信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
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2018-07-03   授業前に決めておく

[] 06:38    授業前に決めておく - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    授業前に決めておく - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の考え方による授業では,

 ゴールを明確にして授業に臨みます。授業の途中でゴールを変えることはありません。ここで言うゴールというのは,評価規準と評価基準のことです。一般的には評価規準を作って臨むだけなのですが,厳密に言えばその評価規準をどの程度達成したら良いのかについての腹をくくっておかなければならないのです。つまり,どうなったら合格になるのか,ゴールに到達したと判断できるのかを決めておくと言うことです。繰り返しますが,授業中の子どもたちの学習状況の様子を見ながらそれを操作することはありません。

たとえば,子どもたちが

 あまりにも早く目標に到達しそうだからといって,ゴールを厳しくすることはありません。一方,子どもたちがなかなか目標に到達しそうにないからといって,ゴールを易しくすることもありません。全員が思った以上にずっと早く目標達成を果たしたら,なぜこんなに早く全員の目標達成が果たせたのかをリフレクションさせます。一方,全員の目標達成が果たせなかったとしたら,なぜ全員の目標達成が果たせなかったのかをリフレクションさせるだけです。いずれも,目標を難しくしたり易しくしたりすることはありません。

全員が達成すべき目標を

 設定する作業というのは,やってみるとなかなか難しいものです。途中で目標を難しくしたり易しくしたりしないという前提があるだけに,授業に臨む前の十分な企画検討と予備実験(リハーサルも含めて)の検討が必要になります。授業中,何もしていないかのように見える『学び合い』の考え方による授業ですが,実はなかなかハードであることがだんだん分かってきます。『学び合い』の考え方によらない授業でも,目標と評価規準は授業前に十分に検討し,しっかり決めておきたいものです。できることなら,子どもたちにも示してあげたいものです。

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