信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
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2017-03-22   1年間あっぱれ!

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1年間という時間は

 健康で過ごしてみるとよく分かりますが,あっという間に過ぎ去ります。えっ,もう1年経ったのか,と。改めて考えてみるとそんなふうにとらえることができることは幸せなことです。もう1年経ったのかと思うことができることを考えると,1年間でできることは限られます。よほど月ごとの目標をしっかり立てて突き進まなければ,1年間などあっという間です。学部4年生は卒論に費やすことのできる時間が1年間しかないので,1年間が勝負ですがやはりあっという間です。うちの研究室の学部4年生は調査する単位時間を10単位時間に限定しています。あっという間の1年間で分析する時間に限度があるからです。もちろん,限度を超えてもいっこうに差し支えないのですが,かつてそんなB4はいませんでした。あっ,一人いましたが,そのB4は大学院に進学して三崎研に所属して論文にして今,県内で西川研OBとともに『学び合い』してます。

ですから,あっという間の限られた1年間で

 論文を1報投稿することは実に大変なことです。ここで言う”投稿する”というのは,どこでも良いから査読なしのところに投稿するだけの論文ではなく,査読付きの学会に投稿し,その査読を通って論文誌に掲載される,という意味です。先日も書きました(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20170318)が投稿後には査読者からの鋭い指摘が待っていて落ち込むものですからそれに対応するような修正を加えて査読に通る論文を仕上げるのは1報と言えども大変な心労と苦痛を伴います。論文を1報仕上げて投稿するだけなら誰でもできることですが,査読に通るのは誰でもできることではありません。だから,査読の必要ない会誌に投稿してめでたしになることがあるのです。投稿さえもせずに終わったりすることも普通の世界です。

そのあっという間に終わってしまう1年間という短い期間の中で,

 論文2報をまとめあげた御仁がいます。論文を投稿することは誰にでもできますが,それは1報の話です。しかも,時間の制約なしのことです。1年間という時間制限があるとなると,話が違います。それも覚悟を決めて,査読付きのところに。1年間という短い(!)期間に,企画,調査,分析,まとめまで,その論文1報を投稿すること自体がなかなかできることではありません。2年間かけてやっているのに投稿まで至らない人がいる中で,実際に挑戦してみるとよく分かりますが,1年間で結果を出すことを求められるというのは相当な重圧です。査読結果はこれからですから喜ぶのは早過ぎるでしょうが,それを当たり前のようにして成し遂げてしまうのですから凄いことです。1年間で2報をまとめる,うーんそこまでやったのか,という思いです。1年間あっぱれ!

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