信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは2019年度から毎週月曜日18:30-19:30に行っています。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2017-02-28   教育時事

[] 06:55    教育時事 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    教育時事 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

月刊誌教職課程の今月号の話題は

 「教育時事出題スーパーランキング」。第1位は,共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)と,人権教育の指導方法等のあり方について[第三次とりまとめ]です。教採に出る教育時事NEWS ヘッドライントップ10もあり,教育時事一色という感じです。あと半年を切ろうとしています。ゴールを見据えての学びを進めましょう。

2017-02-27   もう一つ物理の基礎・基本の話

[][] 07:19    もう一つ物理の基礎・基本の話 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    もう一つ物理の基礎・基本の話 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今日も昨日に続いてもう一つ物理の基礎・基本の話を。

 水に氷を浮かべたコップがあります。水は今にもあふれんばかりに入っています。そこに浮かんでいる氷が融けたら水はあふれるでしょうか?これ実は,B4の卒論データの中の会話に出てくるものです。B4の卒論の会話にでてくるということは,高崎のA先生の小学校第6学年理科の授業での話です。A先生の理科の授業でなされる子どもたちの会話の質がいかに高いかおわかりいただけることと思います。コップいっぱいいっぱいのところに浮かんでいる氷が融けたらどうなるのかを答えられること自体がむずかしいのに,小学校第6学年ですからおそらく科学的には説明できないでしょうが,それを日常の生活の中から自分の経験として持ち出してくること自体がなかなかできるものではありません。きっと,家族で日常的に科学的な話題を取り上げているのかもしれません。恐れ入りました。冒頭の答えは「あふれない」です。なぜあふれないのかを科学的に説明するためには,高校物理が必要です。密度のρと体積のVを使って公式化し,液体中の氷の重力と浮力との関係を論じ,氷の密度と融解時の体積変化を議論しなければならないほど,高校物理を履修していない人には難しい事です。

2017-02-26   基礎・基本

[][] 08:23    基礎・基本 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    基礎・基本 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

我々は小学校第3学年「ものの重さ」で

 ”重さ”の概念を学びます。”重さ”は物体そのものの量と重力とを明確に分けた概念ではないので,両者を含めて重さと表現しています。それが中学校に進学すると第1学年で”重さ”には重さと質量があることを学びます。前者は重力の大きさ,つまり力の大きさ(単位はN(ニュートン))で後者は物体そのものの量(単位はkg)です。笑い話ですが,持久力を反復の回数で測っているのはヘンです。力なのですから単位はN(ニュートン)でしょう。算数・数学や体育・保健体育のみなさんに大笑いされます。

それが高等学校に進学すると,

 物理で,質量にも相対質量と絶対質量があることを学びます。だんだんわからなくなってきます。最近の高校物理には,静止質量が出ることを知りました。物体が静止しているときの質量です。原子核を議論するときの必須だそうです。物体が静止しているときの質量があるならば,そうでないときの質量があるはずです。そう,静止エネルギーを持って運動を始め,光の速度に近づくと質量が増大するのだそうです。今の高校物理の基礎・基本です。

もう一つ高校物理の基礎・基本を。

 先日,高校に出前授業に行ったときに「安定同位体って何?」と高校生が質問しあっていました。この同位体というのも高校物理の基礎・基本です。同位体は,原子番号が同じで中性子の数が異なるものです。その同位体には安定したものと不安定なものがあり,不安定なものは安定な同位体になるときに放射線を出します。α崩壊とβ崩壊をしながら安定同位体に変わるのです。その期間が半減期と呼ばれる物です。よく知られた不安定な同位体にウランがあります。ウランは安定な同位体に変わるときにα崩壊を8回,β崩壊を6回繰り返して安定同位体になります。高校物理の基礎・基本です。

高校物理の基礎・基本を

 我々はどれだけ知っているでしょうか?「自分は高校で物理を選択しなかったから」と言われそうです。少なくとも我々の世代が勉強していない内容です。そう,今の高校物理の基礎・基本は昔の基礎・基本ではなく,今の基礎・基本です。だから,基礎・基本はその時代を映し出します。新しい事実が発見される度に,基礎・基本が変わっていくのです。基礎・基本の内容を議論しようとなるとなかなか難しい事であることがおわかりいただけることと思います。よく”基礎・基本が大切だ”と言われますが,その”基礎・基本”とは何かを議論しても時代によって異なりますし,変遷があるので堂々巡りで議論は付きません。

2017-02-25   次の出前授業

[] 06:26    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

次の出前授業は

 南部小学校の第5学年理科の単元「ふりこの運動」(全9単位時間の第6時)です。教科書は信濃教育出版部です。送ってもらった資料から本時の目標を「全員が,振り子の長さを変えたときの振り子の1往復する時間がどのようになるのかについて,実験結果を使って,クラスのみんなによく分かってもらえるように分かりやすく,自分の言葉で説明することができる。」としました。

評価は,

 何も見ないで誰にも聞かないでまとめるものです。当該授業の最後10分を使って書かせる予定にしています。もちろん,当たり前のことですが,①どのような評価をするのか(何も見ないで誰にも聞かないでまとめること),②評価規準(確認テストができること),③いつ評価するのか(授業の最後の10分(授業の時には「◎時◎分」と板書します)になったら始めること)は,活動する前に子どもたちに明示しなければならないことは言うまでもありません。楽しみです。誤解されないように言わせてもらえば,『学び合い』ですから,確認テストをしなければ『学び合い』ではないということではありません。学習指導案(略案)は http://taka433ki.jimdo.com/ に公開しています。

2017-02-24   学生たちは

[] 06:47    学生たちは - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    学生たちは - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学生たちは今,

 何をしているのか?この時期,そんな疑問が生まれます。本学部の理科教育コースは,3月1日・2日に4年生の認定試験を予定してます。したがって,4年生たちは卒業研究発表が終わっても「卒業試験があるのでそれに向けて頑張りたいです」と言って頑張っています。うちの研究室の4年生たちは,投稿論文の作成に懸命です。毎週個人ゼミがどこまでも続きます。3年生は,卒論調査に邁進中です。毎日ボイス・レコーダを持ってビデオカメラを抱えて,毎単位時間の『学び合い』調査です。学生たちの日々の奮闘努力を応援しています。

2017-02-23   卒業生

[] 07:11    卒業生 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    卒業生 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

市内の中学校に

 これからの教育に求められるもののうち,一つ目のこと,つまり何を学ぶかから何ができるようになるかについて講演に行ってきました。その学校には,昨年3月に本学部を卒業した卒業生がお世話になっていることを校長先生から教えてもらい,ご配慮いただき本人に会ってきました。理科ではありませんが,他県からきて頑張ってくれています。国体選手でもあり校長先生から手放したくないと言われるまでに1年で成長してくれていたことがなにより嬉しいことです。担当する部活動も1年間でめきめきと力を付け成績を残しているとか。確かに練習風景は見事なもので感心します。着任先の新採用校で1年で素晴らしい成果を上げている立派な健闘はさすがだと思いました。卒業生が頑張っている様子に触れることは一番の嬉しさです。これからも子どもたちのために力を尽くしてくれることを心から願っています。

2017-02-22   雪国

[] 07:06    雪国 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    雪国 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

スキー場の近くの学校に

 理科の授業参観に行って来ました。途中,吹雪に遭って視界がゼロになったりブルトーザーに10台近くあって追い越して進んだり,まさに真冬の雪国です。路面凍結していてすべりもしました。学校でも除雪機がフル稼働していましたし落とし板がはめ込まれていました。理科室から見える風景はまさに雪国で,斜面に積もる新雪と雪をかぶった木々,それらが太陽の光を浴びてきらきら輝きます。生徒玄関には,アルペンのスキー板が当然のごとく一人1セットあるかのようにずらっと並んでいます。オリンピック選手を何人も輩出するのでしょう。

子どもたちはといえば,

 授業に集中。授業に集中どころから授業前から勉強に集中しています。10分ほど前から理科室にやってきて,教科書や問題集を広げて黙々と取り組んだり先生と前時の内容を議論したりする姿が見られます。『学び合い』でないのですから恐れ入ります。授業中はもちろん,遊んでいる子や寝ている子などは一人もいません。全員が目標の達成に向けて真剣勝負です。自分の考えを周りの子どもたちと交換し合ってまさに経験交換ケースの会話があちこちに現れます。『学び合い』などと言わなくても十分『学び合い』と言ってもいいくらいの学校です。長野県も広いです。

2017-02-21   市内の学校

[] 07:01    市内の学校 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    市内の学校 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

市内の小学校から

 出前授業の依頼が来ました。市内の学校からは3回目の要請です。やはり,市内の学校からライブ出前授業の依頼が届くのは嬉しいことです。地元で子どもたちの学びに注目してくれていることが直接的に伝わってくるからです。地元に貢献していることを自負している大学としては喜ばしく思います。期待に応えられるよう尽力します。これを機会にもっともっとと願うところです。

2017-02-20   中信の会

[][][] 07:25    中信の会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    中信の会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

一昨日の中信の会では,

 「これからの教育に求められるもの」について2つ語りました。その一つは,文部科学省が今回の学習指導要領の改訂案で示した学制以来の教育改革の中で最大と言える改革の一つです。従来,学習指導要領の改訂と言えば,内容の改訂のみに終始していたものが今回はそこにとどまらなかった点が戦後どころか明治学制公布以来の最大の教育改革と言われる所以です。「それ(学習指導要領改訂で示された明治学制以来最大の教育改革の目玉を学校現場で実践すること)は難しいことのではないですか?」という質問が来ます。中信の会でもご質問を受けました。

確かにご心配の通りです。

 これまでやったことがないのですから。おそらく,やったことのない教師にとってはアクティブ・ラーニングなどというものよりも難しいことでしょう。天と地の差かも。ただ,我々『学び合い』同志はすでに『学び合い』の考え方による授業を通じて,実践を積み重ねてきていますから驚くに足りません。これまでの『学び合い』の考え方による授業をそのままいつものとおり続けていればOKです。ただし,本物の『学び合い』をやっていれば,の話ですが。いわゆる”なんちゃって『学び合い』”とか,形だけ『学び合い』をなぞっているとか,『学び合い』をやってるつもりになっている,とかは当然のことながらアウトです。『学び合い』と称していながら,リフレクションをしていないなどというのがアウトであることは,言うに及ばす,火を見るより明らかです。

しかし,よく考えてみれば,

 これまでも学習指導要領によって示された各教科の内容を教えるのですが,その教え方や教材の使い方はそれぞれの先生方によって異なっていたのではないですか?同じ内容を教えるにしても,担当する教師によってそれだけ異なっているのですから,”それ”が違ってきても当たり前です。全国の小学校約34万人,中が校約20万人,高校約15万人,総数約69万人の学校の先生がいて,一人として同じ教え方がなかったとしたら,”それ”が一人として同じものにならなくなったとしても不思議ではありません。換言すれば,それがプロとしての仕事だとも言えてしまいます。「これからの教育に求められるもの」の一つは,今回の中信の会で話した一つ目のことです。”それ”は「何を学ぶか」から「何ができるようになるか」への転換です。

2017-02-19   中信の会

[] 08:06    中信の会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    中信の会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

昨日は中信の会。

 この回の良さは,気張らずに実に気さくに話すことができ,また地元のみなさんと自由に語り合えること,そして小中高大保護者と勢揃いしていること,いつも継続して参加している人とネットワークを作ることができること等々,あげれば切りがありません。今回も小中高大保護者と勢揃い。時間を気にせずに過ごす事のできた3時間です。幸せになれる会です。今回も行ってよかったあ。また会える日を楽しみに。

数えてみたら52回目とのこと。

 maya-1さんによると8年目だそうです。8年も経ったかなあという思いです。会を立ち上げるのは比較的容易です。やってみようというそのときの思いが強いからです。「やってもみなはれ」と言われてその気になってやり始めますが,ところがやってみると継続することはなかなか難しい事にはじめて気づきます。会の日程調整をして案内して会場を確保して予約し,会場を設営して運営し後片付けする,その労力はままならないものです。まして,会を開いてみたはいいけれど,最初20人くらい集まった人数がそのうち10人になり,5人になりやがて2人しか集まらないなどとなるとモチベーションは一気呵成に下がります。いつの間にか,日程調整もしなくなります。そのうち,知らないうちに消滅します。「そう言えば,あの会はどうなったのかなあ」と。立ち上がっては自然消滅し,自然消滅してはいつのまにかまた立ち上がることの多い全国あちこちの会ですが,この回はどこまでも続きます。そう,本気だからです。

2017-02-18   中信の会

[] 07:30    中信の会 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    中信の会 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

本日,中信の会で

 話をさせていただく機会をもらいました。演題は「これからの教育に求められるもの」です。2つの”求められているもの”について語ります。タイムリーなことに,14日に文部科学省が学習指導要領の改訂案を公開しましたので,良い機会をもらうことができて有り難いことです。みなさんにお会いできることを楽しみにしています。

2017-02-17   温泉の素

[] 07:17    温泉の素 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    温泉の素 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

本学部附属松本中学校で

 第3学年の理科単元「イオン」で実践された温泉化学とも呼ぶべき授業で,生徒の皆さんが作った「浅間温泉の素」を1袋いただいてきました。生徒の皆さん,ありがとうございました。彼らは長野県内外の温泉をもらってきて,その成分をイオン分析します。学校近くにある浅間温泉も同様です。その成分分析から浅間温泉のイオン成分による温泉効果の良さをアピールするに至ります。その後,「じゃあ,”マイ・浅間温泉”を作ってみよう」となり,薬品調合して浅間温泉の素を作ります。それが,今回いただいてきた「浅間温泉の素」です。200L相当のお風呂に入れると,まさに”浅間温泉”。自宅で温泉気分に浸ることができるとは,すごい授業実践です。今日の我が家のお風呂は浅間温泉です。

2017-02-16   改訂案

[] 06:50    改訂案 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    改訂案 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

14日に文部科学省が

 小中学校の学習指導要領と幼稚園の教育要領の改訂案を公表したことが一斉に報道されました。幼稚園は2018年度から全面実施となります。小中学校も先行実施されることでしょう。今回の改訂のポイントは小学校の英語であることが大々的に報道されています。小3から学び始め,小5から教科となり,中学校は基本的に英語での授業となるというものです。最大級の改革と言われるゆえんです。一方で中身としては同じことですが,主体的・対話的で深い学びという表現が採用され,アクティブ・ラーニングという言葉が見送られました。定義がないカタカナ語は使えないという文科省担当者の談話が発表されています。

今回の改訂であまり

 注目されていませんが,改訂案は何を学ぶかが中心であった従来の指導要領を転換し,何ができるようになるかを明確にしてそのために何をどのように学ぶのかを求めています。さらっと書かれていますがその希求するところは奥深く,英語よりも大きな改革と言えます。従来の日本の教育は,教科を基盤とするカリキュラムとなっていて何を教えるかが主体でした。すべての児童生徒に対して教えるべきことを分け隔てなく同じように教えることが平等であったわけです。ところが改訂される指導要領では,何ができるようになるかが求められます。つまり,すべての児童生徒ができるようになるべきことが分け隔てなくできるようになったかどうかが大切になるわけです。それは北欧諸国の教育に似ています。学力を基盤とするカリキュラムだからです。コア・カリキュラムが求められている背景ともなります。これからの教育は,平等に教えることではなく,平等に力を付けることが求められています。全国の小学校約34万人,中学校約20万人の先生方に伝わることを願います。

2017-02-15   参加

[] 06:43    参加 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    参加 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

他の研究室の学生から

 相談を受けました。「先生の研究室のゼミに参加させてもらってもいいですか?」。大歓迎です。以前も,社会科や教育科学の研究室のゼミ生が参加してくれたこともあります。うちの研究室から他の研究室に移動していった学生がその後も参加してくれたこともあります。もちろん,学外の現職のみなさんも参加してくれています。それも縛りはありませんので自由に,都合のつき時にいつでも歓迎します。オープンなので,関心があって余裕があって都合がつくようなら,いつでもOKです。途中からの参加でもOKですし,中途退出もOKです。実はその学生,高校生の時に私の本を読破した学生です。嬉しいですね。4月から再開する全体ゼミの楽しみがまた一つ増えました。

2017-02-14   紙

[] 06:48    紙 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    紙 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

研究生の机の上には,

 A4サイズの紙が貼ってあります。3月末までにしなければならないことが12項目に渡って書き出してある紙です。おそらく,そこに書かれている課題が一つひとつ仕上がったら,消していくのでしょう。できる人間の必須アイテムです。B4の机の前の壁には「投稿論文」「日本教育工学会研究会パワーポイント」の紙が貼ってあります。B4にとってはあと2つです。これも,できる人間の必須アイテムです。現代は,紙ではなく,スマホに記録してある人も多いことでしょう。人の目に触れる必要は全くないので自分がしっかり把握しておけば良いことです。しかし,それを可視化するとなると別です。そこに可視化の意味があるのです。先の研究生の12項目の中には,”通信”関係の業務名目も書かれています。学級通信はじめ諸通信が目白押しです。さすがだと感嘆します。どうやら,そこに13項目目が加わるかもしれません。まだ話してませんが。

2017-02-13   誇り

[] 07:09    誇り - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    誇り - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

卒論発表会が無事に終了し,

 B4の卒業研究が終わりました。見事に乗り切った3人のB4に心から祝意を伝えます。B4の12月から1月にかけては,猫の手も借りたいくらい忙しいことは火を見るより明らかです。しかし,うちの研究室のB4から「卒論で忙しい」などという愚痴を聞いたことがありません。まして,「投稿論文で忙しい」も聞きません。アパートで布団をかぶって愚痴を言っているのかもしれませんが,公式の場では一切聞こえてきません。私たちの研究室で言えば,B4が投稿論文を提出することは,B3のときから,つまり1年半前から通知しているからです。卒論はB2のときから,先輩たちの様子を見続けているからです。先輩たちが12月だろうが1月だろうが,愚痴一つ言わずにゼミイベントを当たり前のように企画,運営し,参加している姿をじっくり見ているからです。私たちの研究室では,12月と1月の2ヶ月にB4が「卒論で忙しい」「投稿論文で忙しい」などという言い訳をこれまで一度も聞いたことはありません。言い訳は一切言いません。文字にするとごく簡単なことですが,他の研究室では当たり前ではなく「修論で忙しい」とか「卒論で忙しい」などと愚痴られますから,なかなかできることではありません。本当に立派なB4です。

体調を崩したのであれば,

 体調管理も研究のうちです。言い訳になりません。もう1年かけて卒論をやっていいんだよと言われます。今できることを,なぜ今やらないのか?今できることは何かを,なぜ,先を見て洗い出せないのか?なぜ,1週間先,1ヶ月先,3ヶ月先までの見通しを持った予定を立てた上で研究推進ができないのか?それも研究能力のうちです。言い訳になりません。「遠慮してる?遠慮しなくていいんだよ」。それができないのなら,もう1年やっていいんだよ。そんな研究室で,見事に卒業研究を終えた3人のB4を誇りに思います。辛いこともあったでしょうし,放り投げたいこともあったでしょうが,愚痴一つ言わず言い訳を一切せずにそれらを克服し,すべてを成し遂げた3名のB4のみなさん,本当におめでとう!うちの研究生は言うに及ばず。すでに結果を出してとっくに終わっています。が,余力を使ってさらに次のことを目論んでいるようです。凄い御仁です。頭が下がります。もう1年,がないので4月からいないんです。寂しい。

scorpion1104scorpion11042017/02/13 10:34研究室の皆さんの臨教の働きぶりから感じておりましたが、投稿された内容にここまで凄い集団に育っておられることに感服いたしました。Nさんの影響も大きかったことでしょう。Nさんは、あの情熱できっと現場でも引き続き研究をされることでしょうね。

OB1989OB19892017/02/14 06:53scorpion1104さん,コメントありがとうございます。西川研も同じ環境下にあることと思います。以前,西川研のB4が当たり前のように学会全国大会で発表する凄さに唖然としたことがあり,育つ研究室はちゃんと育っていることを知るきっかけでした。scorpion1104さんも4月からますますご活躍されることと思います。

2017-02-12   6:40

[] 12:04    6:40 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    6:40 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

松本附属に授業参観に行く日はたいがい,

 朝7:00には学用車を出します。7:00に学用車を出すということは,キャンパスには6:40には行きます。その日,校舎に入ろうとしたところ,一人の学生(理科の学生です)が自転車で来ました。ちょうど私が校舎にはいるタイミングと同時に。学生「おはようございます」私「おはようございます。早いね」学生「課題があって・・・」私「朝早くから凄いね。がんばってください」学生「ありがとうございます」。たったこれだけの会話なのでありきたりのものですが,それが朝の6:40となると別です。会話はこれだけなので,学生は徹夜してがんばっていたのかもしれませんし,朝型タイプなのかもしれません。疲れてしまってただ寝てしまっただけなのかもしれません。事実は追調査してないので定かではありません。しかし,授業期間を終えているこの時期に,学生が朝の6:40から自転車を飛ばして誰もいないシーンとした校舎に駆け込んできて,課題をやろうとするその懸命な姿には,課題に正対して力を注ごうとする一途なものを感じます。学生全員の課題達成を応援します。

2017-02-11   フォーラム

[] 07:10    フォーラム - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    フォーラム - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

信州大学では、

 「臨床の知」をさらに深化させ、高度専門職業人としての資質能力の向上に資することを目的として平成28年度より教職大学院を新設しました。本大学院では、現職教員の院生が所属する学校に拠点を置いて、教育実習および演習を通して学びます。本年度の実践研究報告会では、教職大学院での1年間の学修の進捗と成果をポスター発表で報告します(http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/g-school/2016/12/2768932.htmlから)。本日9:20からです。お待ちしています。

2017-02-10   だるま

[] 06:58    だるま - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    だるま - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

2月6日(月)に

 高崎からだるまが届きました。それも「三崎研」と書かれた説明書付きの由緒ある大きなだるまです。研究生曰く,高崎の会に参加させてもらった時に,高崎の会のみなさんから西川研と三崎研に贈られたとか。ありがたく頂戴し,今,実験室の神棚相当の位置に鎮座しています。大事に引き継がせていただきたいと思います。報告とお礼が遅くなりましたが,この場を借りて可視化します。高崎の会の皆さん,どうもありがとうございました。

futaba1107futaba11072017/02/12 19:16群馬の会では三崎研の方々にお世話になりました。

三崎研のさらなるご活躍を楽しみにしています。
また長野へも伺います。

OB1989OB19892017/02/12 22:05futaba1107さん,コメントありがとうございます。お誘いいただき,どうもありがとうございました。お陰様で彼らにとってはまたとない学びの機会となりました。貴重な機会を与えてもらえたことに心から感謝します。3名のB4が卒論で高崎の会のみなさんに本当にお世話になりました。ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

2017-02-09   自慢

[] 06:01    自慢 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    自慢 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今日から2日間,

 理科教育コースの卒論発表会及び理科教育専修の修論発表会が行われます。当研究室は院生がいませんから,B4の卒論発表会だけが該当します。一応,B4の発表についてはリハーサルを終えて明日を迎えるだけになってました。前日にあたる8日のお昼過ぎ,何気なく,実験室に行ってみるとなんと,研究生が先導してB4の3名の卒論発表会の最終チェックをしているではありませんか。「ほおーっ!・・・!」。まったく予定になかったことなので,時間を忘れて思わず見とれてしまいました。他の研究室では前日に指導教員が先導してリハーサルをしている中,うちは全く知らん顔。だってB4を信じてますから。こんな様子を見るにつけ,指導教員は目標だけ示してゼミ生のじゃまさえしなければいいんです。指導教員の知らないところで,ちゃんとやってくれてます。多くを語らずともいい事例です。自慢のゼミ生です。「先生,大学でできてなんで高校でできないんですか?」。ゼミ生からのいつもの質問です。

2017-02-08   5.1

[] 18:10    5.1 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    5.1 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

月刊誌教職課程の今月号の話題は

 「世界一分かりやすい逆引き,教育原理」。その他に都道府県別の採用状況が掲載されています。長野県は小学校が志願者数750人に対して2次合格者数が148名,倍率5.1倍。中学校が志願者数777人に対して2次合格者数が99名,倍率7.8倍。高等学校が志願者数698人に対して2次合格者数が82名,倍率8.5倍。

2017-02-07   高専の『学び合い』

[] 12:29    高専の『学び合い』 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    高専の『学び合い』 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

春からずっと

 全体ゼミに参加しているN野高専のK先生の数学授業を参観してきました。ゼミ生全員連れて。K更津高専のS先生とN野西のM先生も一緒です。高崎の会から続いての参加で,朝からずっと参観三昧だというのですから恐れ入ります。スペシャルな企画で最後にS先生の2016春公開の1分MANABIAI FILMまで見せてもらって大満足。授業は『学び合い』。高専の『学び合い』はS先生以来なのでもう6年ぶりくらいです。春からずっと待っていた肝いりでの参観だっただけあって見応え満点でゼミ生には贅沢な時間です。90分フルタイムの『学び合い』など,ここでしか見ることができません。一度見ておく価値はあります。

bbcsuzukibbcsuzuki2017/02/08 07:24OB1989先生、この授業参観も先生の研究室の働きかけがなければ実現できませんでした。たまたまこの授業参観計画を知ることができ、実はこの日から学年末試験で試験監督を入れ替えていただき、参加できました。おかげさまで同じ校種のしかも同じ教科ということで高専での『学び合い』のヒントや問題点などをK先生と共有でき、大収穫でした。ありがとうございました。

OB1989OB19892017/02/08 18:14bbcsuzukiさん,コメントありがとうございます。あっちが肝いりならこっちも肝いりでもうびっくりです。もうすっかりN野高専の先生になりきっていて,「今日の授業は終わりですか?」って聞いてみたいくらいですね。すべてのはじまりはbbcsuzukiさんからです。bbcsuzukiさんがいて今ありです。感謝してます。今度は’内地留学’みたいな業で本格的にうちに来てみませんか?あと6年ですけど。

OB1989OB19892017/02/08 18:17bbcsuzukiさんなら,サバティカルいつでもOKですよ。

bbcsuzukibbcsuzuki2017/02/09 07:35OB1989先生、嬉しすぎてなんて言ったらよいやら困ります。

OB1989OB19892017/02/10 07:01bbcsuzukiさん,コメントありがとうございます。何も言わなくても言いたいことは伝わってきますから大丈夫です。すぐにサバティカルの書類に押印できるように目の前にはんこを用意しておきます。

2017-02-06   予告 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

平成29年10月21日(土)に,

 「第11回『学び合い』長野セミナー」を開催する運びとなりました。来年度もまた,みなさんにお会いできることになりましたので,一足先に,ここに予告します。ぜひご予定ください。

<第11回『学び合い』長野セミナー>

1 期日 10月21日(土)

2 会場 信州大学教育学部N101講義室

3 日程等

13時00分~14時30分 西川純氏(上越教育大学教授:『学び合い』提唱者)による講演

14時30分~14時40分 休憩

14時40分~15時30分 『学び合い』の考え方による模擬授業の体験

15時40分~16時10分 『学び合い』の授業を実践している先生による発表

16時10分~16時30分 講演者,実践者と語るフリー・トーク

16時30分 閉会

2017-02-05   丸投げとの違い

[] 15:04    丸投げとの違い - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    丸投げとの違い - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

「(『学び合い』は)丸投げとどこが違うんですか?」

 と聞かれることがあります。それも,学校を訪問させていただいたときの,校内研修会での全職員の集まっている場で質問されます。『学び合い』の授業そのものが,その先生方にとっては「それが授業か?」という思いが強いことによるものでしょう。『学び合い』の授業は,いわゆる丸投げの授業ではありません。その決定的な根拠の第一は,目標達成(課題解決)の評価の後のリフレクションにあります。全員が目標達成(課題解決)した場合には,「なぜ全員が目標達成できたのだろうか。何が良かったのだろうか。良かったことがあったとしたらそれを意識して次の授業でもできたら,また全員が目標達成できるはずだよね。どんなことが良かったのか考えながら次もやってみよう」。全員が目標達成できなかった場合には,「なぜ全員が目標達成できなかったのだろう?何が不足したんだろう。自分に何ができたのか振り返ってみよう。不足していたと思うところを意識して改善できたら次は全員が目標達成できるはずだよね。自分には何ができるか考えながら次はやってみよう。」

何度も書いていますが,

 『学び合い』が『学び合い』たるゆえんは,まさにリフレクションにあります。リフレクションに対して本気になれない自分がいることを分かっていながら,そこそこにして終わらせているようでは,『学び合い』と言われてもなかなか結果は出ません。「みんなができることが大切だ」と言っておきながら,みんなができていない状況に対して本気になれない自分ならば,結果は伴わないと思わなければなりません。自戒を込めて。リフレクションに真剣に本気になるからこそ,丸投げではないと断言できるのです。換言すれば,リフレクションに本気になっていなければ丸投げと言われても反論はできないでしょう。『学び合い』は課題作りが生命線だとよく言われますが,それは本質が理解できていない人の言うことです。課題を提示しても,リフレクションをしなければ,みんなができたかどうかに対する授業者の明確な本気度満点の意思が子どもたちに伝わりません。たとえ課題作りが生命線でも,どんなに素晴らしい課題でも出しっぱなしは丸投げと違いはありません。

2017-02-04   当たり前

[] 07:51    当たり前 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    当たり前 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

自分にとっての当たり前が

 まわりにとっての当たり前でないことが往々にしてあり,その一方でまわりにとっての当たり前が自分にとっての当たり前でないことが往々にして生じます。自分にとっての当たり前でないことはまわりにとっての当たり前の状況にすり寄せて折り合いを付けることも出てきます。従来の当たり前が当たり前でなくなるのですから,その折り合いの付け方はなかなか難しいところがあります。自分の育った文脈,働いている文脈にもよりますからなお一層の難しさが増します。しばらく休みましたが,環境を整えて再開します。

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