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Mizuochiの日記

水落芳明(みずおち よしあき 上越教育大学 教職大学院  教授・学長特別補佐)
E-mail:mizuochi☆juen.ac.jp(☆を@にしてください。)
水落研究室HP

2017-10-04

[]有識者会議最終回議事録

有識者会議最終回の議事録が公開されました。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/077/gijiroku/1396545.htm

もはや、遠い夢のように感じます。

それでも、確かに変わり始め、動き出しているのを感じます。

そんな時は嬉しいです。

ちなみに、私の最後の発言は以下の通りです。

今回の有識者会議で,報道等を見ますと,最も注目を集めているのは,大学の再編統合の部分ではないかと思います。しかし,そこばかりにフォーカスされるのはいささか残念に感じています。

 私は教職大学院の実務家教員として,この会議で魂を込めて発言してまいりましたのは,理論と実践の往還に関する部分でした。もちろん大学の再編統合といった枠組みに関することも大切なことですが,教員養成の質が変わらなければ,どのように枠組みを組み直しても,今より幸せな未来を期待することはできません。大学の教員が研究成果について,学校現場への貢献を視点に評価されることが少ないのは,やはり疑問です。また附属学校の取組が実証的に評価されるというよりも,どれだけ努力したのかが中心に評価され,努力の物量作戦と言うのでしょうか,それでしか勝負できない現状となっている。これは今,世界一多忙と言われている我が国の先生方の現状とリンクした問題だと考えます。より多くの努力を重ねたことが成果として評価された方々が学校現場を動かす立場になっていくからです。教育効果をきちんと測定できる基準や仕組みの構築が待たれます。

 私はこの状況を何とかしたいと願い,及ばずながら意見を述べてきました。この報告書にその考えを少しでも反映できたことは,やり甲斐を感じています。是非質的な改革も忘れられずに実行されることを願います。もしかしたら,その先の世界では学力偏差値学歴ばかりで判断するのとは違った見方を生み出せるかもしれないと考えるからです。

 もう一つ,この会議に携わることを通して,文部科学省の方々が実に真剣に学校現場のことを考え,現場のことをよく理解していらっしゃるかを知りました。これはかつて現場にいるときにはわからなかったことです。これからは,このことを現場で働くみんなに伝えていきたいと思います。このことを知るだけでも,彼らは随分と救われた気持ちになると思います。これからは,よりよい未来を描けるように,大学,附属学校,教育委員会文部科学省,学校現場が今まで以上に手を携えていけることを期待しています。1年間,お世話になりました。ありがとうございました。