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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。

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教室『学び合い』フォーラム
第14回(2018年)は静岡県でおこないます。
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2017-08-01文学世界をイメージする古典群読

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2017新潟県教育委員会と上越教育大学教職大学院連携による「学び続ける教師のための研修講座」を新潟県立教育センターでおこなってきた。

「群読」と「古典」というマイナー最強タッグで,どの位の申し込みがあるのか?と思ったが,案の定,去年の一般的な群読講座に比べるとかなり少なかった。

しかし,新潟中央高校の生徒さんが,参加したいということで,たくさん来てくれた。参加してくれた生徒さんは文系大学進学希望ということで,中には古典に今日もを持っている生徒さんもいて,ぜひ講座を受けたいということだった。

現職高校教員と高校生が,同じ講座を受けるというあまりない不思議な研修だったが,高校教員が高校生と同じ(わからない)という立場で学ぶというのは,教員にとっても生徒にとっても相互理解という面でとてもいい経験じゃなかったのか?とやってみて思った。

大学教員になって,群読講座の回数を重ねていくと,表現と理解の融合による学習効果がだんだん見えてきた。音声言語表現は理解を進める。理解しなければ音声言語表現はできない。文字言語表現は最悪「コピペ」でも形を作ることができるが,音声言語表現の「コピペ」はコロッケのようにかなりの技術を要するので,まずは自分のものにしてからしか表現できない。

前世代のコンピュータのような無機質な音声言語表現を人間が行うと,「おかしい」というバイアスがかかり,それは自然とできないことになる。

だから,自然な,しかもその文学世界を表現しようという意識が働くと,自然と文字言語を理解し,音声言語に変換しようという働きが起こってくる。

高校生には「君たちは,文系に進み,これから『言語』に敏感な世界に進もうとしている。だから言葉の機能や役割,言葉の素晴らしさについて学んでいってほしい。」と語り,群読を体験してもらった。

群読脚本をグループで作るときに,ICレコーダーを置き制作の過程を記録しようと思ったのだが,そんな経験の無い高校生にとって,これはちょっと抵抗があったようだ。初めは小さな声でボソボソと会話をしていたようだが,20分もすると,活動にのめり込み,声を出して議論していたということだった。しかし30分の活動時間はちょっと少なすぎたという反省がある。次にやるときは十分な活動時間を確保することにしよう。

群読初体験の受講生としては,完成度の高い作品を収録していたとおもう。音声言語表現作品という,きっと今まで体験していない彼女らにとって,珍しい体験をしたということだけでも,いい機会を持てたかな?と思う。

受講生の感想は以下です。

演劇でも「しゃべる」ということは大切だし、

自分が経験したことのない役は語先*1になるので

これからも自分の世界を広げられるようにしていきたいです。

脚本を作るときは自分のイメージがどれだけ聞いている人に

伝えられるかを考えるのが難しかったです。

古文は意味をとらえてから人数、声のトーンなどで

主人公の気持ちを表わすことをしなければならないので

難しかったけど楽しかったです。

群読は様々な技法があることも初めて知ることができ

とてもよい経験になりました。


いろんな技法を使って強調したいところを強調したり

感情を表現するために工夫することがとても楽しかった。

普段とは違った表現の仕方が新鮮でした。

さらに、かるく古典の予習もできてよかったです。


文学の新しい楽しみ方を知れました。

声に出すことで作品をより深く味わうことができました。

一人の声より様々な声でやった方が大変楽しかったです。

また、工夫することで交流を深めることができました。

放送部の発表は、さすが・・・ としか言いようがありませんでした。

様々な声、音、動作で見る人を引きつけられると感じました。


片桐先生、昨日はありがとうございました。

「群読」という初めて聞く言葉であり、読み方を変えるという

初めての経験でした。どこをどういう風に読むかを考えるのは

普段の音読ではあまり考えない事だったので難しかったです。

でも、読み方を考えるために古文の一語一語の意味を理解しながら

読むことができました。とても楽しかったです。

ありがとうございました。


群読がどんなものか はじめわからなかったのですが

やっていくうちにとても楽しくなりました。

群読をするとどういう意味なのかな とか

考えて読むことができたので

いつもより理解できました

ありがとうございました


内容が「古典」だと聞いただけで参加を決めましたが

とても面白い経験ができ、参加してよかったと思っています。

実習を通じて「作品世界を感じて」みることができたのもよかったですが

群読をつくるときに他の人の意見を聞けたこともよかったです。

普段文学作品の内容について語ることがないので新鮮でした。

群読については何も知りませんでしたが、とても有意義な時間でした。

ありがとうございました。

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*1:言葉を先に知り,体験が後から当てはまること

2017-02-24アクティブ・ラーニング講習会

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縁あって,前任校(新潟中央高校)に呼ばれた。数学科でアクティブ・ラーニングを進めたいが,授業を見て意見を言ってほしいということだった。4月から大学に籍を置かせてもらって,この1年間いろんな話や,いろんな授業を見てまわったので,前任校に恩返しということではないが,本の宣伝を兼ねて行ってきた。

自分たちの授業を見せて,アドバイスを受けるなんて,高校においては,ほとんどあり得ない。特に新潟県の公立高校では。誰もが授業を見せるのを嫌がる。それだけ高校の授業は閉ざされている。しかし,熱心な先生方がいる前任校を誇りに思う。少しでも力になりたいと思う。

初任者の先生と,ベテランの先生の授業を合わせて4つ観る。3限から6限までぶっ続けで観るとさすがに疲れるが,放課後検討会で話して熱が入る。

活動が入っていてとてもいいし,生徒たちは一生懸命問題を解いていて寝ることはないのだが,この時間の目標はなんだったのかということを考えてほしいと伝える。何十年も数学から離れた私は,きっとこの高校生たちよりも数学の力は無いだろうし,もしくは私と同程度の数学の力を持っている生徒もいるかもしれない。その生徒が,「今は何をやる時間なんだろう?」と思ってしまうのではないか?ということだ。

数学が分からないからこそ,生徒の視点で授業を観ることができた。

元同僚にたくさん会って,「今日数学の授業を見に来た」と伝えると「どうして数学?国語じゃないの?」とほとんどの人に言われるほど,高校のものの見方はは教科色が強い。教科というフィルターで教師を観るようになっている。しかし教育学というのは教科色は関係なく,授業を純粋に見られるものだと思った。そこを分かってほしいんだよな。

夜には飲み会を設定してくれた。そこで,総合の時間を使って,高校生を上教大に送り込む企みで盛り上がった。学校支援プロジェクトの現場に連れて行くのがいいんじゃないか?という話だ。なんとか実現してみたい。

2016-09-15日商サテライト講座

[][]日商サテライト講座 日商サテライト講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 日商サテライト講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 日商サテライト講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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日本大学商学部の教職課程を選択している学生さん3,4年生向けに講座を持った。他大学の学生さんに向けての講座は初めてだったのでとても緊張したが,学生さんたちの真剣さとノリの良さに気持ちよく話すことができた。

それには教職担当の先生の熱い思いが学生さんたちに伝わっているからだろう。真剣に取り組まなければならないということと,教職というのはとてもやり甲斐があるという思いをいつも熱く語っているということだ。

私は商業高校を1校経験し,普通高校であるが,商業科のある高校で,商業科の担任を三年間した。商学部の先生は,高校の商業科から転職した先生も多くいらっしゃる。なんだか,商業科で今までにあった先生と通じる熱い思いを感じ,とても懐かしかった。

何というか,高校現場でいろんな困難を乗り越えた感じのある先生方だった。高校現場を経験していなくても,商業高校出身の大学の先生にも何か同じものを感じた。

「実業」とひとくくりにするのはおかしいけれど,目の前の子どもたちをどう伸ばしていくのかという現実に教育をおこなっているという姿勢をその人たちに感じる。頭の中だけの教育ではないという感じ。

とても刺激を受けた。

群読講座を開いた。群読なんて初めてやる学生さんたちばっかりだけれど,

これを聞くと日大商学部に来たくなるような群読を作ろう!

という目標でおこなった。30分時間を取って,シナリオを作って,練習,その後発表という形だ。初めて人前で群読を発表するというのに,物怖じせず,声を合わせて,効果的な技法も取り入れて発表してくれた。

こういう姿を見ると,また来たくなるなぁと思った。

90分×2コマがあっという間の出張だった。

2016-08-05新潟講座

[]新潟講座 新潟講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 新潟講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 新潟講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

新潟県教委と上越教育大学教職大学院のコラボ企画で,「学び続ける教師のための研修講座」が始まった。全5回で,長野講座と同じく初っぱなは私が担当した。

「群読」の実践と効果 〜群読でアクティブ・ラーニング!〜

というタイトルで,90分間で群読講座を設けた。参加者は12名で,ほとんどの人は群読づくりは初心者であったようだ。そして互いに見ず知らずの参加者をいきなりグループにしたのだが,あっという間に作品について語り合い,技法についてアイディアを出し合い,練習し,録音した。

活動の時間は40分程度だったが,とてもいい群読を作ってくれた。アクティブ・ラーニングに十分なっていた。

無料出前講座の宣伝もしたけれど,申し込んでくれるかな〜?

2016-06-10初の出前講座

[]群読講座のご案内 群読講座のご案内 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 群読講座のご案内 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 群読講座のご案内 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

長野県教育委員会と上越教育大学のコラボで,

「2016長野県教育委員会と虚飾大学院連携による 教員研修講座」を今年も長野県総合教育センター(長野県塩尻市片丘南柄沢6342-4)で開きます。

私は6月10日(金)午前中に群読講座を持ちます。お時間の都合のつく方,是非いらしてください。

「群読で学級づくり」というテーマです。ぜひお越し下さい。

申込は随時受付中で,

kiryu@juen.ac.jp (上越教育大学教職大学院 桐生徹)

までお願いします。

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[][]初の出前講座 初の出前講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 初の出前講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 初の出前講座 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

私の初の出前講座だったのですが,とってもいい感じでおこなえました。(まだ感想を読んでいませんが。)それでも,直接伝えてくれた感想や質問は,群読の核の部分を分かってくれたものでした。

大きな反省点は,群読を説明する時間が長すぎたこと。2時間の持ち時間だから,持って来たネタは十分できるな?と思っていたら,当初40分の予定が結局60分も使ってしまい,実際の群読活動の時間が30分しか取れませんでした。厳しかったですが,新潟では持ち時間が90分なので,もっと精査しなければなりません。

長野県総合教育センターの担当の方のおかげで,とってもホームな感じでやらせていただきました。上教大教員としての出前講座は初めてだったのですが,気持ちよくやらせていただきました。

昼食に蕎麦を食べて,塩尻市から上越市に帰り,そしてまた新潟市にバスで帰るという強行軍でした。大学教員というのはこういうのが当たり前になるのかなぁ?

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