信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
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2017-03-20   1+1はいくつですか?

[] 07:17    1+1はいくつですか? - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    1+1はいくつですか? - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

4日前,入試改革について

 記しました(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20170316)。分かりやすい人にとっては分かりやすいでしょうが,わかりにくい人にとってはわかりにくいかもしれませんが一例を挙げてもう一度説明します。たとえば,「1+1はいくつですか?」と受験生に尋ねたとします。おそらく,受験生は「2です」と答えるでしょう。それでは続いて,「なぜ,2になるのですか?その理由説明してください」と尋ねます。おそらく,99%の受験生は「分かりません」「答えしか覚えてきていません」と返答するでしょう。繰り返しますが,高校側は「なぜ,こんなに優秀な子(1+1が2であることを即答できるほど優秀な子)が合格できないのか」と考えるでしょうが,答えだけ覚えていてなぜその答えが導き出せるのか答えられない受験生はアウトだということです。

1+1=2も間違いではありません。

 ただ,それが正解になるのは小学校の段階です。小学校の段階とは言っても,高3の段階で1+1がなぜ2になるのか説明できなければアウトです。一方で,1+1=20も正解だと考えるのが数学です。なぜ,1+1=20になるのか,数学を学んだことのあるあなたも考えてみてください。他方,理科場合,1+1=1になる場合もあれば,1+1=2になる場合もあれば,1+1=10000になる場合もあります。1+1がいくつかになるのかは自然事物現象に依るのです。理科教育コース受験するからには,それだけの考えを及ばせてほしいことが求められます。ちなみに,理科場合,ある自然事物現象の下で,1+1=1になる場合の加える数の「1」を誤差と呼びます

もう一度,繰り返します。

 今,大学入試は以前と変わっています。すべてとは言いませんが,ただ答えだけを覚えるだけだったり答えだけを出せるだけだったりしているようでは合格できない試験になっています。ただ答えだけを覚えている学生を求めているわけではありません。ただ答えだけを効率的に出せる学生を求めているわけではありません。一地方大学でさえ。そのことをどれだけの高校教師理解しているでしょうか。未だに偏差値だけを頼りにしているようでは今でも太刀打ちできないのですから,次の入試太刀打ちできません。

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