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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
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2019-02-07服装と言葉遣い

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「エクリチュール」とは,「社会的に規定された言葉遣い」だ。その階級や,職業等の特有な言葉遣いをすることで,その階級,職業等の「思考の檻」にはめられ,そこから出られなくなる。昔の日本でも,階級や職業により,使える言葉は制限された。主人と使用人の使える言葉は違っていた。

同じように服装も違っていた。現代になり,そのような「階級」が制度上無くなり,どんな服装をしても,常識内であれば,社会的には容認されるようになった。どんな服装をしてもいいのだが,「だらしない服装」をすることで,「だらしない性格,だらしない考え方」を根付かせるということも起きている。

「埴輪ルック」という姿が一時期女子高生の間で当たり前のようになされていた。制服のスカートの下に,学校指定の体操着を着るのだ。どちらも学校で規定されているものだから,「校則違反」ではない。それらを逆手に取った反骨精神の表れなのかもしれないが,夏にそんなことをしていない*1。短いスカートは履きたいが,寒いのも嫌だというものだ。

しかし一方,「格好悪い」姿をしない生徒もいる。経験上でしか述べられないのだが,そんな埴輪ルックを自分の中で容認できる生徒と容認できない生徒は,だらしなさを容認できるかできないかの違いだったと思う。そういう人は,平気で路上に座らないし,衆人環視の中で,ミニスカートでいるにもかかわらず胡座はかかない。

服装に気をつけている生徒と,気をつけていない生徒。性格や見方・考え方の違いが服装に出ていると同時に,服装によって性格,見方・考え方を強化しているようにも見えた。

もちろん,寒冷地において女子の制服をスカートと限定していることの是非とは別問題だ*2

中身がしっかりしていれば,服装なんてどうでもいい,とは思わない。服装によって中身が影響されてくることはかなりある。それを身に付けた時だけの気持ちの問題だけではなく,それを常時身に付けていけば,性格を創り上げていくし,人間性を創り上げていく。

「中身がしっかりしていれば,言葉遣いなんてどうでもいい」と言う人はいない(と思う)と同じことだ。

*1:夏には短く切った体操着を履いている人もいた

*2:私は男女の制服の制限を無くせばいいと思っている。