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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2018/8/3〜4に福岡県,《日付未定》長野県でおこないます。
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2018-01-09ライオン

[]ライオン 25年目のただいま 2016 ライオン 25年目のただいま 2016 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - ライオン 25年目のただいま 2016 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 ライオン 25年目のただいま 2016 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

今年1本目の映画は,高田世界館で観た。夕方の会だったが,観客は合計4人かな?高田世界館は改装工事でしばらく昼間の上映がなくなるそうだ。

インドのとある貧しい田舎町で5歳の主人公サルーが,駅で兄が仕事から帰ってくるのを待っている途中,何の気なしに乗り込んだ列車が発車してしまう。回送電車だったから,途中駅には停まらない。約1万キロ移動して都会のカルカッタで列車は止まった。

5歳だから自分がどこにいるかわからない。言葉も通じない。自分が住んでいる街の名前を伝えても伝わらない。浮浪児になり,人さらいにさらわれそうになるのをくぐり抜けて,歳出駅には児童保護施設に入居する。新聞広告を出してもらっても,引き取り手はいない。

オーストラリアの夫婦がサルーを引き取ると申し出て,サルーはオーストラリアで養子となり25年間過ごし,大人となる。

あるきっかけでGoogle Earthで探せば故郷を見つけられるということに気づき,しらみつぶしに探していく。養父母に気兼ねしながら,やっぱり産みの母親,5歳まで育てくれて,何も伝えられずに分かれてしまった母親や兄に会いたいという一心で,探し,故郷の地を特定することができた。

これも,自分とは何者か?自分はどこから来たのか?というアイデンティティを確かなものにしたいという物語だ。5年間一緒にいた母親と,25年間一緒にいて育ててくれた両親。たった5年間だからといって忘れることはできない。「自分はどこから来たのか?」というのは想像以上に重要なことなのだ。

この物語は事実をもとにしているというのも驚きだが,このタイトル「ライオン」の意味が最後にわかり,衝撃の事実とともに泣けてくる。

いい映画だったな〜。

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