信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
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2017-02-20   中信の会

[][][] 07:25    中信の会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    中信の会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

一昨日の中信の会では,

 「これからの教育に求められるもの」について2つ語りました。その一つは,文部科学省が今回の学習指導要領の改訂案で示した学制以来の教育改革の中で最大と言える改革の一つです。従来,学習指導要領の改訂と言えば,内容の改訂のみに終始していたものが今回はそこにとどまらなかった点が戦後どころか明治学制公布以来の最大の教育改革と言われる所以です。「それ(学習指導要領改訂で示された明治学制以来最大の教育改革の目玉を学校現場で実践すること)は難しいことのではないですか?」という質問が来ます。中信の会でもご質問を受けました。

確かにご心配の通りです。

 これまでやったことがないのですから。おそらく,やったことのない教師にとってはアクティブ・ラーニングなどというものよりも難しいことでしょう。天と地の差かも。ただ,我々『学び合い』同志はすでに『学び合い』の考え方による授業を通じて,実践を積み重ねてきていますから驚くに足りません。これまでの『学び合い』の考え方による授業をそのままいつものとおり続けていればOKです。ただし,本物の『学び合い』をやっていれば,の話ですが。いわゆる”なんちゃって『学び合い』”とか,形だけ『学び合い』をなぞっているとか,『学び合い』をやってるつもりになっている,とかは当然のことながらアウトです。『学び合い』と称していながら,リフレクションをしていないなどというのがアウトであることは,言うに及ばす,火を見るより明らかです。

しかし,よく考えてみれば,

 これまでも学習指導要領によって示された各教科の内容を教えるのですが,その教え方や教材の使い方はそれぞれの先生方によって異なっていたのではないですか?同じ内容を教えるにしても,担当する教師によってそれだけ異なっているのですから,”それ”が違ってきても当たり前です。全国の小学校約34万人,中が校約20万人,高校約15万人,総数約69万人の学校の先生がいて,一人として同じ教え方がなかったとしたら,”それ”が一人として同じものにならなくなったとしても不思議ではありません。換言すれば,それがプロとしての仕事だとも言えてしまいます。「これからの教育に求められるもの」の一つは,今回の中信の会で話した一つ目のことです。”それ”は「何を学ぶか」から「何ができるようになるか」への転換です。

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