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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
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2019-05-07社会科教育の目標

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今回の「教科の特質に応じた見方・考え方を働かせる授業づくりの実践と課題」のテーマは「社会科」。中学校社会科指導要領を読み解いた。

主要な意見を記載し,授業の流れを追っていく。

 社会的な見方・考え方を働かせ,課題を追求したり解決したりする活動を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を次の通り育成することを目指す。

・「グローバル化する国際社会」に「主体的に生きる」とあるが,グローバル化をそのまま受け入れるような産業界の要請があるが,それに対して流されないで「主体的に」とあるから,産業界の要請をそのまま受け入れるという感じじゃないのが今回読んでみて発見だった。

・多面的に,多角的にいろんなものを見る視点を養うということは,グローバル化自体もそのまま受け入れないで,多面的にそれを見る力を養うという。

・英語教育で,「なんで英語を勉強する必要があるの?」と聞いた場合,「グローバル化に対応するため」なんていう答えが出てきそうだけれど,英語の先生って,案外そう答えない人が多い。

・大学で習ったときは「公民教育」だと教えられた。「国家の政治に参加する権利を持つものとしての国民,市民」を養うんだっていう。これこそが社会科の目的だという。

・自分が受けてきた授業では,ほぼ全てが単語の暗記だったけれど,単語の暗記じゃ,公民教育はできないよね。

・なんであんな勉強になるんだろう?

・社会科の語句を知るだけじゃだめで,その後の結果がどうなったかを理解しないと,現代に活かせない。

・原因と結果を知っただけでも活かせない。実際に自分で考えてみないと。ケーススタディをしないと,今生きている世に活かせない。

・私は歴史のここの部分が大好きで,社会が好きになった。初めドラマで見て,全然分からなくって,ちょっと悔しくて一生懸命勉強した。

・本当にその部分が好きで,深く掘り下げて,趣味みたいになって,それはそれでいいんだけれど,趣味みたい,おたくみたいにそこの部分だけ詳しくなっても,学校教育として,社会科教育として,不完全だよね。

・もちろん,それがきっかけで,詳しく知るということはいいことなんだけれど,学校教育としては,どうすればいいんだろう?

・結局は,他の所との繋がりを理解することが重要じゃないかな?

・つながりを理解し,流れを理解することで,今に活かせる。多面的に見ることができる。過去の失敗を反省し,今に活かす。

・P27に「このような時代だかこそ,子どもたちは,変化を前向きに受けとめ,私たちの……」ってある。「前向きに受けとめ」という部分が大変だよね。

・年寄りは「昔がよかった」ということに固執しそうだけれど,変化を前向きに受けとめるように仕向けていかなければならない。

・社会科の先生,大変だな。

・「平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力」ってあるけれど,「公民」がいなければ,国家,社会が形成されないし,しかも,それが「平和」,「民主的」でなければならない。

・「平和」,「民主的」って書いてあるっていうことは,何もしなければそれらが失われていくということ。

・努力によって「平和」,「民主」が保たれているという意識を社会科教員は持たなければいけない。日本の教科書には絶対「今は平和ではない」,「今は民主的ではない」とは書かない。そんなことを書くと検定に通らない。だから,内容は,「今のような平和で民主的な社会が生まれました」というように持って行っている。

・それに対して,「本当にそうなのか?」,「何もしなくてもそれらは保たれるのか?」と常に問いかけるのが社会科教員の仕事のはず。

・教科書に記載されているものの暗記をさせていたら,「本当に平和?」,「本当に民主的?」と学習者が問い直すことはできないはず。

・かといって社会に対する不満を煽る授業もできないし。

・今ある世の中は絶対ではないということを語れるのが社会教師だ。

・うーん,社会科教師って,大変。