。こんなことも201回目にして初めて。4時間目の授業が終わると「給食一緒に食べよう!」と子どもたちが誘ってくれました。こんなことも201回目にして初めて。給食では,誕生日を迎えた子どもたちのため員,一緒に牛乳で乾杯をしました。こんなことも201回目にして初めて。

本番の授業の時には,

 定番のように「分からない人はいませんか?」「一緒にやろう!」「(ネーム・プレートが裏返っていないお友だちを見て)○○のところへ助けに行かなきゃ!」。もう,こちらは目を白黒させながら見守るだけです。先生じゃまじゃまがなかったのが不思議なくらい。私はと言えば,そんな子どもたちの優れものの様子をみながら,ただ彼らの学びをじゃましないようにして,ただ微笑んでいるだけ。私の力ではなく,すべて子どもたちの持っている力そのものです。こんなに凄い子どもたちに会ったのは本当に久しぶりです。そんな子どもたちをこの学校の先生方が育ててくださっているのですから,敬意を表します。

今回で3回目の学校なのですが,

 はじめて伺ったときに写真が廊下に貼ってあって,感激しました。校長先生は理科教育学会全国大会の時に長野に来てくださったとか。ご縁を感じます。お若い先生方が大勢おられる中,実践するに当たってまずは見てみたいというだけあって,熱心に研修しておられたのが印象的です。これからますます推進されることが楽しみです。機会をくださった校長先生はじめ諸先生方に心から感謝します。

20年後に,

 このはてなのサイトが続いていて,20年後に幸せに暮らしている彼らが,このブログを見ながらこの日の授業のことを思い出してくれて話題に花が咲いているとしたら,それほど嬉しいことはありません。

2019-05-21   次

[] 05:58    次 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    次 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

次の出前授業は

 小学校第4学年算数の単元「わり算のしかたを考えよう」(全17単位時間の第11時)です。教科書は東京書籍です。送ってもらった資料から本時の目標を「全員が,p.53の2は180×3で求める。p.53の2の問題をなぜかけ算で求めるのかについて,クラスのみんなによく分かってもらえるように分かりやすく,自分の言葉で説明することができる。」としました。①どのような評価をするのか(何も見ないで誰にも聞かないでまとめること),②評価規準(確認テストができること),③いつ評価するのか(授業の最後の10分(授業の時には「◎時◎分」と板書します)になったら始めること)は,活動する前に子どもたちに明示します。誤解されないように言わせてもらえば,『学び合い』ですから,確認テストをしなければ『学び合い』ではないということではありません。学習指導案(略案)は http://taka433ki.jimdo.com/ に公開しています。

2019-05-20   統廃合

[] 06:21    統廃合 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    統廃合 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

昨日はフォーラム拡大実行委員会。

 備忘録として残します。

①実行委員会への抗議の共有と改善策

②実行委員会組織再確認→30人オール信州

③分科会統廃合→全12分科会(アキあり)

④当日役割分担の再編成→一人1役

⑤次回→6/16(日)10:00,7/21(日)10:00,いずれもW506。→7/21(日)はオープンキャンパスのため要再調整

2019-05-19   運動会

[] 07:11    運動会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    運動会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

チーム学校を

 地でいく見事な文化を持った学校の運動会です。働き方改革が進む中,毎日少しずつできることをできるときにやり遂げた成果と言えます。だからこそ,宝が光り輝いています。先生方の共に歩む指導の賜ですが,運営,後片付けは保護者と学生ボランティアが協力しています。笑顔に溢れる子どもたちから元気をいっぱいもらうことのできた運動会でした。一人一人が主役となる運動会はとてもたくさんのみなさんの支えによって営まれてます。心から感謝します。

2019-05-18   点

[] 05:54    点 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    点 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

授業参観をするときに,

 詳細にメモをとります。逐語録です。授業検討会のときもメモをとります。しかし,時間が経ってから改めて見ると,そこに書かれていることが何を意味しているのかよく分からなくなることがあります。どう思い出そうとしても思い出せないのです。そのときは間違いなく詳細にメモしているのですが,何ヶ月も経ってから学会発表しようと思って見直すと何を書いたのか,それぞれの単語がつながらなくなります。

それは明らかに,

 メモとして残されている一つひとつの単語が点として点在しているに過ぎないからです。それらが,線としてどのようにネットワーク化されているかがとても重要なのです。メモするときは、今そこに書いている単語が他の単語とどのような関連づけがなされているのかを補足しながら記録しておかないと数ヶ月後には意味を成さなくなってしまいます。我々の理解がネットワーク化された文脈の下で行われていることが分かります。

2019-05-17   松本学校園

[] 17:12    松本学校園 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    松本学校園 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今日は

 うちの松本学校園の公開研究会の日です。嬉しいのは,昨年度日本理科教育学会で松本学校園のかがくの教育実践を発表したときに聞いてくださっていた方が,参加してくれていることです。遠路お越しくださり,感謝です。

2019-05-16   きれい

[] 06:12    きれい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    きれい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

ある小学校に行ったときのことです。

 低学年が清掃をしています。彼らの一生懸命さを見て声をかけます。私「いつも学校をきれいにしてくれてありがとう」子ども「きれいになったよ」私「ありがとう」。子どもたちが自分の体とあまり変わらないような大きなほうきやモップをもって一生懸命そうじをしてくれています。お陰で学校がとてもきれいになっています。自分にできることを自分で考えて行動しているからです。

先日,文部科学省が

 うちの長野中学校を視察したときに,「学校がきれいですね」と評価してくださいました。けっして新築という意味ではなく,すみずみまで行き届いた清潔感を感じていただけたからでしょう。新築ではない学校を文部科学省が褒めてくれるというのは嬉しいものです。うちの子どもたちが毎日心を込めて隅々まで一生懸命きれいにしてくれているお陰です。学校がきれいなのは,彼らのお陰なんです。ありがとう。

2019-05-15   誇り

[] 06:14    誇り - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    誇り - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

現職が大学に集まってきてくれます。

 いつものように仕事が終わってからいつものメンバーが集まっていつものように事務局会議を当たり前のように開きます。まるで,それがいつもの業務であるかのように錯覚します。幸せなことだと改めて実感します。すべてボランティアですから。同じ志を持つ高い理念の者たちです。いつものように会議が終わっても,そのあと駐車場でいつものようにエンドレスで語り合っています。彼らと一緒に在ることを誇りに思います。

一昨日の事務局会議では,

 2,500部フルカラー印刷した「第15回教室『学び合い』フォーラムin長野」(正式名称)の1次案内に鑑を付けて692枚の封筒への袋詰め作業でした。692枚のタック貼りも同時進行です。ゼミ生も大勢参加してくれてみんなでわいわいがやがや楽しい時間を過ごすことができました。ようやく一次案内が出ます。みなさんの協力に心から感謝しています。

2019-05-14   目標と評価規準

[] 06:37    目標と評価規準 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    目標と評価規準 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今,全体ゼミでは

 スタートブックの読み合わせが行われています。夕べの話題は,目標と評価規準は違うのか?です。はじめて『学び合い』の考え方を学ぶ19歳のゼミ生たちにとっては,授業づくりそのものがはじめてな上に,『学び合い』の考え方って何?の状況なのですから,分からなくて当たり前ですね。1年学んでも2年学んでも分からなくても不思議ではありません。たとえ,『学び合い』の考え方を学んだとは言っても,実際に自分で『学び合い』の考え方を使って授業をしているわけではないのですから。

目標に書かれる文言と

 評価規準に書かれる文言は違います。微妙に。それが,『学び合い』の考え方の特徴です。それが,『学び合い』の考え方を使って授業をする場合と,一般の学び合いの授業との大きな違いでもあります。それが説明できるようになれば,あなたは本物かもしれません。『学び合い』の考え方を使った授業をあきらめるひと,やめる人は,その『学び合い』の考え方の本質を知らない人です。

2019-05-13   Same Goal

[][][] 06:16    Same Goal - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    Same Goal - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

セイム・ゴールの授業を参観する機会がありました。

 3分間走をするさいに,終了時に全員が同じゴールになるように目標値を設定し,その目標値にしたがってスタートラインを決める方法のようです。200mトラックの場合,3分で600mを走ることを自己記録としている子どもたちはゴールラインからスタートします。3分で800mを走ることを自己記録としている子どもたちはゴールラインの反対側からスタートします。そうすると,スタートしてから3分後には全員が同じゴールに辿り着くわけです。

そのゴールの時に,

 ゴールラインよりも先に進んでいた子どもたちは自己更新していることになり,ゴールライン手前で終わってしまった子どもたちは目標達成できなかったことになります。目標達成がその場で即時的に可視化される上に,分からない子が誰もいなくなる状況ができあがります。ゴール間近になると,全員が一団となってゴール付近を走り抜けることになるので,お互いに刺激し合ってがんばれる効果も生むとか。なるほど,と思わず感嘆してしまいました。まさに『学び合い』の考え方です。『学び合い』の考え方などと言わなくても,知らず知らずのうちに『学び合い』の考え方が存在しています。

2019-05-12   声かけ

[] 15:44    声かけ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    声かけ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

ある学校の授業を

 参観する機会が沢山あります。しかし,なかなか巡り会えない場面があります。その一つに出会いました。授業が終了すると、当番の子どもたちが声かけします。そのときに,「自分のことは後にしてください」と自然に声がかかります。目を見張ってしまいました。そのクラス,笑顔が絶えません。良い文化を持っているクラスだなあと感嘆したところです。それが,最高学年のクラスだからこそ,その学校の持つ文化を見た思いがします。日頃から素敵な子どもたちを育ててくれている先生方に感謝します。

2019-05-11   栂

[][] 07:30    栂 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    栂 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

栂という漢字を

 読むことができますか?私は読めません。しかし,栂池となると読むことができます。”つがいけ”です。我々がいかに文脈に沿って理解しているかを物語る好例ではないかと思います。理科で言えば,仕事という言葉が代表的に取り上げられます。長野県で言えば,”そばがいい”と言われても,それがどんな文脈下で発せられたものかによって,理解が異なることは良くお分かりのことと思います。我々の能力は,文脈に依存しているのです。ちなみに調べて見ると,栂はマツ科ツガ属に分類される常緑性の針葉樹とWikipediaに出ています。

2019-05-10   報告会

[] 06:38    報告会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    報告会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

修学旅行の報告会に

 参加させてもらう機会をもらいました。校長が自慢する子どもたちです。自分たちで司会をし,自分たちでプログラムを組んで、自分たちで演出し,後輩への思いやりを持って,最後まで自分たちで成し遂げる実力派たちです。飛行機に乗って,醤油づくりと踊り等の体験をして,充実した3日間を過ごして来た様子が本当に良く伝わってきました。「飛行機がゆれました」「これが自分で作って醤油です」「みんなで踊りましょう」と,分かりやすくエビデンスで示してくれて,そして私たちと一緒にパフォーマンスしてくれる優しさがあります。笑顔いっぱいの彼らからたくさんの幸せをもらいました。嬉しかったです。

2019-05-09   嬉しい

[] 06:40    嬉しい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    嬉しい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

夕べは事務局会議。

 いろいろあって,3分ほど遅れて会場に行ったところ溢れんばかりの人だかりに圧倒され,思わず「どうしたの?」と言ってしまったほどです。いつもなら5~6人ほどのこじんまりとした雰囲気の下で行われる会議ですが,夕べだけは14人も集まってくださって椅子の心配をするほどでした。もう驚くやら嬉しいやらで胸躍ります。ローカルな話題で恐縮ですが,事務局会議なので案内は出さないのですが,W506ではなくW300だけに熱気むんむんが狭い空間を支配します。疲れているでしょうに遠路来てくれた西川研からのみなさんに感謝です。いろいろあって,出たり入ったりしましたが,いよいよ1次案内の印刷までこぎ着けました。人が集まるかどうかは私次第とのこと。原点に帰るのですから,2人でもやります。第15回教室『学び合い』フォーラムin長野は,11月2日(日)・3日(日)です。

2019-05-08   役立

[][] 06:47    役立 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    役立 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

誰かの役に立っている

 ことを実感できることは嬉しいことです。たとえ,誰に対してであってもそれがほんの些細なことであったとしても、嬉しいものです。自分が必要とされていると思えるのですから,自分の存在感を実感できます。それは相手に認めてもらおうとか,褒めてもらおうとか,さらには役立ててもらおうとか意図的にしているものでない場合の方が格段と嬉しいものです。相手に何かを求めようとするのではないということです。換言すれば,相手に見返りを求めていたとしたのであれば,ここでいう嬉しさとは別物となってしまいます。それはさらに,相手に自分を認めてもらえているという実感を引き出します。相互承認観です。『学び合い』の考え方はそれを教科の授業でトライ・アンド・エラーします。

2019-05-07   経験

[] 06:32    経験 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    経験 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

経験は未来を切り拓く財産になります。

 それが豊富であればあるほど未来を切り拓く財産も豊かになり,適応力も格段に高まります。先達や識者の持つ大いなるあまたの経験は我々を勇気づけてくれることは間違いありません。しかし,見誤ってならないことは,その経験はあくまでもその人ないしは社会の文脈の下で積み重ねられたものに過ぎないことです。確かに貴重な示唆をもたらしてはくれますが,異なる文脈で過去の異なる文脈下で得た経験が適用できるかどうかは,慎重に検討しなければなりません。まして,自らの経験となれば,その質や量を問わず尚更のことです。過信すると,落とし穴が待ち構えているかもしれません。

2019-05-06   何をすることなのか

[] 07:11    何をすることなのか - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    何をすることなのか - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』は一人も見捨てない教育です。

 『学び合い』の考え方に基づいた授業は,教科を学ぶ過程で誰一人として見捨てない授業です。この,一人も見捨てない授業とはいったいどのような授業だと説明したら子どもたちは納得してくれるのでしょうか。そのためには,一人も見捨てないことが何をすることなのかを分かってもらわなければなりません。40人学級であれば,自分が39人に見捨てられていると感じる時はどのようなときかを考えさせてみてはいかがでしょうか。一人も見捨てない授業は,39人に対して自分がそれをしないことです。それを毎日の教科の授業で実践しましょう。

それも,いくつされたら

 見捨てられていると感じるか,何回されたら見捨てられていると感じるかをみんなに考えてみてもらうことはどうでしょう。現実的に,自分がそうなったとしたら,どう思うのかを考えてみてもらうこともできます。自分がそんなことをされるクラスにずっといたいかどうかをも考えてもらうこともできます。そうすれば,一人も見捨てない授業というのがどんな授業なのか,おぼろげながらでも見えてくるでしょう。

2019-05-05   待つ

[][] 07:10    待つ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    待つ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

日本の学校教育は,

 待つ教育になじみません。標準の単位時間が設定され,チャイムに支配されたような時間に追われる教育が一般的です。今もおそらくこれからも。レールの上を順次進められていくような正確に時間とともに進められる教育です。そこでは子どもたちの思考や反応が待たれることはほとんどありません。設定された時間が来たから、子どもたちの思考がどのようであっても反応がいかようであったとしても先に進みます。

それら一連の教育は

 素晴らしい成果をもたらしてきたことは疑いの余地はありません。より効率的により多くの子どもたちの力量を高める上では必要なことです。各種調査から,世界に誇る力を持ち合わせていることが証明されています。

教師(授業者)の期待する思考や反応

 を求めて次から次へと授業が進みます。教師(授業者)の期待する思考や反応を上手に引き出すことのできる教師(授業者)が良い教師(授業者)として高く評価されます。その一方で,教師(授業者)の期待する思考や反応を上手に引き出すことのできない教師(授業者)は評価されにくいものです。そこに子どもたちの存在は希薄です。

子どもたちに対して,

 なぜそのように考えたのかを尋ねる機会など,日本の学校教育の日常の授業においては希です。どうしてそのようなパフォーマンスをしてくれたのかを一人一人じっくりと丁寧に聞くことなどまずありません。時間に追われます。なぜ聞かないのか,それは日本の学校教育において時間が優先され,待つ教育が後回しになってきたように思えてなりません。コンテンツ・ベースであり,コンピテンシー・ベースではないことも遠因なのかもしれません。

長野県内において,

 子どもたちの思考や反応をとても大切にして,彼らの学びの生起や展開を待つ教育を大切にして授業実践している学校があります。しかし,残念ながら,その学校は独自の教育理念を有する学校として評価され,日本の学校教育の中での位置づけは必ずしも高くありません。子どもたちがどのようなことを考え,どんなふうに表現し,いかにして我々を驚かせてくれるようなパフォーマンスを披露してくれるのか,それを待つことは大切でかつ重要です。その背景には、彼らの持つ我々の知らない膨大な宝石とも言える文脈が眠っているのですから。子どもたちの豊かな表現やパフォーマンスが自由に表出されるまでじっくり待ってみる教育をどこの学校でも見てみたいものです。

2019-05-04   評価

[] 06:45    評価 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    評価 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

我々が子どもたちの学びの様態を

 評価する場合には,彼らにしゃべってもらうか書いてもらうか,それともパフォーマンスをしてもらうかの3つです。彼らが何を考えているのかが目に見えないだけに,3つのいずれかによってそれを確かめるしかありません。ただ,前者2つについては,見極め方がなかなか困難です。それは,答えのある課題に対するものと答えの内課題に対するもので,異なってくるからです。

答えのある課題に対して,

 前者2つは明確に彼ら自身の考えの表出を担ってくれます。その蓋然性が保証されます。一方で,答えのない課題ないしは見えづらい課題に対しては彼ら自身の考えの表出ではありますが,その蓋然性が高いかどうかはしっかりと見極めなければ見誤ってしまうことがしばしばです。道徳教育において,道徳的心情・判断力と道徳的実践が明瞭に分けられていることに良く似ています。

答えのない課題ないしは

 答えの見えづらい課題に対する語りや記述は,その子の本当の考えの表出であったとしてもそれが果たして行動に結びつくのかどうかは保証できないからです。それらが不一致することは先行研究が明らかにしています。行動はウソをつかないと言われるのはそれ故です。今後,答えのない課題や答えの見えづらい課題に対する対応力が求められ,それらがますます増えてくることと思われます。彼らの本質を見極めることも大切です。

2019-05-03   教育

[] 07:12    教育 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    教育 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

教育とは,

 学校で習ったことは全て忘れた後に残っているところのものである(アインシュタイン)と言います。算数で四捨五入は学校で習うことですが,いつの間にか身に付いているものは,そのときには自分では分からないと言います。しかし,卒業してからそれが現われてくるのだそうです。それが本当の教育とのこと。また,教えるということは,ともに希望と夢を語ることだとも(大村智:人間の旬,pp.196-197,毎日新聞出版から)。教える者と教えられる者とが共に在り,共に歩むからこそ成し遂げられるものではないでしょうか。

2019-05-02   認知スタイル

[] 07:45    認知スタイル - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    認知スタイル - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

外界の情報を認知するときに,

 個人特有の情報処理様式があることはよく知られています。認知スタイルと呼ばれるものもその一つです。その中に,場独立型-場依存型と呼ばれる認知スタイルがあります。外界からの視覚情報を認知するときにその場に影響を受けるか否かによって情報処理様式が異なるものです。場依存型のタイプの処理様式を持つ人は,場の状況に依存してその影響を受けながら情報を認知します。一方,場独立型のタイプの処理様式を持つ人は,場の状況に依存することなく情報を処理できるタイプです。

一般に,

 事象を観察する場合には,近づいて観察する場合とその対象から少し離れて観察する場合があります。両方をしないと十分に対象を観察することができないと指導されます。ところが,前述の前者のタイプの人ですと,対象から少し離れて観察すると,全体の場の影響を受けるので,全体の観察を優先的に行うようになります。それなら近づけば大丈夫かというと,近づいたら近づいたで,近づいたときに視覚情報として得られる場の影響をしっかり受けるので網膜上に投影される範囲内で影響を受けるようになります。先日訪れた美術館での大きなキャンパスに描かれた素晴らしい絵画を鑑賞しながら,改めて思ったところです。

2019-05-01   令和

[] 06:23    令和 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    令和 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今日から元号が変わります。

 正式文書は元号表記ですから,元号が変わることは意味を持つことになります。その意味では,新しい時代の幕開けであり,時代の節目であるとも言えます。先が見えにくい混沌とした情勢がますます進み,答えのない課題に対してどのように立ち向かっていくのかがより一層求められるようになることが予想される時代になるものと考えられます。そのような時代を生き抜いていかなければならない子どもたちには,答えのない課題に対して仲間と手を携えて立ち向かっていくことのできる資質・能力を身に付けさせてあげなければならないものです。子どもたちにとって令和が幸せであり続ける時代になることを願ってやみません。

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