信濃の国からこんにちは このページをアンテナに追加 RSSフィード

三崎隆です。
長野県長野市の信州大学教育学部で『学び合い』(二重括弧の学び合い)を研究しています。
「信濃の国からこんにちは」は私たちの『学び合い』研究室の研究室通信です。
いつでもメールください。メールのやりとりで『学び合い』の考え方を共有しましょう。
メールアドレスは、misakiとshinshu-u.ac.jpを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。
研究室の全体ゼミは参観OKです。
全体ゼミは2019年度から毎週月曜日18:30-19:30に行っています。
詳しくは,私たちの『学び合い』研究室をご覧ください。

2016-01-31   子どもたち一人残らず全員に分かる授業をしてください

[] 06:35    子どもたち一人残らず全員に分かる授業をしてください - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    子どもたち一人残らず全員に分かる授業をしてください - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

「子どもたちに分かる授業をしてください」

 の「子どもたち」とはいったい誰のことを指すのでしょうか。教えなくても分かる2割の子たちでしょうか。そういう子たちは授業の時は通常,教師が教えるとすぐに分かったしぐさを見せてくれます。あたかも教師が教えてはじめてあっという間に分かったかのように。それとも,授業者が工夫して教えると分かってくれる6割の子たちでしょうか。「子どもたちに分かる授業をしてください」と言われて期待されるのは,きっとこの6割の子どもたちを言っているのかもしれません。それだけ,教材ばかりに注力せずに,合計8割の子どもたちが分かるような工夫の施された授業を試みてほしいという願いが込められていると言えます。

しかし,それでは教えても分からない2割の子どもたち

 が残ります。そのような状況では困ります。「子どもたちに分かる授業をしてください」に込められた願いは分け隔てなく全員にというものであると思います。「子どもたち一人残らず全員に分かる授業をしてください」と。「子どもたちに分かる授業をしてください」の中から読み取りたいのは,すべての子どもたちに分かる授業への希求です。限られた時間の中でそれは無理だと諦める前に,子どもたちの学ぶ力の高さを信じて試みてみる価値はあります。小学校第1学年に入学して来る子どもたちは誰もが,勉強したいという高い意欲を持って来ていることをもう一度思い出してみませんか。

2016-01-30    長野市の会   このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

昨日は長野市の会。

 半年ぶりの会でしたが,総勢12名の参加。西川研から1名,西川研OBの長野県人会2名,三崎研3名を含めて,教育委員長,教員,学生と豪華な顔ぶれです。初めて参加された方もいましたが,なんとmaya-1さんと縁の深い方のようで世間は狭いと感じます。B4の二人が入学前から縁があったことを初めて知り,びっくりしました。本学部の学生さんもいて二度びっくりです。中野西高校のアクティブ・ラーニングもいつもどこかで状態のようで嬉しい限りです。ますます盛んになっていってくれることを期待して止まないものです。卒業のお祝いを兼ねてくれたi-Kawa-nakajimaさんのお心遣いに心から感謝です。

2016-01-29   子どもたちに分かる授業をしてください

[] 06:36    子どもたちに分かる授業をしてください - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    子どもたちに分かる授業をしてください - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

長野県はご存じの方も多いでしょうが,

 教材研究が盛んです。自然豊かな自治体であるだけに,豊かな自然の事物・現象を教材研究する教員も多くいます。授業検討会をはじめ,教科の授業を論ずるときには,材(ざい)という表現があってあちこちから声が聞こえるくらいですから,その注目度は高いと言えます。「材(ざい)とどう向き合うかが大切だ」という具合です。指導する立場にあるみなさんも大切に使うので,指導を受ける教員は教材研究の重要性に対する認識を高めていくことになるのでしょう。

およそ1年ほど前に,

 長野県教委が本学部理科の4年生に語った言葉が印象的です。「子どもたちに分かる授業をしてください」と。長野県が教材研究に注力してきた経緯を考えると画期的な語りであったと良く覚えています。教材研究から学習者視点へと方向転換を図ったものと当時は受け止められました。授業は,子どもたちに分かるものにしなければならないという強烈なメッセージとして学部生に伝わったことと思います。南信の臨床授業研究会の会長の「先生の力が付かなくてもいい。子どもたちの力さえつけてくれれば。」の言葉が思い出されます。

あれから1年。

 昨年3月に卒業した卒業生たちは,学校現場で子どもたちに分かる授業をしているでしょうか。きっとしていること信じます。子どもたちの分かる授業は『学び合い』が一番の近道なのですが,『学び合い』に取り組んでいるでしょうか。「1年目は無理です」という声が聞こえてきそうです。それは必ず子どもたちに反映されていきます。20年後を考えると心配は尽きません。

2016-01-28   教材に着目

[] 06:30    教材に着目 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    教材に着目 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

教師が教材に着目する

 傾向が強いのはなぜでしょうか。理由は色々あるのでしょうが,その第一は,なんと言っても,形になって後世に残るからではないでしょうか。この傾向は,何も教育に限ったことではないようです。自分の業績として形に残ることを意図することはいつの時代もあるようです。教育実践を論文として残すこともその現れの一つと言えるものです。自作教材であれば,その作成意図を問わず,自らのオリジナルとして残すことができる点には価値を見いだすことができるのでしょう。自分の努力の跡が教材という形に残ることは,着目するに十分値します。

第二は,子どもたちを

 想定しなくてすむからではないでしょうか。子どもたちを想定した場合,どうしても子どもたちがどのような子どもたちなのかによって結果が異なる可能性についての議論を避けられないからです。授業実践の結果がいかようになったとしても,それはその子どもたちだからであるという議論が起こることを避ける作業が困難を呈することが想定されることに依ります。結果が評価されるものであったら,それはその子どもたちだからだとされ,結果が評価されないものであってもそれはその子どもたちによるとされます。それを避けるためには,子どもたちに左右されない教材に没頭することが自然の流れかもしれません。

第三に,教材に着目すると言うことは,

 当然のことながら,その背景となる学問的領域に関わる専門性に帰結するからです。いわゆる素材とか素地とか言われる教科の生の事物や現象との関わりが極めて強いことに依ると考えられます。我々が,専門の教科を選択する若い頃,理念や方法よりも内容に依拠する傾向が強いのは幼少期からの学校教育上致し方ないことなのかもしれません。自らの興味・関心の高い素材があれば,それへの着目が強くなっても当たり前と言えば当たり前のことと言えます。興味・関心を持っている生の素材や素地をいかに学校教育で利用できるのかを考えるのは自然の流れと言えるでしょう。教材に着目すればそれだけ学問領域の専門性も高くなる相関があるように思われます。

2016-01-27   必須

[] 06:41    必須 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    必須 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

月刊誌教職課程の今月号の話題は

 「完全図解 必ず差が付く板書術」「一般・小全国英まずはここから」「学級崩壊に立ち向かえ」「教採的 面接対策」です。もう一つは「教採時事キーワード50」です。そのキーワード50の中に,アクティブ・ラーニングもあります。課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習のことをいう,とあります。次期学習指導要領改訂における重要なキーワードとなるので,ともあります。教採対策としても,必須事項として学んでおきましょう。

2016-01-26   さすが

[] 07:15    さすが - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    さすが - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

山梨県南部中学校に

 第3学年の学年合同道徳の時間と第2学年道徳の時間の出前授業に行って来ました。昨年に続いての2回目の訪問であっただけに,さすがです。顔の輪郭しか分からないほどの遠くの距離から「こんにちは!」とくるほどの子どもたち。それも次から次へと来るわ来るわ。中には,気をつけをして深々と一礼する子どもたちもいるほどです。応えるこちらも「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」の連続です。さわやかです。そんな子どもたちですから,授業も推して知るべし。全員目標達成です。さすがとしか言いようがありません。その実力は先回で証明済みですから,敢えて言うべきことではないかもしれません。彼らにとっては当たり前なのかもしれませんが,第三者として見れば特筆すべきことです。日頃から『学び合い』に取り組んでこられた先生方のご尽力に敬意を表します。機会をくださった校長先生はじめご担当のI先生に心から感謝します。

2016-01-25   見事

[] 06:14    見事 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    見事 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

西宮浜小学校の

市指定研究発表会に参加してきました。当日は第1学年から第6学年までの全学年での『学び合い』授業が公開され,遠くは長崎,愛媛からも参加されたほどの魅力あふれる盛況の日だったことが印象的です。どの学年の授業を見ても,王道の『学び合い』が展開しているところが実に見事で,子どもたちの教科の力,人間関係,表現力がものの見事に育成されていて筆舌に尽くしがたしです。研究主任の先生を中心に,直前まで授業のあり方についての議論が続いたとのことですが,皆様のご尽力のたまものです。敬意を表します。

西宮市教育委員会からも

 大勢の皆様がお越しになり,サポートしてくださっていたことも印象に残ります。市の中で西宮浜小の教育がしっかり位置づけられていることを頼もしく思ったところです。教育長様の開会式のご挨拶の中で取り上げられた話の内容に『学び合い』に通じるところを感じることができ,ご支援いただいていることを強く感じます。今回の機会をくださった校長先生はじめ関係の皆様に心から感謝します。今後も西宮浜小学校の『学び合い』教育がますます充実,発展されますことを心より祈念しています。

2016-01-24   次の出前授業

[] 07:22    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

次の出前授業は

 山梨県の南部中学校の第2学年の道徳の時間の「正義を重んじる心」(全1時間)(内容項目4-(3)正義を重んじる心)です。資料は「ひとりぼっち」(出典:生徒手記)です。本時の目標は,「全員が,物事を公正,公平に見る目を持ち,無関心にならず,不正な行動やいじめを断固許さない態度を身につける上で大切なことは何かについて,そのように考えた理由と一緒に,まわりのみんなによく分かってもらえるように分かりやすく自分の言葉で,自分の考えを説明することができる。」としました。

道徳の時間の目標を作るときには、

 基本的に,ねらいに迫る大切なことは何かを問うものです。ですから,資料の中に「ねらい」を見つけたら,「その大切なことは何ですか?」と問うてそれを考えさせるのです。それを1単位時間の中で資料の中から読み取って書くことができるようになることです。そして,それが書けたら,付箋紙を使って友だちと大切なことについて意見交換をします。誰がどのような考えを持っているのかは,道徳の時間の場合,一概にできたできないでの評価が難しいので付箋紙を使います。もちろん,ネーム・プレートでもかまいません。ですから,付箋紙の使用は必須ではありません。『学び合い』の考え方が十分に享受されていれば,子どもたち自身が自分たちで考え判断し行動します(自分以外のみんなと意見交換します)から,付箋紙など必要ないものです。

評価は,

 何も見ないで誰にも聞かないで、当該単位時間に考え判断したことについて日常生活を振り返って自ら内省してまとめるものです。当該授業の最後10分を使って書かせる予定にしています。活動する前に子どもたちに明示しなければならないことは言うまでもありません。楽しみです。学習指導案(略案)はhttp://taka433ki.jimdo.com/に公開しています。

2016-01-21   次の出前授業

[] 06:12    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

次の出前授業は

 山梨県の南部中学校の第3学年の学年合同での道徳の時間の「役割の自覚」(全1時間)(内容項目4-(4)役割の自覚)です。資料は「監督がくれたメダル」(出典:PHP研究所 PHP昭和63年9月号)です。本時の目標は,「全員が,所属する集団の一員であることの自覚を深め,役割を認識し,その責任を果たそうとする上で大切なことは何かについて,そのように考えた理由と一緒に,まわりのみんなによく分かってもらえるように分かりやすく自分の言葉で,自分の考えを説明することができる。」としました。

道徳の時間の目標を作るときには、

 基本的に,ねらいに迫る大切なことは何かを問うものです。ですから,資料の中に「ねらい」を見つけたら,「その大切なことは何ですか?」と問うてそれを考えさせるのです。それを1単位時間の中で資料の中から読み取って書くことができるようになることです。そして,それが書けたら,付箋紙を使って友だちと大切なことについて意見交換をします。誰がどのような考えを持っているのかは,道徳の時間の場合,一概にできたできないでの評価が難しいので付箋紙を使います。もちろん,ネーム・プレートでもかまいません。ですから,付箋紙の使用は必須ではありません。『学び合い』の考え方が十分に享受されていれば,子どもたち自身が自分たちで考え判断し行動します(自分以外のみんなと意見交換します)から,付箋紙など必要ないものです。

評価は,

 何も見ないで誰にも聞かないで、当該単位時間に考え判断したことについて日常生活を振り返って自ら内省してまとめるものです。当該授業の最後10分を使って書かせる予定にしています。活動する前に子どもたちに明示しなければならないことは言うまでもありません。楽しみです。学習指導案(略案)はhttp://taka433ki.jimdo.com/に公開しています。明日から2日間,西宮浜小学校の研究発表会のため「信濃の国からこんにちは」はお休みします。日頃のご愛顧に心から感謝しています。

2016-01-20   消える職

[] 06:58    消える職 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    消える職 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

ロボットの台頭で消える職という

 話題が多く報道されてきています。もちろん,消えない職もたくさんあるのでゼロになるわけではありません。人工知能やロボットが台頭してきたからと言って,人工知能やロボットにはできない職業もありますから,早急な結論として職がなくなるというものではないのです。ただ,2020年までに500万人もの人が職を失う可能性があるという見通しを示されると尋常ではないことを実感します。特に,若い世代の人たちにとってはなおさらのことです。教員という職業も人工知能・ロボットに代替される職業の一つとしての可能性は依然残ります。代替されないために,今後,学校は何のためにあるのか,を真剣に考えておかなければならないでしょう。

2016-01-19   うれしい

[] 07:20    うれしい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    うれしい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

昨日は全体ゼミ。

 卒業生の第2代ゼミ長が参加してくれたことがいちばんのサプライズです。彼の卒論の引用が,研究室の中で一番多いものです。B3の卒論構想の発表に実にいいアドバイスを送ってくれて,その鋭利な感覚は当時のままで感嘆したほどです。卒論の時に使ったプレゼンを持参して,後輩のために一肌脱いでくれたその心意気が何より有り難く,うれしいことです。またいつでも来てほしいと願うばかりです。遠路,繁忙の中駆けつけてくれたことに心から感謝です。

2016-01-18   センター試験

[] 07:30    センター試験 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    センター試験 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

2日間のセンター試験が

 終了しました。穏やかな日よりで過ごせたことをなによりに思います。受験したみなさんの進路が実現することを心から願っています。センター試験は,全国で56万4千人のみなさんが受験されたという報道がありました。センター試験は約56万人のみなさんが同じ時刻に同じ試験を受験する公平な試験です。56万4千人のすべての受験生が公平に受験できるように,それは数千の会場ですべて同じ措置が執られています。公平さが徹底されます。5年後には,この公平さを徹底する試験から公正さの試験に変わります。戦後最大の教育改革が断行されます。

2016-01-17   少しでも近づきたい

[] 06:56    少しでも近づきたい - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    少しでも近づきたい - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

私は1989年度修了の戸北研です。

 戸北研の下で故戸北凱惟先生の薫陶を受けた大学人は数多くいます。ざっと指折り数えるだけで11人います。それも,同じ分野の人は一人もいませんから,全員が異なる専門分野です。故戸北先生の凄いところをある方から聞いたことがあります。それは,人を育てることだと。自分の後継者ではなく,理科教育の人材を。ゼロの方(ゼミ生の中から一人も大学人を育てていない方)が圧倒的多数の中で,11人という人材を育てた功績は絶大であると思います。かく言う私も一人も育てていません。おそらく,今後そのような人は現れないでしょう。戸北研のゼミ生として故戸北先生の凄いところを語らせてもらえれば,それは「(微笑んで頷きながら)それでいいんだよ」「(微笑んで頷きながら)やってみなさい」と声をかけてくださり,全く知らないところであちこちに声をかけてくださっていること。それも,最後までずっと,見捨てられることなく。しまいには,一人でできたような気になって,知らず知らずのうちに独り立ちしていくのかもしれません。それが錯覚であることも自覚できないまま。戸北研ゼミ生の一員として次の世代を育てるために,その絶妙さに少しでも近づきたいと思いますが,なかなか近づくことさえできません。戸北研門下生であることを誇りに思います。

2016-01-16   センター試験

[] 06:56    センター試験 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    センター試験 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

今日から2日間,

 センター試験です。北陸は雪の予報が出ていますので,体調を整えて持てる力を十分に発揮してもらえることを心から願っています。平成32年度から大学入学希望者学力評価テスト(仮称)が始まる計画なので,このセンター試験方式は今回を入れてあと5回となります。現在の中学校第1学年の生との皆さんから,新規の大学入学希望者学力評価テスト(仮称)を受ける事になります。当該テストのフィージビリティ(実行・実現の可能性)の検証がすでに始まっています。アドミッション・ポリシーに基づいた大学入学希望者の多様な能力の多元的評価もすでに始まっています。大学入学希望者に対するテストの戦後最大の変革はすでにじわじわと始まっています。国民に大々的に公開されることはあまりないかもしれませんが,着実に平成32年度に向けて動き始めています。

2016-01-15   学部授業のアクティブ・ラーニング

[] 06:22    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

小学校免許取得のための

 学部の授業における今週の一つめのアクティブ・ラーニングの発表会は,第6学年のてこのはたらきの内容。てこが水平に釣り合ったとき同じ位置につるしたものとおもりの重さの関係はどうなっているのかを調べる展開となっています。単位時間全体の構想が実に素晴らしく,導入からまとめまでの展開の一貫性,ストーリー性が見事に素晴らしく,完璧な構想となっていた点が他の参考となる見事なものでした。創造性,企画力,実践力ともに類を見ません。よくできました。

もう一つのアクティブ・ラーニングの発表会は

 第3学年の電気の働きの内容。どんなものが電気を通すのだろうかを調べる展開となっています。物体論と物質論を学ぶ最初のところの導入の工夫を施し,物体と物質の端境目の分かりにくさの克服を目指した改善努力が実に見事に開花している企画,実践であり,日常生活に見られる自然事象との関わり合いにも配慮された素晴らしいものとなっていたところが抜群の評価となります。初めての理科に関心喚起も完璧に仕上げられていて見事です。よくできました。

2016-01-14   8月6日(土)・7日(日)

[] 06:05    8月6日(土)・7日(日) - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    8月6日(土)・7日(日) - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

一般社団法人日本理科教育学会では,

 8月5日(金)~7日(日)に信州大学教育学部で,第66回全国大会を開催する予定にしています。全国大会のメインは8月6日(土)・7日(日)です。また,8月6日(土)・7日(日)には長野市のびんづる祭り(恒例の夏祭り)が開催されることになっています。それに加えて,8月6日(土)・7日(日)に日本の人気グループのコンサートが長野市内で開催されることが昨日急遽判明しました。先日,学会員から「8月6日(土)・7日(日)はホテルが取れない状況のようです」と教えてもらいましたが,どうやらその影響があるのかもしれません。すでに,実行委員会及び旅行業者様に各方面から,「大丈夫ですか」と心配していただく照会が届いています。困りました。それにしても,今年の8月6日(土)・7日(日)は佳き日のようです。

2016-01-13   学部授業のアクティブ・ラーニング

[] 06:26    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

小学校免許取得のための

 学部の授業における今週の一つめのアクティブ・ラーニングの発表会は,第5学年のふりこのはたらきの内容。ふりこの一往復する時間に影響を与えるものが何かを調べる展開となっています。導入が工夫され,それに伴う授業展開が実になめらかで子どもたちの試行に流れに一貫性ももたらしている点が素晴らしい仕上がりです。条件制御の力を育てる展開が完璧に仕上げられていて努力の跡が窺えます。実験精度への対応も見事で,実によく練られていた点が良かったです。よくできました。

もう一つのアクティブ・ラーニングの発表会は

 第4学年のものの温度と体積の内容。空気を温めるとふくらむのかどうかを調べる展開となっています。小学校特有の日常生活に見られる自然の事物・現象を取り上げて導入を工夫したところは実に見事でその後の授業展開を引き立てるのに十分なほど完璧なものとなっていたところが高く評価されます。授業過程,教材の工夫,安全性いずれも抜群で簡潔に仕上げた点も素晴らしく良かったです。よくできました。

2016-01-12   6か月

[] 06:45    6か月 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    6か月 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

月刊誌教職課程の今月号の話題は

 「小学校全科出題傾向分析」「一般・小全理数 まずはここから」「私学教員への道」「教採的 自己分析」です。もう一つは「必読モンスターペアレント対応」。教採までいよいよ6か月です。今月号には,オームの法則,作用・反作用,水溶液の性質,化学反応式,植物の特徴と分類,血液の循環,気象:前線と天気,星の動き:金星の理科対策が盛りだくさんです。苦手意識が克服できる内容です。あと6か月,地道に一歩ずつ取り組むことが大切です。

2016-01-11   学部授業のアクティブ・ラーニング

[] 07:28    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

小学校免許取得のための

 学部の授業における今週の一つめのアクティブ・ラーニングの発表会は,第6学年の電気の利用の内容。電熱線の太さによって発熱の仕方に違いがあるのかどうかを調べる展開となっています。発熱現象をどのようにとらえるのかを自分たちなりに工夫して企画,展開を目指したものとして評価できます。その際の条件制御と予備実験による授業展開の減り張りがよく効いていて分かりやすく仕上げられていた点は素晴らしく良いところです。よくできました。

もう一つのアクティブ・ラーニングの発表会は

 第5学年の物の溶け方の内容。ものが水に溶ける前と後で全体の重さは変わるのかどうかを調べる展開となっています。条件制御を伴う問題解決能力を育てる学年での内容の下,疑問を持たせてからの展開を工夫して淀みのない流れを企画したところは他の参考となる見事なものです。事実確認を大切にする観察,実験への仕上げと処理,分析の確実性を備えた授業づくりが徹底しているところも素晴らしく良かったです。よくできました。

2016-01-10   セミナー

[] 20:58    セミナー - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    セミナー - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

臨床教科教育学会セミナーで

 B4が見事に仕事を完遂してきました。いくつか質問を受けたそうですが,適切に回答したようです。指導教員がいてもいなくても即時対応できる力量を習得できていることを嬉しく思います。事前に質問を受ける内容を把握しているわけではないので,その場でされた質問にその場で即時対応してその場で回答することがいかに難しいことかは,経験のある人にしか分かりません。惚れ惚れします。やはり自慢のB4です。あとは卒論発表会(2/9-10)と日本科学教育学会第4回研究会(2/20)と投稿論文(臨床教科教育学会)を残すのみとなりました。ゴールという通過点が見えてきたこのときが,一抹の寂しさを感じるときです。

2016-01-09   日本一の中2

[] 05:32    日本一の中2 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    日本一の中2 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

日本一の中2のみなさんに

 会ってきました。2クラスの授業でしたが,いずれも実に見事な子どもたちで一人も見捨てる子どもたち一人も見捨てられる子どもたちがいない共生クラスでした。爽やかで,集中力,狭量性,実行力,決断力どれも抜群です。最初から最後まで,子どもたち全員が係わり続け,グループができては解消され,解消されては新たなグループができる,典型的なアクティブ・ラーニングと言えます。いやあ,子どもたちの力というのは素晴らしいとここでもまた学ばせてもらうことができました。日頃の校長先生の学校経営はじめ,学年主任の学年経営,そして学級担任の学級経営と教科担任の授業指導の賜と敬意を表します。また会いたい子どもたちです。小中一貫による教育成果が如実に表れている証拠であり,見事なものです。

今回の小布施中学校第2学年2クラスでの

 ライブ出前授業は,これまでの試みとは少し違って,本番の授業の前のオリエンテーションの時間を割愛させてもらったものです。つまり,いきなり,『学び合い』によるアクティブ・ラーニングの授業です。いずれのクラスの黒板にも,「信大の....」などとは一言も書いてありませんでしたから,事前通知もなかったのではないでしょうか。案の定,教室に入ったとたん,「あなただれ?」の雰囲気です。それでも,真のアクティブ・ラーニングをしてみせてくれるのですから,この子どもたちには脱帽します。ひとえに,日頃の共生教育の凄さを物語るものです。全国には様々な学校実態がありますから,どこでも今回のようないきなりアクティブ・ラーニングができるとは限りません。機会をくださった校長先生,ご担当のS先生には心から感謝します。

2016-01-08   次の出前授業

[] 06:58    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

次の出前授業は

 長野県の小布施中学校の第2学年の英語の単元「Lesson7 Good Presentations」(全11時間)の第4時です。教科書はNEW CROWN 三省堂です。比較級と最上級を勉強した子どもたちが,それらを使ってクラスの友達にインタビューをしてその結果をまとめる内容です。前時の応用的なレッスンの内容と解釈しました。そこで,本時の目標は,教科書のリスニング,スピーキング,ライティングの練習問題を読み込んで「全員が,17人以上の友だちに対して,「What's the most interesting subject for you ?」と「What's the most difficult subject for you ?」をインタビューした結果をまとめ,クラスの中で最もおもしろい教科とクラスの中で最も難しい教科を紹介する英文を作ることができる。」としました。

評価は,

 何も見ないで誰にも聞かないでまとめるものです。当該授業の最後10分を使って書かせる予定にしています。もちろん,当たり前のことですが,①どのような評価をするのか(何も見ないで誰にも聞かないでまとめること),②評価規準(確認テストができること),③いつ評価するのか(授業の最後の10分(授業の時には「◎時◎分」と板書します)になったら始めること)は,活動する前に子どもたちに明示しなければならないことは言うまでもありません。楽しみです。誤解されないように言わせてもらえば,『学び合い』ですから,確認テストをしなければ『学び合い』ではないということではありません。学習指導案(略案)は http://taka433ki.jimdo.com/ に公開しています。

2016-01-07   次の出前授業

[] 06:58    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    次の出前授業 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

次の出前授業は

 長野県の小布施中学校の第2学年の数学の単元「図形の性質と照明」(全18時間)の第6時です。教科書は未来へひろがる数学 啓林館です。本時の目標は,教科書を読み込んで「2つの直角三角形は,(1)斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいとき,(2)斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいとき,の各場合に合同である。それを,全員が,中学校1年生の皆さんによく分かってもらえるように分かりやすく,自分の言葉で説明することができる。」としました。

評価は,

 何も見ないで誰にも聞かないでまとめるものです。当該授業の最後10分を使って書かせる予定にしています。もちろん,当たり前のことですが,①どのような評価をするのか(何も見ないで誰にも聞かないでまとめるこ),②評価規準(確認テストができること),③いつ評価するのか(授業の最後の10分(授業の時には「◎時◎分」と板書します)になったら始めること)は,活動する前に子どもたちに明示しなければならないことは言うまでもありません。楽しみです。誤解されないように言わせてもらえば,『学び合い』ですから,確認テストをしなければ『学び合い』ではないということではありません。学習指導案(略案)は http://taka433ki.jimdo.com/ に公開しています。

2016-01-06   学部授業のアクティブ・ラーニング

[] 06:55    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    学部授業のアクティブ・ラーニング - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

小学校免許取得のための

 学部の授業における今週の一つめのアクティブ・ラーニングの発表会は,第3学年のものと重さの内容。体積が同じならものの重さは同じなのかを調べる展開となっています。予備実験の結果に基づいて使用する教材を限定した企画と工夫改善を図って仕上げた学習過程の組み合わせが大変素晴らしく,見事に仕上げられています。絶妙な導入が関心,意欲と一貫した思考の流れを保証し,授業の成功を導いています。よくできました。

もう一つのアクティブ・ラーニングの発表会は

 第3学年の電気の働きの内容。豆電球と乾電池をどのようにつなぐと電気が通って豆電球に明かりが付くのかを調べる展開となっています。子どもたちの自由な発想を収束させる授業展開の難しさを十分に克服する企画と実践に仕上げてきた点が見事であると評価できます。初めて理科を学ぶ子どもたちに対する配慮もされていて,理科への誘いを十分に感じさせる好展開です。実に素晴らしいものでした。よくできました。

2016-01-05   全体ゼミ

[][] 07:07    全体ゼミ - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    全体ゼミ - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

本学は昨日1/4から

 授業がスタート。静寂だったキャンパス内は大賑わい。8:00から20:00までフル活動です。授業があり,個人ゼミがあり,全体ゼミがあり,あっという間に正月気分は吹き飛んでしまい,日常のいつものキャンパスが戻ってきました。学生の皆さんも昨日からの授業に備えて,1/3の午後には市内に戻ってきていたようです。マスク姿がちらほら見えますので,体調に留意して過ごしてほしいと願うばかりです。

昨日は全体ゼミ。

 今週末1/10に玉川大学で開催される臨床教科教育学会セミナーで発表するB4のリハーサルです。見事なものです。安心して見て聞いていることができるものです。改めて聞くとあそこをこうした方がいい,それはこうした方がいいというのが見えてくるから不思議です。より良いものに仕上げるために,もう大丈夫だろうということはなく,改善は尽きないものです。さらに,来年度の次期ゼミ長が決まりました。それも立候補だったのですから,素晴らしいことです。良き伝統が脈々と受け継がれていることに感謝します。現ゼミ長はじめB4のみなさん,新ゼミ長はじめゼミ生のみなさんの姿には学ぶところが多くあります。自慢のゼミ生です。

ところで,

 昨日,外務省が入省者に対してTOEFL100点以上を求めるという報道がありました。英語をネイティブとする人たちと対等に話し合うことのできる人材を確保することを目的としているようです。いよいよ始まります。これまで外務省は多様な人材を求める方針であったものが,方針転換となるものです。東大はじめスーパーグローバル大学は本気で100点以上の学生育成を目指してグローバル化に突き進むことになるでしょう。

2016-01-04   『学び合い』の基礎基本

[] 07:33    『学び合い』の基礎基本 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    『学び合い』の基礎基本 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の授業に限らず,

 授業は「目標→学び→評価」が一致することです。バナナを理解させたいなら,バナナを学ばせ,バナナを理解できたか評価することなのです。「学校訪問して授業を参観すると,バナナを理解させたいのにリンゴで学ばせブドウが理解できたかを評価する授業があまりにも多い」と学生に話すと,学生は笑います。「そんな授業があるんですか?」と。一歩譲れば,バナナを理解させたくてバナナを学ばせているのにブドウを理解できたか評価する授業は星の数ほどあります。

 繰り返しますが,授業は,

目標

学び

評価

となって,目標と学びと評価が一致します。

目標→学び→評価を一致させるためには,

 「何をさせたいのか(目標)」と「どうなったらOKなのか(合格基準)」を授業前に授業者自身がはっきりさせることです。けっして,授業中の子どもたちの様子を見ながら,「何をさせたいのか(目標)」を決めるようなことをしてはいけません。同じく,授業中に子どもたちの学びの様子を見ながら「どうなったらOKなのか(合格基準)」をそのときそのときの状況に応じて決めては行けません。考えてみてください。100メートル種目は,選手が走り出してからゴール位置を決めますか?「今日の選手の走りっぷりを見ると,どうも体調が良くて調子よさそうだから,ちょっとゴールを後ろに動かそうか」とやったら,種目として成立しません。

つまり,授業というのは,

 目標を示して,学びを保証し,評価するという基本的なスタイルがあるのです。そして,目標→学び→評価を一致させるためには,その上で,授業の最後に「みんながOKになっているのか(評価)」を必ずします。「みんながOKになっているのか(評価)」というのは,「何をさせたいのか(目標)」に対して「どうなったらOKなのか(合格基準)」があるのですから,その「どうなったらOKなのか(合格基準)」に子どもたち全員が到達しているのかどうかということを意味します。

折角,「何をさせたいのか(目標)」と

 「どうなったらOKなのか(合格基準)」を語っても,「みんながOKになっているのか(評価)」をしなければアウトです。目標→学び→評価は一致しませんから,元の木阿弥です。つまり,授業では次のようになります。

「何をさせたいのか(目標)」

「どうなったらOKなのか(合格基準)」

目標達成に向けた学び

「みんながOKになっているのか(評価)」

その上で,『学び合い』の場合,

 「みんながOKになっているのか(評価)」のときに,その「みんながOKになっているのか(評価)を子どもたち全員が知っているのか(還元)」と「みんながOKになっているのか(評価)のために自分は何ができたのかを振り返っているのか(リフレクション)」が付け加わることが特徴です。つまり,『学び合い』の授業では次のようになります。

「何をさせたいのか(目標)」

「どうなったらOKなのか(合格基準)」

目標達成に向けた学び

「みんながOKになっているのか(評価)」

「みんながOKになっているのか(評価)を子どもたち全員が知っているのか(還元)」

「みんながOKになっているのか(評価)のために自分は何ができたのかを振り返っているのか(リフレクション)」

これが,『学び合い』授業の基礎基本です。

 他は譲っても,これだけは譲れない真の姿です。さらに,次のステップに進みたいなら,子どもたちが目標達成に向けた学びを始めたら,言葉かけは3つだけ。「おしゃべりしていいんだよ」「席を立って動いていいんだよ」「『一緒にやろう』ってやっていいんだよ」です。「○○しなさい」「○○しましょう」「○○してください」のような授業者が子どもたちにさせようとする言動はアウトです。「いいんだよ」がポイントです。行動を起こすかどうかは子どもたちが考え判断します。「みんなで助け合ってみんなが目標達成できる」ために必要であると考え,判断すれば行動を起こすでしょうし,必要ではないと考え,判断したならば行動は起こさないでしょう。ですから,『学び合い』の授業では次のようになります。

「何をさせたいのか(目標)」

「どうなったらOKなのか(合格基準)」

目標達成に向けた学び

「おしゃべりしていいんだよ」

「席を立って動いていいんだよ」

「『一緒にやろう』ってやっていいんだよ」

「みんながOKになっているのか(評価)」

「みんながOKになっているのか(評価)を子どもたち全員が知っているのか(還元)」

「みんながOKになっているのか(評価)のために自分は何ができたのかを振り返っているのか(リフレクション)」

その評価は,授業の最後に現れます。

 「みんなが目標達成したかどうか」という一点において。みんなが目標達成したらしたで語ればいいですし,みんなが目標達成できなかったらできなかったで語れば良いだけです。授業者が口出しするのはそのときだけ。それが,『学び合い』の基礎基本です。

2016-01-03   年頭の1冊に

[] 08:06    年頭の1冊に - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    年頭の1冊に - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

学び合い』の授業は

 よく部活動での活動にたとえられることあります。異学年で行いますし,顧問の語りから始まって部員の自主的な練習と評価による活動が展開することによります。顧問は部活動の意義を語りますが,そのときには大会で優勝してもそれでその道のプロになるわけではなく,かといって楽しいだけの部活動では苦労を共にした仲間を得ることはできないので大会での結果を求めますがそれは長い人生を送る上でのチームとして目標に向かう大切さと生涯たいせつにできる折り合いの付け方,そして仲間を得ることが何より大事であることです。学校現場におられたら,そのあたりのことは良くおわかりのことと思います。このような語りの内容は,実は『学び合い』に極めて酷似しています。これまでは,「『学び合い』は部活動と同じだよ」と口伝えにしか話されなかったものです。しかし,そのあたりのくだりがとても分かりやすく書かれていて納得できる本があるのです。まさに,目から鱗です。「高校教師のためのアクティブ・ラーニング」(西川純著,東洋館出版)です。ご一読されることをお薦めします。年頭の1冊にいかがですか。

2016-01-02   お勧め

[] 07:28    お勧め - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    お勧め - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

「2020年激変する大学受験!」(西川純著,学陽書房,1,926円税込)

 を読みましたか?1時間で完読できる本です。読者層を保護者にターゲットを絞って書かれていて,とても分かりやすく,読みやすい1冊です。ゼミ生が「とても分かりやすい」という理念がそのまま凝縮されています。もちろん我々が読んでもグッドな本に仕上げられています。ぜひ,保護者の皆様にお勧めください。高校生のお子さんのいる保護者にはエビデンスが間に合わないかもしれません。いちばん読んでほしいのは,10年後に高校を卒業するであろう8歳前後の小学校中学年以下のお子さんのいる保護者の皆様方と,10年後に大学を卒業するであろう12歳前後の中学校から小学校高学年のお子さんのいる保護者の皆様方です。どうして保護者に読んでほしいのかには理由があります。

保護者はおそらく,

 「一流の大学に入学させるまでは親の仕事だけれど,そのあとはなんとかなると考えている」(p.53)からです。その考えは間違いなく子どもたちに伝わっています。子どもたちは大学に入ると,就職のためのエビデンスよりも親からの仕送りの軽減を目指して日々,アルバイトに明け暮れるからです。目的学部の教育学部でさえ,「1年生のときにアルバイトで200万円貯金ができた」という学生がいるくらいです。多くの学生が真剣に就職のことを考えるのは,大学3年生の秋くらいからではないのでしょうか。著者は警告します。「ちょっと待ってください。大学入試だけではなく就職にも目を向けてください。なぜなら,今回の大学入試改革は,経済・産業界発だからです」(p.53)と。

「今後の雇用では,

 終身雇用・年功序列を享受できるのは人口の10%もしくは5%の子どもたち」(p.60)と聞くと,ドキッとしませんか。保護者にとって「そのあとはなんとかなる」と思っていたのは,これまでの日本社会の実情から,大学卒業後は終身雇用・年功序列のどこかの会社になんとか入社できて,そこそこの暮らしができるであろうという考えが暗にあったからではないでしょうか。ところが,その終身雇用・年功序列は,かつての日本の国内市場における労働人口と景気が安定し,保証されていたときのことであって,少子・人口減少社会が進むこれからの日本社会においてはがらがらと音を立てて崩れていくことは火を見るよりも明らかです。現に,今でも勝ち組の大企業はありますがそうではない企業も目にするようになったことはおわかりのことと思います。

「終身雇用・年功序列を享受できるのは人口の10%もしくは5%の子どもたち」

 に示される10%もしくは5%という数字は,標準のクラス人数である40人から計算すると,「1クラス4人もしくは2人」です。40人のクラスのうち,終身雇用・年功序列の会社に入ることのできる人数がたった2人と聞けば,「えーっ?!それは大変な時代がやってくるんだなあ」と思うのは私だけでしょうか。「じゃあ,いったいどうしたらいいんだろう」と思う保護者の皆様方は賢い皆様です。我が子の将来の幸せのために,どうしたらよいか,その子育ての道筋を誤らないことが肝要です。この本には,その処方箋が書かれています。ですから,ぜひ読んでもらってください。

3学期の3者面談のときにでも,

 特に,小学校と中学校の学級担任をされている皆様は保護者の皆様にお勧めください。学級文庫に1冊置いてもらうこともよいでしょう。それを子どもたちが読めば,自分たちの将来の幸せのために何が必要なのかは,自宅に帰ってからの家庭団らんのときに話題になるでしょうから,保護者の耳にも届くことでしょう。2020年の大学入試改革は,そこそこの単なる大学入試改革に終わるものではなく,将来の日本を変える戦後最大の教育改革なのです。「一流の大学に入学させるまでは親の仕事だと考えていたけど,一流の大学に入学させてもそれだけではそのあともなんとかならないので,就職を考えて高校,大学を選ばなければならない」ことを理解してもらうために。もう一度,ぜひ保護者に「将来のお子さんの幸せのために,読むと得する1冊です」とお勧めください。

最後になりますが,私はというと,

 今年の3月に単著6冊目が出版の運びとなりました。『学び合い』シリーズ第5弾となるテクニック本です。『学び合い』シリーズ第1弾は学術的背景とその効果(2010年,大学教育出版),第2弾は目的論と校長・同僚・保護者への処方箋(2014年,学事出版),第3弾は『学び合い』コミュニティの作り方(2015年,北大路書房),第4弾は課題づくり(2015年,学陽書房)です。『学び合い』シリーズ第5弾となる本は,手にしたその日から誰でも使えるテクニック満載の手放せない1冊となります。乞うご期待。

2016-01-01   謹賀新年

[] 07:51    謹賀新年 - 信濃の国からこんにちは を含むブックマーク    謹賀新年 - 信濃の国からこんにちは のブックマークコメント

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 旧年中は格別のご厚情をいただき心より感謝いたします。本年もよろしくお願い申し上げます。おかげさまで元気に過ごしております。本年も良き報告をお伝えできるよう努力していく所存です。寒い日が続きますのでご自愛ください。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。平成28年元旦

今年のいちばんの目玉は,

 なんと言っても,日本理科教育学会第66回全国大会を信州大学教育学部キャンパスで挙行することです。遺漏のないように準備を進めていく所存です。皆様,お誘い合わせの上,ご参集ください。お待ちしています。

<日本理科教育学会第66回全国大会>

主催:日本理科教育学会

共催:信州大学

期日:平成28年8月5日(金)理事会・評議員会・エクスカーション,8月6日(土)~7日(日)記念講演・シンポジウム・課題研究発表・一般研究発表

会場:信州大学教育学部・ホテルメトロポリタン長野(懇親会のみ)

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