信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは2019年度から毎週月曜日18:30-19:30に行っています。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2017-03-17   画期的な授業

[] 07:08    画期的な授業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    画期的な授業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

人間の体のしくみとはたらきは

 実に合理的にかつ精巧に成り立っています。それは時に神秘的でもあります。どの部分をとっても典型的な事例になりますが,一例を挙げさせてもらえれば,腕の骨がそうです。ひじから手首までの骨のつくりと働きは見事です。肩から肘までの骨は1本ですが,肘から手首までの骨は2本です。橈骨(とうこつ:ひじと手首の間の骨のうち,親指側の骨)と尺骨(しゃっこつ:ひじと手首の間の骨のうち,小指側の骨)。小学校にある模型を動かしてみると,尺骨は固定されていて橈骨が動きますしかし,橈骨は尺骨とX字を書くように交差するときに,尺骨がストッパーになって止まります。それが手首の回るはたらきをするのです。言葉で書くとよく分からないでしょうが,骨模型を使って動かしてみると,実によく分かります

中学校の第2学年理科では,

 ヒトの骨のしくみとはたらきを学びますが,たいていが肩から肘までの骨を扱います。腕が前後に曲がる仕組みと働きを扱うのです。おそらく,あなた模型を作って学んだのではないでしょうか。本学部附属松本中学校で,肘から手首までの骨のしくみとはたらきの授業が展開しています。生徒がその模型づくりをするのです。実際に見せてもらいましたが,精巧に作られていてびっくりです。自分の体のしくみとはたらきを学ぶことはなかなかできませんが,それをモデルにしてみるとなるほどそんなふうにできていたのかそんなはたらきがあったのかと改めて印象深く学ぶことができます。肩から肘までの骨が1本なのに,なぜ肘から手首までの骨が2本なのかが実によく理解できます。1本ではダメなんです,2本ないと手首が回りません。手首が回る,そのしくみとはたらきに挑戦した提案性のある画期的な授業でした。

5gatu