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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,2019/11/2〜4に長野県でおこないます。
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2019-06-11愛がなんだ

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町山智浩さんが最近観た日本の映画で勧めていたので観に行った。マイナーな映画そうだから,新潟でやっていても,シネウインドか,上越だったら数ヶ月語に高田世界館かな?と思ったら,今やっていた。新潟市ではイオンシネマ南だったし,なんと上越のジェイマックスシアターでやっていた。驚き。

今回,町山さんの印象と私の印象はちょっと違った。町山さんは成田凌演じる「マモちゃん」がとんでもないダメ男で,ひどすぎる,岸井ゆきの演じる「テルコ」がマモチャンの言うことをなんでも聞いて,献身的に尽くしている,なんていう解釈をしていたけれど,私は観て「そこまでマモちゃんはだめ人間じゃないんじゃないか?」と思ってしまった。

主人公の岸井ゆきのは,「まんぷく家族」でタカ役をしていた女優だ。そこでの役柄ではそれほど美人ではないんだけれど,父親や夫にはめちゃめちゃ可愛いと観られていた。「愛がなんだ」でも美人役としては出ていないんだけれど,「まんぷく家族」の時の印象とは違って,あるシーンではとても綺麗に見えてくる。そこがこの女優の魅力なんだろうと思う。門脇麦に通じるところがある。

さて,マモちゃんがそこまで悪い男ではないと思ったのは,自分の都合のいいときだけ女を呼び出す,ということは,それほど珍しいことでもないし,自分の部屋を勝手にいじられるのは嫌な気分だし,熱があって伏せっているときに,近くで風呂の掃除なんかされたら,そりゃ,追い出したくなるよ。ということ。つまり,マモちゃんだけがひどいのではなく,テルコもちょっとずれているのだ。そりゃあずっといると煙たがられるよな,とも思う。

この映画の面白いところは,5人の男女が出てくるのだが,みんながみんな勝手で,互いに「上手くいっていない」ということ。しかしその関係は切れてはいないし,そして相手に合わせて自分を変えようともしないこと(1人は自分を変えようとはしているのだが)。つまり5者5様の「エゴ」を描いているということなんだと思う。

その人の都合のいいように接して,呼ばれたときだけ行って,「自分なんかに声をかけてくれる」と有り難がっていたが,そういうことを続けると彼女がだめになるから,好きになるのをもうやめる,と打ち明けた男(テルコの友だちの友だち)に対して,テルコは愛が何だ,そんなの関係ない,と言う。「振り向いてくれないから諦めるって言え」と相手への思いやり=「愛」を真っ向から否定する。

テルコのしていることはなんだろう?テルコもその男と同じように都合のいい女になっているが,テルコはマモちゃんのためを思っていない。自分のためにマモちゃんを好きになっている。かといって自分の気持ちを相手に押しつけない。いつも一緒にいたいけれど,「出ていけ」と言われれば,出ていく。

不思議な台詞があった

どうしてまだマモちゃんになれないんだろう

テルコが目指している「愛」というのは,その人が喜ぶのを見て自分が喜ぶことではなく,その人自身になること,その人と一体化することということだろうか。

アイドルが好きで,そのアイドルと同じ格好をする。同じ行動を取る。神を信仰して,神と一体化したいと思い,命を絶つ。それと同じということなんだろうか?そこのところは本当にわからない。

「自分の欲求を抑えてでも,その人のために献身する」という方を一般的には「愛」という。「その人と一体化する」というのは「愛」とは読んでいない気がする。だから「愛がなんだ」というタイトルなのか?

2019-05-25イット・フォローズ

[]イット・フォローズ  (完全ネタバレ) イット・フォローズ  (完全ネタバレ) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - イット・フォローズ  (完全ネタバレ) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 イット・フォローズ  (完全ネタバレ) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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ホラー映画は恐くてほとんど観ないんだけれど,この「イット・フォローズ」のメタファーがすばらしいということで,DVDをかりて観た。

1人でアパートで,夜に観たのだが,めちゃめちゃ恐い。何度もビクツ!となるところがあり,こういう刺激があるホラー映画に耐性がないんだな,と思った。「羊たちの沈黙」とか,「ツイン・ピークス」のようなものは大丈夫なんだけれど。

セックスをすると相手に何かが感染し,感染した人を「何か」が殺しに来るというストーリー。助かるためには他の人とセックスをしないといけない。その他の人が「何か」に殺されると,次には元の人を殺しに来るという。

「何か」は自分の知っている人,知らない人に化けて,どこにでも現れる。「何か」は歩いてくるから,気がついたら自動車で逃げられるが,逃げた先にも何時かは歩いて追ってくる。「何か」は感染したことがある人にしか見えない。気を許すと「何か」は背後に忍び寄っている。

これを見て,「徒然草」第百五十五段を思い出した。

迎ふる気、下に設けたる故に、待ちとる序甚だ速し。生・老・病・死の移り来きたる事、また、これに過ぎたり。四季は、なほ、定まれる序あり。死期は序を待たず。死は、前よりしも来きたらず。かねて後に迫せまれり。人皆死ある事を知りて、待つことしかも急ならざるに、覚えずして来たる。沖の干潟ひかた遥なれども、磯より潮の満つるが如し。

セックスによって「死」が訪れてくるというのは,セックスで子どもが生まれ,生まれた途端に「死」は迫っているという,見事なメタファーだな,と思った。

ただ,映画の中でそれをほのめかしちゃっているのがとても残念だった。あのまま,映画の中では明かさないまま終わらせてほしかったというのが正直な感想だった。そうすれば,もっといろいろと考えられたのに。

それにしても,ホラー映画は一人でアパートで観るもんじゃないな。

2019-04-19盆唄

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高田世界館で鑑賞。高田世界館には,年に数回程度しか行けていないなぁ。珍しくドキュメンタリー映画を観に行った。

福島県双葉町は原発爆発により帰還困難地域となっている。そこで行われてい盆踊り(盆唄)をテーマとして,盆踊りの復活,盆踊りの伝承などを描いた映画だ。

見ようと思ったきっかけは,「久米宏ラジオなんですけど」で,盆踊りに関わる人たちの写真をとり続けていた岩根愛さんがゲストとして出演したからだ。

福島県双葉町からハワイへの移民たちが,移住したときから,夏には盆踊りをおこない,盆踊りの文化を継承している。双葉町では盆踊りを行えなくなった双葉町住民たちが,ハワイにいって,双葉町で行われている盆踊りを(つまり,原形)を教える。そして,いつか,双葉町に還れるときが来たとき,何世代後になるか分からないが,その時にはハワイの人たちに盆踊りを教えてもらおうという願いでそれを行ったそうだ。

「祭」とは,何のために行うのか,それを表現している映画だと思った。私は盆踊りの記憶として,小学校の時に近くの公園でおこなわれたものに行ったことしかない。各町内会で盆踊りを開催していた。今やその公園はもう無く,盆踊りも開かれていない。大人になって盆踊りを主催する側になったこともない。新潟市では盆踊りはもはや,小学校の運動会で踊られるものか,新潟祭の民謡流しでおこなわれるものになってしまった。そういえば,高校の時,1回だけ,民謡流しに参加したことがあったなぁ。

しかし,運動会や,大きな民謡流しとは違った意味があることが分かる。それは地域の人たちとの繋がりの確認であり,ハレの場での気持ちの解放であり,祭りの後の日常を確認する場でもある。

祭りは行われなければならぬ。

映画の最後15〜20分続く盆踊りのセッションは圧巻だった。延々と歌と太鼓と笛が続き,見ている方はビートが体に染みついてくる。JBのコンサートのようだった。あい,そういえばJBの映画を観たのも高田世界館だったな。

2019-03-29グリーンブック

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アカデミー作品賞。賞を取るのもうなずける。とてもいい映画だった。

私が好きな「ロードムービー」と「ミュージックムービー」という2つの要素を持っている。「ロードムービー」の要素では,2人が旅を続ける上で,少しずつ2人の関係や,それぞれの考え方が変化していく。そして「ミュージックムービー」の要素では,抑圧されたものが一気に音楽で発散される。とてもうまく作られているし,実話ベースというところも感動を呼ぶ。

イタリア系白人は,白人であるがアメリカン人ではなく,ところどころで差別される。そして黒人を深い考え無しに差別していた。

黒人クラシックピアニストは,ほとんどアメリカで暮らしたことがなく,ソ連でピアノのレッスンを続け,有名なピアニストとなる。自分は何か?ということを確かめるために1960年代の南部に演奏旅行に出かける。

イタリア系白人は,「俺はお前よりも黒人だ。黒人が作ったフライドチキンの食べ方を知っているし,大好きだ。」という。黒人ピアニストは「あいつらは俺のピアノなんて聞きやしない。俺が演奏している場にいることが大切なんだ。」と,自分自身を認めてくれないことにいらだつ。

アイデンティティとは何かを考えさせる映画だった。そして,自分のアイデンティティとは,相手を認めた上に出来上がっていくということを表している映画だった。

2019-03-18意味を教えてもらうこと

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立て続けに陰々滅々とする映画をDVDで視聴してしまった。観た後,結構ダメージが大きくぐったりした日々が何日か続いた。

「マジカル・ガール」は,娘が余命幾ばくもないと知った父親が,娘の憧れである「マジカル・ガール」のコスチュームをなんとか落札したいと思い,どんどん予想もできない展開になるという話。

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「聖なる鹿殺し」は,父親がやってしまったミスの責任を被害者が求め,家族がどんどん窮地に追い込まれるという話。

どちらも,「分けが分からないけれど,すっごくいやな感じ」を受けた。いろんなところの辻褄を合わせようとするのだが,映画の中では説明されていない部分も多く,これは誰?どうしてこうなるの?ということが続き,いつか説明があるのかな?と我慢して観ていくと,回収されないまま「え?終わり?」と何の救いもなく終わる。

我慢できずネット検索して,「ネタバレ」を読んでしまう。そこにはいろいろ書かれてあり,「ああ,そうなのか。」と納得できる部分もあった。

しかし,それを読んで,果たしてこの映画の見方はこれでいいのか?と反省してしまった。映画監督のインタビューで,「わざと説明を省くことで,観ている人に想像してもらいたい。」という表現があった。

そうか,「分けが分からないこと」を「分けが分からないこと」として,そのまま受けとって,そのまま感じ続けてもらうことが監督の意図だったのか。

「意味を教えてもらうこと」というのは,「意味を自分で見つけていないこと」であり,映画自体をちゃんと観ていない,映画自体をちゃんと感じていないことなのかと反省した。意味は自分で見つけるものであり,教えてもらうことではない。教えてもらって辻褄が合って,納得するけれど,納得した時点で感じたことは薄らいでしまう。あのいやな感じは「種明かし」されることで,薄らいでしまう。それはその作品の「意図」とは違うものになるだろう。

国語教師をやっていると何でも意味を明らかにするような教え方をしてしまい,文学作品も,映画作品も,そのように「解説」してしまうが,本来の意味で文学作品を「味わう」ことには繋がらないのだと思った。

今後一切「意味を教えてもらう」ことはしないと誓う。

2019-03-08女王陛下のお気に入り

[]女王陛下のお気に入り 2018 アイルランド・イギリス・アメリカ合作 女王陛下のお気に入り 2018 アイルランド・イギリス・アメリカ合作 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 女王陛下のお気に入り 2018 アイルランド・イギリス・アメリカ合作 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 女王陛下のお気に入り 2018 アイルランド・イギリス・アメリカ合作 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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今年のアカデミー賞でも話題になり,最近観た「ロブスター」の監督ヨルゴス・ランティモスの作品ということで観に行った。ユナイテッド・シネマだったが,もう既に1日1回上演になってしまっていた。急いで観に行く。

18世紀イングランドの王室アン女王が主人公。世間知らずのお嬢様だが,国政のトップにいて,自分が決断した政策で国がどのように動いているのかも分からない女王と,意のままに動かそうとしている幼なじみの侍女,そこに分け入って行こうというエマ・ストーンの争いが描かれている。

ラ・ラ・ランドのエマ・ストーンがとても綺麗に描かれていた。アン女王の悲劇性が喜劇的に描かれていて,悲劇性を認めるエマ・ストーンがどんどん寵愛されていく。最後アン女王は知ってか知らずか侍女を追放していく。もう諦めたということなのか?

議会の議員の男たちは国民のことを考えているという体裁で,今から考えると滑稽な振る舞いばかりしている。美しさが一番といいながら,カツラをかぶり化粧をする。女性よりもゴテゴテと馬鹿殿並の化粧を現実にしていた。エマ・ストーンは現実を見ていて,化粧を落とした方がだんぜん格好いいと未来の夫に告げる。そんな議員や国会や何も分からない王女の気まぐれでフランスとの戦争に行かされる国民は悲劇であり喜劇であった。

全く照明を使わず,実際にある宮殿で自然光と蠟燭の光でロケをしていたので,とても現実味がある。暗いシーンはとても暗く,画面がまっ暗になるシーンもよくあった。

ヨルゴス・ランティモス監督らしく,バツンと映画が終わる。観ていた私はいきなり取り残される。

2019-02-26ロブスター

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レンタルDVD視聴。借りてしまったが,Amazon Prime Videoでも観られたのか。レンタル代損した。

よく分からなく,あとからじわじわくる映画。

離婚したオジサンが主人公で,この世界では,独身者は迫害され,離婚すると強制パートナー探しホテルに収容される。45日間の猶予のうち,パートナーを見つけなければ,動物に変えられる。主人公はその時が来たら「ロブスター」がいいと希望する。

主人公の婚活はあまりうまく行かず,収容所を逃げ出す。逃げ出した先の森の中には独身者ばかりが集まり生活している。毎日収容所のメンバーがバスで森に行き,狩りをする。逃げ出した森の中の独身者を麻酔銃で撃ち捕獲するのだ。捕獲すると1人につき1日猶予日数が増える。

ここに出てくる人は何か「共通点」が無いとパートナーになれないと思い込んでいる。「良く鼻血が出る」,「近眼だ」,「○○が好き」と,共通点を無理矢理探す。共通点が見つからない場合は,例えばわざと壁に鼻を打ち,鼻血を出して共通点とする。

この映画は,そういう恋愛という「罠」に陥った人を皮肉って描いているし,結婚せずに子どもも作らない大人を「不必要」とする認識不足の日本の一部政治家を初めとする頭の堅い人たちを皮肉っている映画だと読み取った。

主人公は最終的に女性を連れて森からも抜け出す。森は恋愛禁止,パートナーを持つことも禁止なのだ。主人公のパートナーはリーダーから街の医者に連れて行かれ,視力を失う手術を施したと伝えられる。主人公は「共通点」を無理矢理作るために……。そして。

いろんな社会を抜け出たとしても,思い込みからは抜け出せないというラストシーンのような気がした。

2019-02-19ファースト・マン

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「ラ・ラ・ランド」の監督と俳優が作ったというので,さっそく観に行った。初めて付きに下り立ったアームストロング船長の話。

解説だと,アームストロングは感情を表にほとんど出さず,会話もほとんどせず,無骨な人間だったということだが,その情報を得て観に行ったら,映画ではそうでもなかった。ただ,小さい娘を亡くした悲しみと,パイロットとしてエリート集団の仲間の宇宙飛行士たちが事故でどんどん死んでいく恐れを抱いて月に行くというミッションを成し遂げなければならない重圧がとても良く分かった。

コックピットに入ったり,ロケットを操縦したりというシーンは,主人公の視線と主人公の顔のアップのみで描かれ,息の音が聞こえ,観ていると息が詰まる。あんな狭い自由がきかないコックピットに縛り付けられて,今からみると当時の拙い技術で作られたブリキのおもちゃなみのロケットと,ちょっと前のガラケーなみのコンピューターの計算技術で,よく月まで行けたものだと驚く。パイロットの技術と精神力と判断力が並大抵ではないと分かる。

明日から月に向かうという夜,恐怖とプレッシャーから家族と顔を合わせられない夫に妻が「息子たちに話して,説明して。」と怒鳴り,息子たちと話す。もしかしたらもう2度と会えないかもしれないのだ。

話の後,10歳に満たない次男と抱き合い,13歳くらいの長男とは握手する。これが泣けてしまった。

「ラ・ラ・ランド」とは違って淡々とストーリーが進む。音楽も派手ではないものがときたま流れる。華々しい月面着陸の裏には,こんな地味な,熱いストーリーがあったのかと思う。

勝手にアームストロング船長は,ヒゲを蓄えた,パイプを加えたような豪快な男だと思っていた。名前から言ってそんな感じだ。ところが,繊細な,家族思いの好男子だったと分かった。

2019-01-31クリード 炎の宿敵

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Jマックスシアター鑑賞

英題は「CREED Ⅱ」だ。そっちの方がいいと思う。クリードがドラゴの息子と戦うというので,期待して見にいった。

歳を取ったドラゴも出てくるのだが,あれ?それほど背が高くない。ロッキーⅣの時は,ロッキーに比べて,かなりでかいと思ったのだが,そのように撮影しなかったのだろうか?そんなに圧倒的な威圧感は感じられなかった。ドラゴの息子も。

ロッキーⅣでは,アメリカ対ソ連という「代理戦争」的な撮り方だったが,当時とは状況が違う。今回は父と息子の物語になっていた。時代が変われば描き方が違うものだ。

いろいろと分からない部分があった。ドラゴの妻がどういう立場の人で,どうして別れたのか(ロッキーに負けたから?),何の説明も無い。そういえば,ロッキーは自分の息子とどうして確執があったんだっけ?

まぁ,ロッキーはそれほど複雑な映画じゃないから,分からなくてもいいんだけれど。結局死に物狂いにトレーニングして,勝つというストーリーだ。

音楽の使い方で,盛り上げていたなぁ。

2019-01-13シュガー・ラッシュ:オンライン

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今年1発目は次男とユナイテッド・シネマへ観に行った。2作目の情報を知っていたけれど,あまり観に行くつもりは無かった。しかし,ちょっと違った視点で描かれているという情報を得たので,行くことにした。

ディズニーアニメ映画で,有名どころはほとんど観たことがなく,出てくるディズニープリンセスは白雪姫や人魚姫などの有名どころとアナと雪の女王ぐらいしか知らなかったから,それぞれのプリンセスのパロディーがちょっと分からなかったんだけれど,「自分がしたいことを水面に顔を映して思うと,音楽が鳴って歌を歌うの。」なんて,ディズニー映画を自身で皮肉っているような映画を作れるディズニーの懐の深さを感じた。

1作目は悪役だったラルフの悩みと,ヴァネロペがラルフと友だちになるというストーリーだった。2作目は何と,ヴァネロペが本当にやりたいことを見つけ,ラルフと別れるというストーリーだ。いつも一緒にいることが「友だち」ではなく,それぞれがやりたいことを見つけることで,別れが訪れる。「成長には痛みが伴う」という現実的なテーマだった。だから観に行った。

「オンライン」ということで,インターネットの世界が映像化されている。これがとても秀逸だ。Google検索の擬人化なんて,思いもしなかったが,そういうことだよなと思った。検索窓に文字を1字入れるだけで,勝手に向こうから言い当てようとしてくる(ノウズモア)ウザさがうまかった。

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リンクをクリックすると,エアカーが出てきてそれに乗せてリンク先まで運んでくれる。不正にゲームアイテムを入手してそれを換金して稼ぐ人も出てくる。街角で話しかけてくるサンドイッチマンは,ポップアップ広告そのものだ。

それにしても,ザンギエフはやっぱりムラーリャそのものだった。ああ,新潟からいなくなるんだなぁ。

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