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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
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2019-05-10授業の上手な先生

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授業の上手な先生には2タイプいると思う。

  1. 授業のマネージメント力が上手なタイプ
  2. 課題設定が上手なタイプ

もちろんどちらも併せ持っていればいいのだけれど,初めは「授業のマネージメント力が上手なタイプ」を目指して行くんだと思う。

「授業のマネージメント」とは,1時間の流れを把握し,脇道にそれたら調整したり,緊張がゆるんできたと思ったら,休憩を入れたり,学習者からの発言を調整し,修正し,矯正し,ゴールに向かって作っていく力である。力がある教師の授業では,学習者は考えるし,対話するし,学ぶことになる。

そうなると,授業課題はぼんやりすることが多い。あまりそれを気にかけない。時には本時の目標を提示しないことさえある。授業中のマネージメント力が強いから,いろいろ修正できるのだ。曖昧な課題に対して学習者の反応を見て,補足説明,補足質問をどんどん示していく。その力があるからこそ,目標を提示しなくても,ぼんやりした課題でも,何とかやっていけるのだ。その力を「授業力」と捉えている人も多い。

「課題を設定する力」とは,学習の目標,本時の目標などと単元の課題,本時の課題が全てストーリーとして繋がっていることを説明でき,「今日はこれをやります」と示すことで,学習者は課題を達成しようと取り組む。その課題は例えば,「この物語は何を描いているのでしょうか?」というぼんやりしたものではなく,「主人公の劣勢が優勢になったと判断できる1文を根拠を元に示しなさい。」というとてもクリティカルなものだ。

この課題を達成しようとすることで,目標も達成できる。そして,目標を達成したことにより,それを達成した後に学習者自身がその学習を解釈(意味を見つける)ことができる。つまり,主体的な学習(学習結果の主体性)が成立するのだ。

「課題設定が上手なタイプ」となると,授業のマネージメントはあまりしなくてもよくなる。学習者がマネージメントするようになるからだ。逆にぼんやりした課題しか提示できないと,マネージメント力がないと授業としてはぼんやりする。

私の高校教師経験では,初期段階では「マネージメント力」向上を目指し,終わり段階では「課題を設定する力」向上を目指していた。