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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第14回(2018年)は静岡県でおこないます。
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2017-12-25スター・ウォーズ/最後のジェダイ

[]スター・ウォーズ/最後のジェダイ スター・ウォーズ/最後のジェダイ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - スター・ウォーズ/最後のジェダイ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 スター・ウォーズ/最後のジェダイ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

次男が冬休みになったので,休みを取って一緒に観に行った。午後から部活だというので,その開始時刻に間に合うよう,上映館を探したら,イオン新潟西だった。平日だから,観客は10人程度だった。冬休みなのに,これしか入っていない……。

ほぼネタバレ

町山智浩さんがラジオで「今までのスター・ウォーズの伝統を壊すものだから,かつてのスター・ウォーズファンからはこき下ろされている。」と伝えていたんだけれど,私はかつてのスター・ウォーズは見ていたが,それほどコアなファンではなかったから,印象としては,今までのスター・ウォーズを踏襲しているんじゃないかな?というものだった。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では今までのオープニングらしくなく,「今までのあらすじ」が割愛されていたけれど,今回は復活した。やっぱりあのファンは多かったのだ。しかも,スター・ウォーズのロゴが,とってもアナログ的。今のCGだったら,もっと綺麗に映せるんだろうけれど,わざと昔のロゴを使用していたんじゃないかな?ちょっとぶれている。それもいい。

テーマ的には「師匠は超えるためにある」というもの。これもかつてのスター・ウォーズのテーマだったんじゃないだろうか?スター・ウォーズは,親や師匠を乗り超えるのがテーマだから,しっかり踏襲している。ヨーダも出てくるし。

会話には「今までのものは関係ない,新たなものを作ろう」というメッセージがちりばめられていた。あと1作で完結するのかな?と思ってしまう。いろんな謎はまだ謎のままだし。

気になるところは沢山ある。どうやって宇宙船に乗ったのかとか,どうして死なないんだろう,とか。まぁ,それを言ったらきりがないけれど。

今回,BB8が大活躍で,とっても面白かった。ファースト・オーダーのドロイドがあんまり活躍しないのは,なぜ?C3POのようなユーモアのあるドロイドは作らないのかな?

来年夏には「ハン・ソロ」が公開されるそうだ。ハン・ソロの若い時代を描いた映画。これも楽しみ。

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2017-12-22模擬授業のミッションの意図

[]模擬授業のミッションの意図 模擬授業のミッションの意図 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 模擬授業のミッションの意図 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 模擬授業のミッションの意図 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

大学の授業で模擬授業を行っている。小学校や中学校の教員を目指す学生さんに,「大学生相手に十分主体的・対話的で深い学びが起きる授業をデザインすること」というミッションを課している。

どうしてそのようなミッションを課すのか説明の時間をほとんど取らなかったので,授業を終えた学生さんから「自分は小学校の教員を目指すのに。」と質問が来たから,以下のように答えた。

疑問に対してお答えします。きちんと説明する時間を取らずに申し訳ありませんでした。

大学生が「小学生役」をやって授業に臨んだとして,それは本当に「小学生」になるのでしょうか?大学生が「小学生ってこんなのだろうな」というイメージを持って授業を受けて,授業者も「小学生って,こんなのだろうな」と想像して授業を作る。これは本当の授業のダイナミックさは生まれません。決められたシナリオに沿った予定調和の演劇のようになってしまいます。さほどの経験がないみなさんが,真の小学生役を演じきれるとは思えなかったのです。小学生だけではなく,中学生でも,高校生でも,全ての学習者は授業者の「想定外の学び」を行います。それは演じていないからです。

授業のダイナミックさは,予定調和と対極にあります。授業者の予想の付かない学習者の反応,授業者が用意した課題を学習することにより,学習者自身が新たな意味にたどり着く驚き。これがあってこその授業となります。そのためには,授業者が学習者の予想を越える課題を設定し,学習者もそれに全身全霊をかけて取り組むことが必要です。「小学生だったらこう反応するかな?」とか,「小学生だから,この程度だろう」なんていう思惑の中では,「予想を越える学び」は絶対に生まれません。

授業はライブです。失敗が許される模擬授業で,それを試さなければ,教員になったときの真剣勝負の授業は恐くてできないんじゃないでしょうか?

「模擬授業は本番授業のように。本番授業は模擬授業のように。」

という意図がありました。

次からは模擬授業前にちゃんと説明することにしよう。反省。

2017-12-18文学作品の授業デザインの掛け違え

[][]文学作品の授業デザインの掛け違え 文学作品の授業デザインの掛け違え - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 文学作品の授業デザインの掛け違え - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 文学作品の授業デザインの掛け違え - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

最近国語の模擬授業を見て,指導することが多い。授業者は学生さんなのだが,最近の学生さんは当たり前のように話し合いや表現活動を入れる授業デザインを作ってくる。私の大学生時代とは大違いだ。私の学生時代は,教師がどのような発問をし,当てられた生徒がどう答えるか,という指導案ばかり書いていた。

対話や話し合いや表現活動を授業に入れるのがデフォルトになっているということはとてもいいことだ。

ところが,授業者の傾向として,なぜか次のようなことに異常に囚われているようだ。

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2017-12-17景気がいいとも思えない

[]景気がいいとも思えない 景気がいいとも思えない - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 景気がいいとも思えない - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 景気がいいとも思えない - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

日経平均株価がバブル期並になったとか,経済成長が○期連続アップで過去最高とか,有効求人倍率が過去最高で,しかも今まで正規雇用の有効求人倍率は1.0を上回ったことがなかったが,1.0を超えたとか,データで好景気ぶりを報道しているけれど,景気がいいとも思えない。

それは個人的に財布の中身が困窮しているということもある。昨年は月に1回くらい1人で街飲みしていたのに,今年は全くする気がおきなかった。まぁ,これは,去年は自分の収支バランスを誤解していたせいなのだけれど。

それはともかく,「好景気」と言いながら,「人手不足で倒産,店じまい」が起こっているのがおかしいな?と思って,いろいろ気にかけて調べた結果,今,こうなってるんじゃないかな?という素人考えをまとめる。素人考えだから,めちゃくちゃな部分も多々あると思う。

1)株価は,下がるとオートマチックに日銀等が買い支えているので,保たれている。企業の価値(や,企業への期待感,日本の景気)を本当に示している値ではない。

日銀等が出すお金は,どこから出てくるのかというと,紙幣を刷ったり,年金で集めたお金だったり。しかも,買った株を売ると株価がどーんと下がるので,それもできない。借金が膨れあがるようなものだから,いつかはそれをやめなければならないのだが,いつやめられるかわからない状態。

2)有効求人倍率が高いのは,団塊の世代の大量退職があったため。好景気だからではない。

大量退職をした世代は,再任用で職に就くから,とりあえず企業はそれで賄う。技術や知識を持っているから,教育費をかける必要がない。若い人たちを雇用するために高い賃金を設定したり,知識や技術を身につけさせようと,教育費をかけようとはしない。企業にとってはコスト削減が至上命令だからだ。そのため,求人はあっても,条件のいい働き口はなかなか無い。即戦力となる人はいくつもの内定を得られるが,これから育てて行く必要がある人には内定があまり出ない。

ここら辺がバブル期と大きく違うところなんだと思う。バブル期は「学校では何も教えなくていい,会社に入ったら,会社が育てていくから。」なんていうメッセージが飛びかっていたから。とは言っても,バブル期がいい時代だなんて全く思わないけど。実態のないものに高い価値を付けて金だけ回っていた時代だったから。

3)有効求人倍率が高いのは,就職が定着しないから。つまり,辞めていく人が多いということ。なぜなら,待遇が悪いから。よって人手不足になる。

企業はコスト削減をすることが至上課題だから,なるべく賃金を抑えるか,同じ賃金でも長く働かせるか,濃密に働かせるか,責任のある仕事をさせるかなどをして,今までの何倍もの仕事をさせなければならない。

人手不足の代表の運送会社の配達社員を街で見かけると,いつも小走りだ。移動時にいつも小走りでいなければならないって,常識的に考えておかしくないか?と思う。それを美化しようとしている風潮もある。もっと余裕を持って仕事ができる国がいい。

また,こうも考えられる。例えば,今まで1人を雇える人件費があって,1人を雇っていたが,今は2人分の人件費で3人を雇おうとしている。これはちょっと極端な例だとは思うが,上記の計算だと,有効求人倍率は1.0から1.5に上がる。こんなことが起こっているような気がする。

4)賃金アップは実はされていず,物価の実質値上げでそれほど賃金は上がっていない。

消費税アップで,実際に消費できる金額が下がったり,企業のコスト削減意識で,金額的な値上げはせずに,中身が減っていたりして(実質値上げ),見た目の賃金は上がっても,実質は上がっていないというのだ。

そういえば,私のボーナスはなぜか去年より減っていた。計算ミスなのか,そういう計算なのか,査定が下がったのか,よくわからないけれど。

ということで,今の段階で集められた情報を元に,「実は景気なんか良くなっていない。」ということを考えたのは,この1年,自分がなんでこんなにコスト意識を高く持って,高速道路にも極力乗らず家に帰り,お金を節約せねばならなかったのか?と思ったことが発端だったが,それとはあまり繋がらない内容を書いてしまった。

一番恐いのが1)の今の株価は市場原理に基づいていない,操作されているものだということだろう。これはいつか(数年後?十数年後?)崩壊し,日本の株,円の価値が大暴落してしまう可能性がある。そうなれば,雇用なんて激減するし,企業も自治体も倒産していくことになる。「株価が高くなっているから」とバブル期の様な幻想を抱いていると,恐いことになってくる。

ボーナス減額の驚愕から,ここまで調べて書いてみた。

2017-12-08プレテストを解いてみた

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新テストのプレテストを解答してみた。といってもざっとだけれど。

今までのセンター試験とはずいぶんと変わったという印象があった。きっと一番の売りの第1問目,生徒会規約と生徒会役員の会話記録と,生徒からの要望書の数を集計した表と,生徒会新聞という全く異なった4種類の「情報」を俯瞰して記述問題を解いていく。

俯瞰しなければならないので,これが冊子で配られることを考えると,けっこう大変だなと思った。2次元的に4種類の情報を並べてあっち見たりこっち見たりする必要がある。今までの文章読み取りだったら,1次元的に行きつ戻りつすれば良かっただけだったから。

私は問題文を全てプリントアウトして机に並べて解けたから,ちょっとは楽だったのかもしれない。ディスプレイ上だったら,きっと解くのが嫌になったと思う。

新聞の記事で「情報量が多くなって,時間が足りない」ということが書かれてあったが,情報の取捨選択も求められているんだろうと思う。読まなくていい部分を即座に切り捨てる必要があるということだ。今までセンター試験の国語の問題文で読まなくてもいいところなんて1文字たりともなかったと思う。

そして,問題文に書かれていないことを推測して答えるという問いもあった。

なかなか面白かった。こういうことを学んでいる高校生にとっては,きっとそれほど難しい問題ではなかったと思うが,やったことはない生徒にとっては混乱したのだろうと思われる。

「深い学び」とは,今まで学んだことを俯瞰して新たな関係性を見つけたり,新たなことを発見したりということだと私は考えている。4種類の資料を俯瞰して関連付けて答えさせる問いは,「今までの1次元的読み取りでは育まれない力」なのではないか?と思った。

2017-12-05授業づくりの難しさ

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学部2年生の授業で,1人30分の模擬授業をおこなっている。学部2年生ながら,みなさん堂々とおこない,声も通るし,指示も明確。自分が学部2年生だったときは,絶対こんなんじゃなかったよな〜。と思ってしまう。学校で表現活動が私の時代よりも多くなったからなのだろうか?

ところが難しいのは,評価規準の設定。「本時の目標」を設定して授業をするのだが,それをどうやって見取るのかの規準が示せない。

「○○について親しみを持ち,興味関心を深める」という目標を立てたとして,それを測る物差しを持ち合わせていない。「興味関心を深めましたかー?」,「はーい。」では測れないだろう。

現場教員でも難しいところだ。いやいや,そもそもそんな規準を持つ意識さえない現場教員もたくさんいる。

これから教員になる学生さんたちは評価について勉強すると,明確な,いい授業ができるようになるんだろうと思った。だいたい私の大学時代は,評価についてなんて考えた記憶もなく,「単元目標」,「本時の目標」は,指導案例のコピペだったからなぁ。初任者研修もそうだったかもしれない。

2017-12-022017シーズンホーム最終戦

[]2017シーズンホーム最終戦 2017シーズンホーム最終戦 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 2017シーズンホーム最終戦 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 2017シーズンホーム最終戦 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

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14年間のJ1時代が終わった。ここ最終6試合に関してだけいうと,今日3位のセレッソ大阪に勝ったので,勝ち点としては川崎と並び1位であり,得失点差で2位となっている。それだけ終盤のアルビの調子は上向きであり,これが中盤から出ていれば,簡単に残留はしていたんだと思う。しかし,それは言ってもしょうがないこと。

長岡市から新潟市に移り住んで14年が経つ。長岡に住んでいた最終年にJ1昇格を果たし,私はほとんどJリーグに興味はなかったのだが,新潟市にせっかく居を構え,日本のトップリーグがすぐあそこに見えるビッグスワンで行われているのにそれを観戦しないでどうするんだ?という気持ちもあり,当時は大量に配布していた招待券でビッグスワンに足を運んだ。

そこではまってしまい,後援会に入り,毎試合行くんだったらとシーズンパスを買うようになった。ある意味典型的なアルビサポだったのかもしれない。

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子どもが小さい頃には自転車の後ろに乗っけて,ビッグスワンに向かう。アルビのチャントを子どもと一緒に歌いながら後ろに座った子どもはフラッグを振りながら試合に向かった。子どものある年の新年の目標の1つは「自分の自転車に乗ってビッグスワンに行けるようになる。」というものがあった。

新潟でのホーム戦は,冬は寒く,夏は暑いというシビアな環境でのものだったが,新潟の季節を肌で感じられる機会でもあった。子どもが小さい頃は,あまりの寒さにスタンドにいられず,かぜをよけて試合が見えないところに行ったら,ゴールが決まったり,あまりの寒さに子どもが帰ろうと言い,負けているから……と思ってバスに向かったら,同点ゴールを決めたなんてこともあった。

屋根はあるが,風によって雪や雨が吹き込みびちゃびちゃになりながら声を出す。それが新潟の応援の仕方だ。(というか,いつも2層目にいるので,風が吹くと濡れる仕組みになる。)

子どもが大きくなるとサッカーの練習や試合がアルビの試合に重なり,子どもと一緒に応援に行ける回数はかなり減ってきた。昔は家族4人分のシーズンパスを買っていたが,今では大人1人,子ども1人分になった。カミさんと2人で行く場合は,子ども用シーズンパスに大人用差額を払って行けるのだ。

今シーズン,家族4人そろって応援に行ったのは数回だけだったなぁ。サッカー部,Jリーグトップゲームを見せないでどうするんだ?とも思う。でも,たまに,サッカー部全体が招待される時もあって,その時はかなりいい席で応援できる。

今シーズン中盤からずーっと最下位に居続け,「もうだめだろうな」とは薄々思ってはいた。前々節のホーム戦で甲府に勝っても降格が決まった。そんな中,ブーイングが起こるわけでもなく,選手に対して健闘をたたえる拍手が起こった。昨シーズン最終戦,負けていても得失点差で降格を免れるという試合で,試合の残り15分くらいめちゃめちゃつまらないパスを回すだけの試合をした。点を取りに行かないのだ。残留が決まってもブーイングだったということを思い出す。

どんな状態でも試合を諦めないこと,点を取りに行くことというのをサポーターは望んでいて,結果悪くても,それはそれでしょうがない。という試合を新潟サポーターは望んでいる。それが最終戦の評価に現れているんだと思う。

サッカーリーグ界は本当にシビアで,どんなに負け続けても来年があるリーグとは大きな違いだと思う。だから好きだし,海外では「50年以上応援し続けて,ようやく1部に上がった」なんていうのがざらにある。長いスパンでチームを愛することができる。「勝てないからサポーターを辞める」なんていう選択肢はあり得ないのだ。

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高校現場にいたときから,生徒たちにアルビ愛を語り,「昨日のアルビの勝敗で先生のテンションが変わるから,アルビの試合結果を気にするようになった。」なんて言われるようにもなった。その教え子が今日初めて試合観戦に来たなんていう連絡も受けた。

来シーズンからJ2だが,今まで「小・中・高生チケット」(だいたい1,000円)が,「U22チケット」になる。つまり,大学生まで1,000円で観戦できるのだ。これはありがたい。大学生にも普及するためにがんばろう。

最終戦,3位のセレッソ大阪に勝ったことにより,最下位を脱出したことを付け加えておく。来年,ルヴァンカップに出場できるんだろうか?J1チームと対戦できるのは絶対にいい経験になる。

来年は,松本と,千葉と,山形と,甲府と,行きたいところが沢山ある。

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2017-11-27ギフテッド

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7歳のメアリーは叔父のフランクに育てられている。天才数学者の母親は自死したのだ。メアリーもその才能を引き継ぎ,数学的才能が飛び抜けている。

フランクはメアリーに他の子どもと同じように友達を作り,思いやりを持ってほしいと,近くの小学校に通わせる。ところが授業での勉強は退屈でしょうがなく,問題もたくさん起こす。

クラスの担任の先生,校長先生がメアリーの才能に気づき,校長は“ギフテッド教育”で名高い学校への転校を勧める。メアリーの噂が祖母のイブリンまで届き,イブリンは親権をかけ訴訟を起こし,メアリーにギフテッド教育を受けさせようとする。

学校の意義を考えさせる作品だった。(こんなことはあまり他の人は考えないのかもしれないけれど。)学校は子どもの才能を引き延ばすところであるのは当然だ。優れた才能だったらどんどん伸ばすべきだ,それが社会のためになる。

しかし,それが本人のためにならないこともある。7歳で親(代わり)の存在と引き離され,英才教育を受けさせられる。これがメアリーのためになるのだろうか?

学校は子どもの才能を引き延ばすところであると同時に,社会や親権者からのエゴから守らなければならないところでもある。

冒頭,フランクが小学校に通わせようとする初日の場面で,近所に住んでいるメアリーをずっと世話していたおばさんのロバータが反対する。どうして?と思っていたが,メアリーの特別な才能が発覚してしまい,今までの穏やかな生活ができなくなってしまうことを恐れていたんだと思う。

他の子どもと同じように外を知る経験を持たせたいという思いと,外に出れば,危険があり,安心な生活が壊れてしまうという怖れのジレンマは,幼い子を持っている親として常に抱いている。わかるな〜。

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2017-11-24主体的・対話的で深い学び

[]主体的・対話的で深い学び 主体的・対話的で深い学び - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 主体的・対話的で深い学び - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 主体的・対話的で深い学び - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

「主体的(な学び)」,「対話的(な学び)」,「深い学び」について整理してきたが,整理してみれば見るほど全てが相互に関わっていることがわかる。

もちろんそれぞれピックアップして論ずることができるが,論じていくと他の学びに繋がってくる。

過去(自他),現在(自他)の学びから未来(未知)への学びを生み出すという共通点がある。


「未来(未知)への学び」についてまとめると,

「主体的(な学び)」では,「学びの意味を見つける(意味が変わる)」という学びに繋がる。*1

「対話的(な学び)」では,過去の情報との対話,現在の周囲の非意図との対話,そして未来に「どうしたいか」,「どうなりたいか」,「どうあるべきか」という対話となる。*2

「深い学び」では,「鳥瞰的視座」に立つことにより,今まで(過去)見えなかった関係性から,新たな学び(未来)が生まれてくる。*3

過去のことを現在学んで,そこで留まっていては,「主体的・対話的で深い学び」にはならないということだ。

ちかごろは,「授業デザインの掛け違え」の事例を集めている。先日授業で課題にしたところ,学生が以下のような事例を出してくれた。

私が見た理科の授業で、ゴムを使って台車を飛ばす実験をしていた。授業の初めに先生はゴムの長さや二重や一重、引きの長さなどでどのように飛ぶ距離が変わるかを比較しようという趣旨の話をして子供たちに自由に実験させる環境を作ったが、子供たちはどれだけ遠くへ台車を飛ばせるかに集中してしまい、しまいにはやる子供、使うゴム、引く長さまでもほとんど同じなのにも関わらず何回もおこなうようになってしまっていた。中にはゴムを変えたりしているグループもあったが、目標がずれたグループがあったので、授業デザインのかけ違えがあったと思った。

未来にどのような学びがあるのかの期待感を持たせなければ,「活動ありて学び無し」の内容となってしまう。「目標の提示,共有化」の重要性がここにある。

「この授業が終わったら,どんな新たな世界を見ることができるのか?」というわくわくする授業を追求しなければ。

2017-11-17新潟地区中高連絡協議会(数学)

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前勤務校の先生が,アクティブ・ラーニングの研究授業をするというので,参加させてもらった。私は会員ではないが,主催の先生と会長の先生のご厚意で参加を許可してもらった。

新潟市で,中学校と高等学校でこのような連絡協議会を開催している教科は数学だけだそうだ。とてもうらやましい。高校の先生は中学校でどんな授業をしているか,ほとんど知らない。(特に,国語では,中学校でどんな教科書を使っているか知っている人は少ない。)年1回定期的に中学校と高校で交互に授業公開をしている。すばらしいことだ。

私は国語教師だったが,数学の授業を見にいくと,純粋に授業デザイン,学習者の動きを観察することができる。教科内容に囚われることなく授業を観られるので,とてもいい。新潟中央高校は数学科を挙げてアクティブ・ラーニングに取り組んでいる。始めたばかりなので,もちろんこれからのところはあるが,全県的にみて,高校で,教科を挙げてアクティブ・ラーニングに取り組もうとしているところは,私の知るところではここだけである。高校の場合,ほとんどは個人的におこなっているものばかりだ。

協議会で中学校の先生と同じグループになり,情報交換をした。ある中等教育学校では,3年生(中学の年代)までは,アクティブ・ラーニングを進めているが,4年生(高校の年代)からはまだまだで,高校籍の先生にはアクティブ・ラーニングが浸透していない。けれど,6年間なので,3年までそのような授業を受けた生徒が4年生に進学して,アクティブ・ラーニングを求めるようになって来ているというのだ。

そして,中学籍の先生も4年生以上の授業を受け持つので,その影響で高校籍の先生方にもアクティブ・ラーニングが浸透していくことが期待できるということだった。

新潟市の義務教育では,アクティブ・ラーニングをやって当たり前という文化が作られつつある。その授業を受けた生徒が高校に進学して,アクティブ・ラーニングを求める(逆に言えば,一方的な情報伝達型の授業には興味を示さない)ようになる可能性が高い。今,高校で意識改革がなされないと,新潟の高校教育は新潟の高校生の能力は時代に取り残される可能性が高い。

なんと,懇親会にも参加させてもらった。最近とても興味がある「数学特有の見方・考え方」とは何か?と議論をふっかけて,いろいろ教えてもらった。数学ド素人の私だから,「数学を勉強する意味」を素直に聞けるこの会は,とても面白かった。

この懇親会でも高校教育でのアクティブ・ラーニング導入が早急に必要だとの訴えを管理職,教育委員会の方からもたくさん聞いた。行政,管理職は必要性を認識し,推進しようとしている。現場の教員は嵐をやり過ごすことはできないんじゃないかなぁ?新潟中央高校数学科みたいに腹をくくらないとじゃないかな?