三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
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2018-07-13 朝から嬉しさ一杯
■ [教育一般]

学部長から褒められることは滅多にない.
褒められるよりも紙媒体でくるのが一般的でしょう.そうでなければ,手当てかポストか.まあ,ポストが褒められたエビデンスかどうかは議論の分かれるところかもしれません.それだけに褒められると素直に嬉しい.自分のことだと嬉しい.学生のことも嬉しい.子どもたちのことだともっと嬉しい.子どもたちが褒められると言うことは,その子どもたちが頑張っていることはもちろんであるが,その頑張っている子どもたちを入学以来育ててくれたその学校の先生方を褒めてもらっているからである.先生方がその子どもたちを育ててくれたことが嬉しさを倍加させるのです.
本学部には職場体験のカリキュラムがあります.
そのことは何度も書いてきているので,またかと思われることでしょう.学部2年次に夏期休業期間を利用して,長野市教育委員会と市内の26の小学校のご協力の下,1週間の職場体験に行きます.朝から晩まで小学校の先生を体験します.それも1週間の間です.大学にも職場体験のカリキュラムがあるのですから,小学校,中学校,高等学校,特別支援学校にも職場体験のカリキュラムがあります.今日の話題は,ある学校の職場体験のことです.
その学校では,
子どもたちの希望に沿って,各事業所に行って月曜日から4日間職場体験をしてくるそうです.水曜日には学校に戻って中間発表をするのだそうです.なかなかよくできているカリキュラムです.ある子どもが,当県のラジオ放送局に職場体験に行ったようです.ある日,専属アナウンサーのゲストとして出演させてもらったようです.朝のひとときにその子どもの声が専属アナウンサーの声とともに一斉に流れたそうです.それも結構な時間だったとのことで,自分のこと,学校のこと,当県の良さ,そして将来のことなどたっぷり語ってくれたとのこと.あとでそのラジオ局が提供しているサイトにて聞かせてもらいましたが,立派でした.誇りに思います.
ここで冒頭の学部長の話に戻ります.
その子がゲストとして出ていたラジオ番組を聞いた学部長が,リアルタイムで褒めてくれたのです.学部長から褒められることは滅多にないだけに褒められると素直に嬉しい.職場体験の子どもたちを褒めてくれると言うことは,その子はもちろんのこと,頑張っている子どもたちを入学以来育ててくれたその学校の先生方を褒めてもらっていることと同じことだからです.頬が緩んだまま,ずっと前から発注していた書籍が届いたというので,本学部図書館に本を取りに行ったところ,そこにもいました.その学校から職場体験に来ている6名の子どもたちが.蔵書整理をしてくれているそうです.図書館担当の方から褒めてもらいました.またまた嬉しい.頑張っている様子がとっても嬉しいのです.この日は朝から嬉しさ一杯で,子どもたちからたくさんの幸せをもらいました.