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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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niagara@cocoa.ocn.ne.jp

教室『学び合い』フォーラム
第14回(2018年)は
2018/8/4〜5に静岡県総合研修所「もくせい会館」でおこないます。
manabiainu
http://manabiai.jimdo.com

2018-02-10第11回『学び合い』を共に学ぶ会in群馬

[][]第11回『学び合い』を共に学ぶ会in群馬 第11回『学び合い』を共に学ぶ会in群馬 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 第11回『学び合い』を共に学ぶ会in群馬 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 第11回『学び合い』を共に学ぶ会in群馬 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

群馬高崎の会は,2010年に訪れてから8年ぶりだった。(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/F-Katagiri/20100130/p1本当に久しぶり。このブログの以前の記事を事前に読んでおけばよかった。昼飯をとろうとラーメン屋を探して右往左往して,結局海鮮居酒屋で鶏の唐揚げ定食を食べることになってしまった。いいラーメン屋があったんだな〜。

今回はYさんの発表の中に,面白い発見があった。『学び合い』授業を続けて行くと,集団の活動の変容がある。それをYさんはつぶさに観察し,集団にどんなアクションをかければいいのかを知っている。アクションをかけるというか,焦らず「今は待ち時だな」と判断し,見守るのだ。初任者だったらきっとそこで声をかけてしまうというのだ。

喩えレンジャーYさんらしく,大縄飛びで喩えてくれた。

大縄飛びで,はじめはどんどん上手になって続けて跳ぶ回数が増えていく。ところが必ず上昇が停まり,さらには回数が減る時期がある。

そこで教師が強く指導したりすると,そのまま回数は減っていってしまう。

教師がそこで我慢して「必ずできるようになるから。」と声がけをすると,またさらに跳べる回数が増えていくというのだ。

なんだか全てを物語っているなぁと思った。集団の学びの姿をいかに見取り,その集団の学びの姿が理想の姿のどの段階なのかを把握していると,どっかり構えていられ,「大丈夫,必ずみんなはできるから。」という声がけができ,集団がさらに成長する。

ビギナーは集団がちょっとつまずくと焦り,「失敗」だと思い,いらぬ指導をしてしまう。そこで集団の成長が萎えてしまう。

「スラムダンク勝利学」では,バスケチームの集団の成長にはどんな過程があり,どんなことが必要なのかが書かれてある良書だ。だから,「『学び合い』勝利学」があったらビギナーでも安心して『学び合い』できるんじゃないかな?Yさん,どう?

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rx178gmk2rx178gmk22018/02/11 09:59わかりました。実践をまとめておきますね。また、いろいろ教えて下さい。

2018-01-29埼玉『学び合い』古典の旅

[][]埼玉『学び合い』古典の旅 埼玉『学び合い』古典の旅 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 埼玉『学び合い』古典の旅 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 埼玉『学び合い』古典の旅 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

高校古典授業の『学び合い』を求めての第3回目の旅に出かけた。最近,だんだん今更ながら古典授業の意味(必要性)について理論武装を固めつつある。そして,その上での古典『学び合い』を盤石なものにしようと思い,各地の実践家を訪れている。

なんていう大げさなものでもなく,純粋に懐かしい高校の教室に入り,高校生の学びを見てみたいという思いもあった。もちろん,倉田さんの『学び合い』の授業も見てみたいという気持ちもあった。

月曜朝に家を出て,埼玉に行き,そのまま上越に戻る行程だ。新潟は曇天で雪が降っているが,埼玉に抜けると青空だった。路肩にはまだまだ雪が残っているが,上越を出た時に長靴から短靴に履き替えて置いてよかったと思った。寒いが,晴れいてる。関東だなぁ。

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訪れた埼玉県立松山高等学校は,90年以上の伝統を持つ男子校で,校舎に入るとそこら中に文化的作品が貼り出してあり,文系クラブにも力を入れているという感じがする。

授業は高校1年生の唐詩の授業。目標は学んだ4つの詩の中で,「すごい」と思う詩を1つ選んで,その凄さを4つの観点で説明する。というもの。授業の前半は4つ目の詩の解説をし,後半で1つの詩を選び,互いに情報交換をして,4つの観点を見つけていくというもの。

生徒たちは能力も高く,プリントを埋めていく。情報交換をして自分が見つけられなかった観点を補填していく。最終的には600字から800字で選んだ詩の「すごさ」を表現するということだった。

お昼休みを挟んで2つ目のクラス。お昼休みに倉田さんと昼食をとりながら,話していくうちに,私が思いつきで「こうしてみたら?」ということをすぐに取り入れてくれて2つ目のクラスでアレンジして実践するところは,とても力がある先生だということが伺える。

今後,連携して,古典の『学び合い』授業デザインを一緒に考えていきたいと思った。

授業デザインを考えていると,教科的な目標を達成するための『学び合い』なのか,『学び合い』の理念を実現するための教科学習なのか,卵と鶏のジレンマに陥る。もちろん,両方が成立するのだと思うが,教科的な見方考え方を突き詰めていくことは,『学び合い』の理念と矛盾することではないはず。『学び合い』を実現するために教科的な見方考え方を突き詰めていくということも言える。そんなことも考える時間だった。

それから,ああ,自分はこの職を続けている限り,あのような,高校古典の授業を一生受け持つことができない,と,今更ながら気づいてしまった。大きな損失だなぁと思いながら大宮から北陸新幹線に乗った。

今回の旅は乗り継ぎがとてもスムーズで,19時台に高田駅に降り立ち,本当に久しぶり半年以上ぶりに高田の街で一人飲みをした。高田の街は月曜日は定休の店が多く,普段こんな時刻には開店していない店がやっていて,そこに入った。

サクッと飲んで帰ろうと思っていて,2杯目の日本酒を飲み出した頃,懇意にさせてもらっているO校長先生が「奇遇ですね」と入ってきた。びっくり。この店で会うのは初めてだった。ということで,3杯目は山崎のソーダ割りを飲み,高田の雪の中,おいしいお酒を頂きました。

いい旅だったなぁ。

atkuraatkura2018/02/03 11:4429日は遠方からお越しいただきありがとうございました。
こんな風にご覧いただいていたのかととてもありがたく身の縮まる思いです。

教科を学ぶのか、教科で学ぶのか、どちらか片方でなく、双方意識してのバランスが重要なのかなと思いました。

今後ともいろいろご教示ください。よろしくお願いいたします。

F-KatagiriF-Katagiri2018/02/03 17:51id:atkuraさん,貴重な時間を過ごさせてもらいました。とても勉強になります。今後ともよろしくお願いします。

2017-10-07越後『学び合い』の会 講演会

[][]越後『学び合い』の会 講演会 越後『学び合い』の会 講演会 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 越後『学び合い』の会 講演会 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 越後『学び合い』の会 講演会 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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縁あって,越後『学び合い』の会で講演を依頼された。数ヶ月前に依頼されたのだが,どんな話をしようかといろいろ迷って,数日前にプレゼンを完成させた。

写真のようにとても大きな教室(階段教室)。上越教育大学の教室だが,ここで授業をしたり,講座を持ったりしたのは初めてだった。「この教室では話がしにくい。」と,ここで話す人が言うのをよく聞いたが,なるほど,目線を上に保って話すのは至難の業だった。写真のように手元のiPhoneでスライドを確認しながら話したのだが,ほとんど下を見ているようになってしまう。いつものようにiPhoneから目線を話して前を見ても,その視線の上にまだ人がいる。これではずーっと下を向いて話しているように見えてしまう。訓練が必要だった。

話の内容は『学び合い』という語が定まる以前から,定まった時期,実践して弾圧されて,そのご自分の理想の授業に近づいたという,「私の『学び合い』との付き合い方」を話して,若い人たちに「昔,同じように先輩がたどった道だから。」と,勇気づけたい気持ちがあった。

また,後半は学卒院生お二方との対談で,教員経験がない院生が『学び合い』飛び込み授業をやって,どうして上手く行くのか,または,足りなかったところ,これから教員になるに当たって自分で付けたい力などを根掘り葉掘り聞いていった。こちらは聞いている方の評判は良かったようだ。

いろんな質問に即時的にすばらしい答えを返してくれる二人の院生の即応力には感服した。彼らがいたから私の持ち時間も間延びせず,時間いっぱいまで話すことができた。感謝です。

前日に一之輔の落語から,いろんなネタを仕込んできたんだけれど,初っぱなからぼーっとしていて,口も回らず,全部吹っ飛んでしまった。まだまだ精進せねばならないな。

大会を運営して,見事に成功した西川研究室のチーム力には感服しました。

2017-08-06第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 2日目

[]第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 2日目 第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 2日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 2日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 2日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

2日目の任務はほぼなかったので,ゆったりした気持ちで参加できた。それでも,公務のため13時半には長野県塩尻市に向かわねばならず,大会最後まではいられなかった。

分科会はイマキヨさんと沖先生の国語学び合いに参加したのだが,今回のフォーラムで,いろいろ考えたのが,教科学習の意味だった。

1日目の分科会でも,教科の学習について意味を語れない,という話題が出た。子どもにその意味を語れない教師だったら,子どもにその教科に取り組ませることはできないのではないか?と疑問に思ってきた。

「その教科特有の見方考え方」を子どもたちに身につけさせることが重要だと新学習指導要領で記載されている。その教科,その単元を学ぶ意味を語れなければ,伝えなければ,子どもたちはその教科特有の見方考え方を身につけられるとも思えない。

古文はなくなっていいのか,漢文はなくなっていいのかという問いに,古典特有の見方考え方をどう示せるのかが必要になる。『学び合い』をやるのだったら,古典をやらずに他のことで構わないと国語教員が考えてもいいのか?ということになる。古典じゃないと身につかないモノ・コトは無いの?ただ楽しいだけ?「楽しい」は感覚的なものじゃないのかな?それは強要しても楽しく思わない子どももいるし,楽しく思わない子どもは置き去りにしちゃうことにならないかな?

最近の教育のとらえ方で,政治家を初め,教員も「経済的に効果があるかどうか(簡単に言えば金儲けが出来るかどうか)」という判断基準でものを言っている傾向がある。ある程度の生活が維持されれば,「もっと金儲けが出来るかもしれない学習」なんて,しなくてもいいじゃないか?とも思う。ほどほどの幸せが得られれば,金儲けの可能性がある更なる学習よりも,内面世界を広げられる学習の方もするべきだというのが私の考え方だ。

経済発展至上主義者と話が合わないなと思った。

古典学習によって身につくものの見方考え方を整理して,経済発展至上主義者を説得出来る論述を用意していきますか〜。

さて,13時半に大阪を後にして,私鉄→新幹線で京都駅→名古屋駅→特急信濃で塩尻駅に着いたら,雨だった。大阪とのギャップが激しく,涼しく感じた。大雨でホテルまで歩いて行くことができず,駅近くの居酒屋に入った。山賊焼きはなかった。

飲んだ後雨が上がったので,ホテルにチェックインし,蕎麦でも食おうかと思ったが,そば屋は営業していなかった。そうか今日は日曜か。結局ラーメンと餃子を食べることになり,今日の目標達成は出来ませんでした。

いろいろあって,教室『学び合い』フォーラム大会委員長を降りることにした。だから開会の挨拶もこの関西大会でおしまい。次回からは別の方がすることになるでしょう。今後は1サポーターとしてサポートしていくことにする。いろいろと自分の中で区切りがついた大会だった。

大会実行委員の皆さまには本当に頭が下がる。私が開催していたときよりも段違いで真摯に向き合い,大会を成功させた。すばらしいし,大会を運営した人にしかわからない「この次をどうするか?」という思いがすでに生まれているところが「同志」だと思った。ありがとうございました。

2017-08-05第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 1日目

[]第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 1日目 第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 1日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 1日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 第13回教室『学び合い』フォーラムin関西 1日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

この歳になると大阪までの移動に不安を覚えるようになった。特に大変ということではないけれど,朝イチの在来線に乗り,新幹線→特急→私鉄2本の乗り継ぎなのだ。若い頃はへっちゃらでむしろ楽しく思えたんだろうけれど,慣れない駅で私鉄への乗り換え口を見つけるのも大変になってきた。

とはいえ,iPhoneアプリに頼ったらスムーズに到着することが出来たが,大阪の蒸し暑さにぐったりした。幸いなことに,枚方駅からホテルは近く,大会会場も歩いて5分程度だったので,体力を温存したままフォーラムに臨めた。

私の仕事は初めの挨拶と分科会だ。毎回のように初めの挨拶ではフォーラムの意義を述べ,来年度のフォーラムを開催したい人は,私に耳打ちしてねと伝えた。

分科会は,今年上越教育大学教職大学院を終了した2人の教員1年生が,現場で働き,教職大学院で学んだことをどう活かしているのか,教職大学院の学びで不足しているものはどんなところかを話してもらった。

予期以上の会場の入りだった。初めは大会議室の会場を見て,すかすかだったらどうしよう?と不安に思ったが,それなりのニーズがあったんだと,2人にお願いした甲斐があった。

採用数年目の先生からの反応が多く,意見や質問も多く出た。2人の発表と同じ悩みを持っているという共感の発言を聞き,この分科会の意味はこういうところにあったんだと思った。若い意欲ある教員を孤立させてつぶしてはならない。教職大学院の仕事もそういうところにもあるんだと思った。

一度ホテルに戻り,辰巳猛のTシャツに着替えてシンポジウムに行く。乾杯の挨拶と次回フォーラム決めが私の仕事。

数名の先生から,「来年度は難しいけれど,いつかフォーラムを開催したいです。」というお話をいただく。ありがたいことだ。どんどんこうやって広がっていかないとね。

会の最後には

来年は静岡です

と宣言してもらい,会は終了した。

今日の目標,「ラーメンは食べない」を達成できて,満足満足。

rx178gmk2rx178gmk22017/08/06 07:33フォーラム、お疲れさまでした。来年、会の片隅でこっそりお待ち申し上げております。

2016-11-10福島県石川町の旅

[][][]福島県石川町の旅 第1日目 福島県石川町の旅 第1日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 福島県石川町の旅 第1日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 福島県石川町の旅 第1日目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント


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水落研のゼミ旅行も兼ねた福島県石川町の石川小学校,石川中学校の授業公開に参加した。水落研のゼミ生さんたちとみんな一緒にバスで大学から向かう。途中新潟市も通るから,新潟市で乗っけてもらおうといろいろ考えたが,栄SAのように,路線バスも止まり,高速道路外に自動車も駐められる場所が新潟市近くに無いため,結局上越から一緒の出発になった。

出発時,そうか,ゼミ運営とはこうやっておこなうのかと思う出来事あり。私だったらどうしたかなぁ?

往路から,バスの中でゼミが始まる。「石川町で授業中学習者が交流する時間をどうネーミングしたら良いか?」というのがお題だった。私はタイムリーに「トランプタイム」としたが,則却下。「trump」には「奥の手」という意味があるんだよ。

ところどころSAで休憩を入れ,福島に入るといい天気になる。長い旅行の後の研修だが,着いただけで1日が終わってしまう気に最近よくなりがちだ。ここからが本番。

と言っても,私は授業を見て,検討会に出るだけなんだけど。

小学校6年生の国語を見る。見事に『学び合い』だ。浸透しているんだなとおもう。これからは次のレベルを目指す研修になるんだろうなと思う。あんなに素晴らしい児童たちだったら,どんな課題でもこなしていけるんだろうと思う。『学び合い』集団の力を見たい。

旅館は綺麗な,そんなに大きくないアットホームなところだった。なんと,泊まる部屋には露天風呂が着いている。明朝お湯を溜めて入ろう。

大浴場に行き,露天風呂に8人で入る。ほとんど修学旅行の男子生徒のノリだった。こういうゼミ運営もいいなぁ。

宴会は,完全に学生のノリで,終わりの部分の記憶はおぼろげなのだが,エールを交換していたし,私の部屋で2次会をおこなっていた。12時に就寝して,3回もトイレに起きて,もう朝かな?と思って時計を見たら3時だった。飲んだときの眠りは浅いなぁ。明日はゆっくりの出発だから救われる。

2016-04-18おにぎりの会参加

[]おにぎりの会参加 おにぎりの会参加 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - おにぎりの会参加 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 おにぎりの会参加 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

Googleマップを使って移動しようと思って歩いた。駅に着いたら,どう見ても都営地下鉄の駅ではない。あれ?駅員さんに聞いたら,その駅はさっき通ってきたところにあったという。Googleマップ,やってくれる。アプリに頼るのも良くないなぁ。

大風の中,汗だくで何とか乗り継いで会場に到着した。15分遅れ。

おにぎりの会は,フリートークだけの会。自分の話したい相手を見つけて話すという形。顔見知りはいるけれど,初めての方もたくさんいる。なんとなく座っていると,私が高校籍だった,私が今大学籍にいるということで繋げてくれる人がいたり,話しかけてくれる人がいたりして,ほぼ初対面の人とずーっと話していて時間が経った。

おもしろい会だなぁと思った。

注意していたのは,喋りすぎないこと。相手の話を聞くこと。今興味があるのは,『学び合い』をやって辛いことはどんなことかということ。何につまずいて,何がハードルなのか。いろいろ話を聞けた。

中には大学4年生で『学び合い』で卒論を書きたいという人がいたので,実践校を紹介してくれる人と繋げたり,そして驚いたのは,今まで「学び合い」という言葉自体知らない大学の先生が,たまたま東京に出かける機会があり,教員研修で調べたらおにぎりの会がヒットして参加したということ。

アンテナの感度がよくて,行動力があるなぁと思う。私も新しい会に気軽に参加できるフットワークを持ちたい。

そしてなんと,おにぎりの会を命名した方に何年ぶりかにお目にかかれたこと。つきあいは約20年位あるのに,最近5年以上も会っていなかった。思わず握手をしてしまった。

強風で被害が出ている中,帰りの北陸新幹線も,乗り継ぎのえちごトキめき鉄道もあんまり遅れずに乗ることができた。ラッキーだったな。

2015-10-10自ら課題を見つけ自ら解決

[]自ら課題を見つけ自ら解決 自ら課題を見つけ自ら解決 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 自ら課題を見つけ自ら解決 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 自ら課題を見つけ自ら解決 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

東京の沖さんに触発されて、自ら課題を見つけ、自ら解決する授業に切りかえて約1カ月、面白い点と、課題が見えてた。

それまでは、課題(問題)をこちらでプリントに書いたり、黒板に書いたりして提示して、その課題を解決する時間をとり、その後黒板に出て書いてもらい、検討するという流れだった。

そんな授業でも子どもたちは盛り上がっていたし、課題解決時間にはいろんな人と交流し、その後の検討の時間も集中していたように思われた。

しかし、現状の子どもの様子として、受身的な学習態度であることは否めなかった。問題プリントを与えられたらそれをやって暗記する。テスト勉強はひたすら暗記(しかもじっとノートや問題集に書かれてある文字を見つめるだけ)。

そこで夏休み後、教室『学び合い』フォーラムで沖さんが紹介してくれた授業を私も導入しようと思って語った。

みなさんはとても真面目で、与えられた課題はしっかりやる。このままでいい感じなのかもしれないが、これでは課題を自ら見つける力はつかない。課題を自ら見つける力は訓練しなければつかない。だから始めはきっとうまく見つからないかもしれないが、訓練していけば必ずいい疑問、質問、または感想が湧き上がってくると思う。それをみんなで検討していく授業にしよう。

ということで、現代文はまずは音読してから、疑問を口頭で伝えたり、紙に書いて提出する*1。その次の時間に教科書を読めば解決できそうな疑問点をまとめたプリントを配布し、それについて検討していく。教科書を読んでも解決できそうにない疑問点は、「お便りコーナー」みたいに授業の始めか終わりに紹介し、回答したり、笑いをとったりする。

古典は授業の時間の前にノート提出をして予習をチェックする。授業になったら読みの確認をして、傍線注釈プリント*2を配布し、自分の傍線注釈との違いから疑問点を見つけて、私が黒板に書き、その疑問点に対する答え(思いつきでもOK)が湧いたら自ら黒板に書きに行く。

という流れだ。

まずはメリットについて

  • 子どものつまずき、勘違いがあらわになるようになった。
    • 登場人物は誰?
    • 「少納言の乳母」は「清少納言じゃないよ」
    • 少納言の乳母が探しに行くのは若紫じゃないよ
  • わからないところだけ授業で扱うので、時間に追われることが無くなった。
  • 以前やっていた授業の検討の時間だと教師主導で解説(たまに生徒に当てる)だったので、そこでのつまずきがわからなかったが、更なるつまずきを拾い上げることが出来る。
  • これは押さえてほしいなあということに関して必ず疑問が出されているので、主体的な学びになっているように見える。
  • 出された疑問を「翻訳」する力が教師につく。このままでは漠然とした問いだなぁというものを、解答しやすい問に変換し、疑問点をはっきりさせる力がつく。

うまくいかない点について

  • 以前の授業形態に比べて交流しなくなった生徒が生まれた
  • かなりの自信が無いと黒板に出て書くことをためらう生徒が多い
  • わかったことをクラス全体にシェアしようという気持ちを持てない生徒もあるていどいる(自分たちがわかってそれで満足)
  • 1段落のことを押さえないと2段落がわからなくなるような場合、段落が進んで行くとぼんやりし過ぎて全てがわからなくなり、疑問も出せなくなる

改善として、グループを作ることも必要であると思った。いつも固定のグループである必要はないが、うちの生徒の場合、かなり真面目なおとなしい子も多いので、自分の席を離れて席の遠い子のところまで聞きに行くということに抵抗があるのだ。

試しに近くの4人で席を合わせなさいと言ったら、情報交換が活性化した。疑問もたくさん出るようになった。たまに環境を変えるのもいいものだ。

それからこのやり方がうまく行くかはクラスの雰囲気作りが大きなウエイトを占めている。解答(回答)は当てることはしないので、自主的に黒板に出ていくことになる。当てれば書くのだろうけれど、それでは、「みんなで解決する」という雰囲気が作れない。しかし、「自分は前に出て書いてもいいのかな?」なんていう雰囲気もある。このハードルはかなり大きい。「思いつきをどんどん書いて。」「正解なんて期待していないよ。たとえ間違ってもそれが学びに繋がるんだ。」とは伝えているが、なかなか難しい。

「間違ってはいけない」というプレッシャーを拭えないためそうなってしまう。間違った場合は、どうしてそう考えたのか、なぜ間違ったのかというものを解説したり、「ツッコミ」をして、笑いに昇華させたりして、「間違い」がためになったということをしていかないと、どんどんプレッシャーが大きくなってしまう。

前に出て書くというハードルを除くために、手元のタブレットに書けば、それが電子黒板にすぐに映しだされ、書かれた内容をシェアし、情報の集約が出来るようなシステムがほしいなぁ。うちに電子黒板はないけれど、プロジェクターはあるので、私が持っているApple TVをつなげて、後はタブレットが10台くらいあって、そこに書かれたものがリアルタイムに映しだされるようなシステムはないかなぁ。

受け持っている2年生は中間テストが終わり、その後修学旅行で、授業開始は2週間後となる。その時までに、授業の組み立てを修正し、確認して押さえるべきところは押さえてからの課題提出授業をしていこうと思う。

*1:メールアドレスを作り、そこに送信しても良いとしたのに、まだ1件もない

*2:現代語訳を古文に傍線を引いて右側に記したもの

2015-02-11何を求め続けるべきか?

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今年受け持っている1年生の古典の授業で3学期から「みんなで考えみんながわかる」ことを現実的に授業で求めた。

この授業は以前の授業でもやっていた形だ。

やり始めは今までの授業の感じよりもとっても活動的になり、睡眠者は全くいなくなる。皆無だ。それはそれで効果はあるのだが、2週間ばかり続けると、まだまだなところが見えてくる。

初めは「わかるために動く」ということをし出すのだが、そのうち「ここまでやったのだからわからなくても良いか」という感じになる。席を離れてわかる人、わかりそうな人と相談をするのだが、それ以上のことはしなくなる。さらなる工夫、さらなる努力は見えなくなる。

さて、ここで何を求めるべきなのか?ということが今の課題というか、葛藤である。もちろんこのままではよくないのはわかる。そこで「動く」ことを求め続けるのか、「正解する」ということを求め続けるのか、ということだ。

クラスの雰囲気的に、突出するのを避ける傾向がある。方法として今まで経験したことしかしたくない、目立つのを嫌うという傾向がある。目立ってまで「みんな」が正解することをしたくないという感じだ。それはとても良くわかる。たかが古典の授業だ。

じゃあ方法を強いてそれを打ち破らせてやらせればいいのか、というと、そういうことでも無い気がする。

私の『学び合い』におけるスタンスは、人生において「必要な時に必要な人に必要なことを助けてもらうのがいい」、「必要な時に必要としている人に必要なことを手助けするのがいい」ということをわかってもらうことだ。そのためにはクラスの雰囲気作りも大切になるし、相互の手助けが必要な課題を示し、手助けの必要性を感じてもらわなければならない。

雰囲気作りと手助けの必要性、なんだか相反する気がするんだよね〜。いろんなことを強いて手助けするさせれば雰囲気は悪くなるし、今のワイワイしてみんなが(仲間内で)学習している雰囲気はとっても良い雰囲気なんだけれど、仲間を超えて手助けをすることもない。

まだまだ仲間の枠を打ち破るには時間が必要ということなのだろうか?

2014-09-26『学び合い』のノート指導

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授業づくりネットワーク夏in新潟で『学び合い』の問題点としてノートに思考のプロセスを記録できない(時間が無いため)ということを挙げた。それに対して思考のプロセスを記録することは必要無いという意見が出たり、時間がかかるが、思考のプロセスを整理するために時間をとってノートでふり返る時間が必要だという意見が出た。

私は記録することは必要だが、現実問題として時間を取ることもできないと思った。だから、ワールドカフェ風味の『学び合い』での思考プロセス記録をすることにした。

また、生徒の今までのノートの書き方を見ると、「黒板に書かれたものを写す」「正解だけを書く」というものだったので、「ノートは思考のプロセスや疑問、感想、意見、思いつき、イメージを記録するものだ」ということを体験してもらうためにもワールドカフェ風の作品作りをしようと思った。


高1現代文「木を伐る人/植える人」の後半部

後半部を対比に注意して、用紙にまとめなさい。対比の関係性を示す語は四角で囲むこと。

課題作成……25分

4人グループを2名ずつA班、B班に分ける

A班が別のグループに行き質問をして説明を受ける……3分

B班が別のグループに行き質問をして説明を受ける……3分

手直し……10分

という感じでやってみた。そして完成した作品を廊下に貼り出した。

文章の前半部も同じ感じでやっていた。前半部はシェアの時間帯を全員で一斉に巡回するという方式でやったのだが、ただ観て回っているということが多かったので、他のグループメンバーからの質問とそれに対する説明という時間帯にした。

前半の時よりも整理されて書かれていたという反面、整理しすぎて情報を盛り込めない(思考のプロセスが記載されない)という面もあった。

ワールドカフェ風だったら、課題内容に「まとめる」という言葉を使わず、「どんどん書き込む」ということを前面に出すようにすればよかったと反省する。思考のプロセスの記録になっていないグループも多かった。「思考の結果を作品にする」というイメージを持たれてしまった。

次回は、思いつきをみんなが手を伸ばしてどんどん書き込んで、「間違っているものは二重線で消す。」というようにしたい。