信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
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2017-03-02   コンテンツ・ベースからコンピテンシー・ベースへ

[] 06:28    コンテンツ・ベースからコンピテンシー・ベースへ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    コンテンツ・ベースからコンピテンシー・ベースへ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今回の学習指導要領改訂案のいちばん大きな目玉。

 それはコンテンツ(内容)・ベース(何を学ぶか)からコンピテンシー(学力)・ベース(何ができるようになるか)への転換です。前にも書きました(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20170216http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20170220)が,学習指導要領として始めて内容以外の領域に踏み込んだ画期的な改革です。コンピテンシー・ベースを論ずるときにはどのような力を付けなければならないかについての議論が避けては通れません。だから,今,資質・能力の議論が盛んです。アクティブ・ラーニングやカリキュラム・マネジメントに加えて,彗星のごとく現れたと感じるような,この資質・能力論。あなたの学校では話題にしていますか?

何ができるようになるか

 をみんなで議論する必要が生じるので,カリキュラム・マネジメントが必要になるのです。その力をどうやって付けたら良いかについて議論する必要が生じるので,アクティブ・ラーニングが必要になるのです。ですから,何ができるようになるか,つまりどのような資質・能力を付けなければならないのかを議論する上で,アクティブ・ラーニングとカリキュラム・マネジメントが欠かせないのです。だからこそ,今まさに,アクティブ・ラーニングだけでなく,カリキュラム・マネジメントと資質・能力が語られるのです。うちの附属も,その議論が今,真っ盛りです。

何ができるようになるか,

 それはどのような力を付けたら良いかに直結しますから,その力つまり資質・能力はどのような資質・能力なのかを議論する必要があります。それも,特定の教科だけが主張していても学校としては身動きがとれません。学校として共通理解にたった資質・能力は何なのかを洗い出す必要あります。理科で,科学的な能力と主張したとしてもそれは学校全体の教育課程の中でどのように培うのかがはっきりしなければダメですし,理科以外の教科ではどうなのかを議論しなければなりません。社会参画力のようなものは各教科を串刺しできる共通項です。だからこそ,教科と教科の間の調整が必要になります。カリキュラム・マネジメントが求められる所以です。上越市の大手町小学校は6つの力を洗い出しています。その上で,それらの力がどのような教育活動で何年のときにどのように培われていくのかを決めだしています。

この資質・能力も

 学習指導要領の改訂で3つの要素が示されました。知識・技能と思考力・表現力・判断力とそして,学びに向かう力・人間性の3つです。社会参画力はまさに,学びに向かう力・人間性の資質・能力を育成するものに値します。各学校でこの3つの要素の資質・能力のうち,どのような資質・能力を絞り込むのかがこれから求められることになります。その上で,それらの力が各教科の間でどのように関わり合いながら,6年間ないしは3年間で培われていくのか,各教科の第何学年のどの単元のどこで育成されるのかが議論されていくことでしょう。

そしてそれらの資質・能力を

 どうやって育てるのかを考えたときにアクティブ・ラーニングが必要になるのです。『学び合い』の出番です。社会参画力などのように学びに向かう力・人間性の資質・能力を各教科の授業でどのようにして育てるのかに対する明確な答えを,『学び合い』はこれまでの成果から明瞭に出してくれるからです。何を学ぶか,何を教えるかの固定観念から解き放たれなければならないときが来ています。

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