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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,2019/11/2〜4に長野県でおこないます。
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2019-03-04ストーリーを持って論文を書く

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うちのゼミ生は今,今年度の研究成果を論文にまとめている。うちのゼミ生にとって論文を書く上で一番大変なのは序章(問題の所在)を書くことのようだ。先行研究を調べ上げ,自分がおこなった研究の「意味づけ」をするのだ。

うちのゼミの「隠れ」テーマは

意味は自分で見つけろ!(by熊徹)

である。実践授業をして,データを取って,会話記録を聞いて,インタビューをして,データ整理をして分析して,結論が出ても,それらがどんな意味なのか分からないままやっていることが多い。私も師匠から「直観は大切で,それは間違っていない。だからその研究を進めて大丈夫だ。」と言われて研究を進めた。そして論文を書くときになり,序章で「意味づけ」をするのに苦労した。

先行研究を調べ続けていくと,なるほど,なるほどと様々な研究にであっていく。そこでしくじるのが,その先行研究に合わせて書いてしまうこと。自分の研究とストーリーがずれてくる。そこに気づかないで書き進めてしまう。

結論は何?と絶えず問うていかないとここを見誤る。自分がこの研究で出した結論は何?それをひとことで言って常に目の前に掲げておくと見誤らない。それがストーリーである。

普通に考えると,序章(問題の所在)を考えて,その後調査して,分析して,結論を出すのが「正当な手順」と思いがちだが,実は違う。論文を書くというのは,「意味づけ」をすることだ。特に大学生や大学院生という学生にとっては,学修の成果を認識する上でとても重要な手続きとなる。この意味づけがきちんとなされれば,単に活動して終わったというようなレベルの低い1年間にはなり得ない。その成果をもって卒業,修了後仕事をしていくことができる。