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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
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2016-11-24大学教員の小学校国語授業 4時間目

[][]大学教員の小学校国語授業 4時間目 大学教員の小学校国語授業 4時間目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学教員の小学校国語授業 4時間目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 大学教員の小学校国語授業 4時間目 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

今日の目標は昨日の続き。昨日埋められなかった部分を埋めること,ということで,登場人物のキャラクター設定の「ぼく」の年齢と「ぼく」と「きつね」のひとがらの読み取りが中心となる。

子どもたちも慣れてきて,どうすればいいか自分たちで動けるし,こちらも指示が少なくなってきて,いい感じだ。ようやく私に対して「先生,○○……。」と質問や承認の声が出てきた。昨日までは担任の先生向けの質問ばかりだったんだけど。

さらに私に対して「これって,○○と思うんだけど。」なんて,読み取りの自説を語る子どもも出てきた。ようやく「先生」と認められてきたかな?

「ぼく」の年齢はどこにも書いていない。

これを語っているのは30歳くらいで,「昔」とあるから,この場面の「ぼく」はもっと若いけれど,15歳くらいでは鉄砲は持てないから,20歳くらい。

なんていう,この物語の語りの二重構造も読み取る子どもも現れてきた。素晴らしい。

しかし,方や,まだまだストーリーを把握できていない子どももいたりして。

私の国語のやり方は,文章の初めから1つ1つ読み取っていくのではなく,課題を示して,その課題を解決するために,何度も,あっちを読み,こっちを読みして徐々に全体像をつかませるやり方である。

こんなやり方で高校の授業をやってきたが,小学生でもちょっと手ごたえを感じてきた。ただし,何でか,教室の全体像を把握できない。高校の時はどこでどんな風に何を話題にして読み取っているのかわかったんだけれど,小学校はできていない。何が違うんだろうと思う。ところどころで起こっている学びに全て反応しているからだろうか?不思議なものだ。

初めの礼と終わりの礼をしっかりやろうと,誰かがしゃべっているときには号令をかけさせず,「顔を上げて」と促すのだが,私が言ってもあまり利かない。担任の先生が一言「顔を上げなさい。」というとぴくっと顔を上げる子どもがいる。うーん,ここが担任の先生と違うところだなぁ。精進せねば。

2016-11-22大学教員の小学校国語授業 3時間目

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27年間高校で授業をしてきて,この春大学教員になり,大学生や大学院生に授業をし,ちょっと慣れたかな?と思ったら,小学生相手に授業をする。しかもそれぞれの学習者に活動させるというのを自分に課していたもんだから,学習者理解ほとんどない上での小学校授業は本当に大変だった。

今日の課題は

登場人物のキャラクター設定を読み取る

である。「文学を勉強するというのは,書かれていないことも読み取ることだ。」と先日伝えていて,この単元の目標にしている。この目標に関しての授業となる。

まずは書いてもらったふりかえりを5〜6人紹介し,昨日宿題に出した音読を確認した。物語の3分の1を宿題に出したので,その範囲を改行ごとに順番に当てて音読させる。まだまだ大きな声が出ない人もいたが,それは私の立ち位置が悪かったからかな?次は離れて立つことにしよう。でもどうなるか?

「ぼく」と「きつね」のキャラクター設定をグループで読み取り,黒板の欄にどしどし書いてく。1グループ2つ以上書くようにというシバリを付けた。これが結構話し合って前に出て書くんだな。高校生とはずいぶんと違うところだ。高校生は「正解」と確信したものしか書けないでいるが,どんどん書く。いい感じだ。

キャラクター設定は以下のような欄を作った。

  1. 性別
  2. 年齢
  3. 職業
  4. 趣味
  5. 性格・ひとがら
  6. 生い立ち
  7. 交友関係
  8. 家族構成
  9. 時代・季節
  10. 国・場所

全ての班が1つ以上前に出て書いた。ある児童は「あー終わった。」なんて言って,班で2つ黒板に出て書いたから,終わりだと思っていた。そういえば,高校生でもそんな風にしていた生徒がいたなぁと懐かしくなった。「まだこんなに空欄があるでしょ?」と同じツッコミをしたりして。

この1時間で全ての欄について書けると踏んでいたのだが,結局埋まったのは半分くらいだった。一番読み取りにくいと思われる「性格・ひとがら」は全然書いてくれなかった。担任の先生と「また次の時間続きですね。」と確認した。

子どもたちが予想以上に考え,動き,書いていたからちょっと安心した。

2016-11-21大学教員の小学校国語授業 2時間目

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今日から「きつねの窓」に入る。今日は失敗だらけだった。何が失敗なのかというと,時間配分と課題の量が全く学習者にあっていなかったのだ。小学生というのはわかっているのだが,どこまでできて,どこまでできないかがまだわかっていなかった。

長い物語なので,一度自分たちでしっかりと音読して読みを確認した方がいいだろうと思い,高校でやっていた「グループ。読み」を,ちょっとアレンジして「グループ改行読み」とした。これが悪かった。「改行」がややこしい。形式段落でない,会話文のところで改行していたり,しかも私が改行を見落としていたり,ナンバリングを間違っていたり。

課題は

グループ改行読みをして,形式段落番号を振っていく

というものなのだが,それが学習者にとっては大変だった。混乱させないために1度に1つの課題にしなければならなかった。

私のナンバリングの間違いに途中で気づいて,形式段落番号は振らなくてもいいと伝えたが,やり始めたら途中でやめられない。本当に中途半端な授業になってしまって大反省だ。

課題設定はこれほど大変なのかとも思ったし,ダブルチェックをしなければいけないと思った。音読は1班を残してほぼ終わっていたんだけれど,もっと時間に余裕を持ってやっていかなければならないなぁ。

2016-11-18大学教員の小学校国語授業 1時間目

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群読の研究をするために,小学校の6年生のクラスで授業をすることにした。国語の授業は本当に久しぶり。9カ月ぶりかもしれない。しかも,今まで受け持ったことのない小学校の授業だ。どうなることやら。

物語文の読み取りをおこない,その後その物語の群読を作るというやり方だ。当日の朝3時に目が覚め,頭の中でシミュレーションをしていたら,それからまんじりともせず,朝を迎えてしまった。完全な寝不足だ。

いきなりの1限から授業になったのだが,全校集会が開かれる日で,教室に戻ってくるのが10分から15分くらい遅れた。

1時間目は群読体験ということで,「らいおん」,「ソーダ村野村長さん」をやった。もうちょっとやりたかったけれど,時間が来てしまったのでふりかえりを配って終わりにした。

どうして群読が必要なのかを語ったから,時間が足りなくなったというのもある。でも,その語りは外せない。他者とタイミングを合わせるというのは難しいけれど,楽しいことだし,それが解るようになると,人づきあいがうまくなるみたいなことを語った。ふりかえりに

「せーの」と言うとタイミングが合うことがわかった。でも,いつかは「せーの」と言わなくてもタイミングを合わせられるようになりたい。

という感想が染みた。

2016-11-01急に寒くなる 論文再投稿完了

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約1ヶ月前にやって来た投稿論文の結果を受けて,何とか再投稿を完了した。論文編集委員をやっていると,あっという間に再投稿をする人がいるが,私は1カ月もかかった。何度も査読結果を読み直し,書き直したら,あ,査読結果のここの部分に答えていないや!と気づいてまた書き直し。

書いている内にいろんなことを書きたくなって,原稿が進むんだけれど,もう一度査読結果を読み直したら,いらないことは書かない方がいいなと思って,ばっさりと削る。そんなことの繰り返しだった。

といっても,査読結果が来て2週間くらいは手が着かなかったんだけれど。データだけ再分析していただけ。

11月に入ったら急に寒くなって,こたつを出した。妙高山も冠雪していた。研究室のヒーターは1日中付けっぱなし。冷たい雨が降り続く。頭も胃も痛い。明後日のアルビ最終戦のことが頭から離れない。その日は日帰りで応援に行く。雨が降るようだ。

2016-10-03研究

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この仕事について研究って何?って考えながら仕事を続けている。

研究を成果にすれば業績になるけれど,何のために業績が必要?もちろん自分の地位を確かなものにするためなんだけれど,それって研究を自分のためにしているような感じだ。

給料をもらって研究をするのは,研究成果を世に出して,その研究成果で世の中を今よりも良くすることに意義があるんだよなぁ。そのことを忘れてしまうと,業績になったとしても,研究の意味がなくなってしまう。

「世の中を今よりも良くする」ということをとっぱらうと,研究者というのは趣味の世界にいることになり,自分の好きな分野を追求して行くだけになる。それはそれで楽しいんだろうけれど,給料をもらってやることじゃないよな。

だから,研究をやるにも,自分は「学校現場の子どもたちにどう活きるか」ということを考えてやりたい。研究のデータが取りやすい調査をして,データ分析をしやすくして論文を書いても,その結果子どもたちに無理を強いてしまったものなら,それって普段の授業じゃ使えない実践になってしまう。子どもは実験台じゃない。

以前修士だった時,先生に「現場の先生の授業に対する直感は正しいから,それを大切に研究をしなさい。」と言われた。それがずーっと私の研究に対する姿勢になっている。その感覚はこれからずっと忘れたくない。

子どもたちがその授業の課題に没頭し,アクティブに,自由に学び,その姿をいろんな方面から,いろんな機材を使ってデータを取って,「こんなに子どもたちはすごいんだよ。」という研究をしていきたい。

といっても,結果出してから大きなことを言え〜って感じなんだな。

はい。修正論文提出まであと50日です。←手つかず

2016-07-30日本群読教育の会第15回全国研究集会神奈川大会

[]日本群読教育の会第15回全国研究集会神奈川大会 日本群読教育の会第15回全国研究集会神奈川大会 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 日本群読教育の会第15回全国研究集会神奈川大会 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 日本群読教育の会第15回全国研究集会神奈川大会 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

神奈川学園中学・高等学校でおこなった。昨年新潟大会だったから,恩返しのつもりで働いた。といってもたくさんの現地実行委員の方がいたから,それほど力になれなかったけれど。

大会案内

さすが首都圏だけあって,新潟大会の2倍以上の参加者だったが,最近の開催にしては少ない。ちょっと前だと言語活動ということで,たくさんの参加者がいらしたが,最近の関心は移行しているんだと思う。

でも内容は素晴らしかった。メインゲストの特別講義,日本舞踊のお師匠さんの諸川文子さんから歌舞伎「白浪五人男」の台詞の稽古があった。大人数相手だから本のさわりのさわりしかできないが,連れ読みしていくだけで,日本の伝統的な発声,台詞回しをちょっとだけ体感できた。しかも,台詞を言うだけで気持ちよくなる。これはいい。もうちょっとやってみたいと思った。

私は実践発表で,3月までいた高校での群読実践を発表した。「群読でアクティブラーニング」ということで,曲がりなりにも大学教員になったので,群読の理論も絡めて発表した。常任理事の南山大学の先生も聞きに来てくれて,是非,研究の面からでも発信していきましょうとお誘いを受けた。今後の方向性を考えていきたい。

そして物語の群読で,サブ講師を勤めた。群読教育の会の高齢化が深刻なのだが,若返りを図るために,若い講師を育てていかなければならないと思って,若手に物語り群読分科会を仕切ってもらった。とても立派に楽しく会を盛り上げてくれた。もう,独り立ちできそうだなぁ。

高田に住んでいるから,横浜の人の多さにはぐったりしてしまう。新潟駅の人混みでさえも当てられてしまうから,会が終わったら早々に帰った。横浜から3時間かからずに帰れた。東京駅乗り継ぎ7分で,余裕で新幹線に乗れた。

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2016-07-14Life 2.0

[]論文投稿 論文投稿 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 論文投稿 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 論文投稿 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

4月から書いていた論文を完成させてようやく日本読書学会に投稿した。3ヶ月半かかってしまった。4月に2本完成と言われたのに,何をやっているんだろう?

2016-05-31読書

[]読書 読書 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 読書 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 読書 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

先行研究をあたっている。当たりを付けて,言ってほしいことがそこに書いてあると,とってもほっとする。

論文を系統立って読んでいくのは,時間があったら,没頭してしまう麻薬のようだ。時間が無いから,当たりを付けてつまみ食いをするしかない。

こんなことをずーっと続けられるひとは,そこから絶対離れようとしないんだろうなぁ。うらやましいけれど,反面,趣味の世界だから,何かの役には立たない気もする。それとも私の知らない「役に立つ」世界が広がっているのだろうか?

2016-05-04引きこもりの日々

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諸般の事情で,引きこもりの生活をしている。昨年度末に撮りためた授業中の会話を聞きまくっているのだ。データ化しているんだけれど。

子どもたちはクラブ,部活に出かけ,カミさんは次男の送り迎えをしている。私はほぼ家から出ることが無く,ずーっとiPadAirに入れた音声データを聞いている。

もう高校でこんな授業はすることはないのだが,聞いていると反省しきりである。こんな大きな声で全体に指示する必要はないのでは?グループでせっかく討議しているのを遮って声をかけちゃダメだろう。こんなに短い時間設定じゃ,考えられるものも考えられないだろう。とか。

聞いていると,やっぱりこんなに脱線している話し合いじゃ,テストの点数はわるいよなと思ってしまうし,テストの点数が良い子どもの知識や思考過程はこれほどすごいのかと思ってしまう。

脱線できるような課題を設定している私の授業デザインがわるいんだけれど。

始めシーンとしているグループ,授業している時は活発じゃないなぁ,つまらなそうだなぁと思って,それでもそのままにしていたけれど,会話を聞いていると,実は自分一人で考えて,その後に考えを出し合って検討しているのに,今更ながら気づいたり。もう遅いんだけど。

いろんな発見があったが,自分には活かせないから現場の先生のために活かさないとなぁと勝手に使命感に燃える日々なのだ。これでいいのだ。