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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2017-12-26川東小学校職員研修講師

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初めての小学校研修でのピンの講師を仰せつかった。小学校の研修で,どのようなことを話して,どのようなワークショップをすればいいのか,悩んだが,同僚に相談して,なんとかプログラムを作った。

新学習指導要領に基づいた新しい授業デザインの話をしてほしいという依頼があったので,それならと,30年後の日本の姿と,こうなってほしい目の前の子どもの姿を考え,現在の授業デザインをどのように作っていけばいいかというワークショップを開いた。

使用教科書に掲載されている「靴紐を結ぶ間も来る雪つぶて」(中村汀女)の句をどのように授業デザインすればいいのかというワークショップでは,そこでこの句の読み取りが始まり,聞き耳を立てていて,面白かった。

「これは雪合戦の場面だ」,「いや,雪合戦に紐靴なんて履くはずがない!」なんていうやりとりをみんながしている。クラスや,学年や専門教科を超えて1つの題材について職員が熱い対話ができる雰囲気があるこの学校はすばらしいと思った。

ワークシートはこんなふうに作ってみた。

「こうなってほしいという子どもたちの30年後の姿」

( ※直前のワークショップで考えた内容 )

     ↑

Aどんな資質・能力を身につける?

(                  )

     ↑

B教科のどんな見方・考え方を身につける?

(                  )

     ↑

C学習者にどのように活動させる?(指導方法)

(                  )

     ↑

Dその教材で何を習得させる?

(                  )

     ↑

Eどの教材を選ぶ?

(靴紐を結ぶ間も来る雪つぶて)

Dから考えていって,Aに結びつかないから,やっぱりAから考えていかなければ,という意見が出たりした。

これを考える上で難しいのは,「30年後の……」は,もう既に教員の頭の中にあり,次にAを考えればいいのかというと,そういうわけには行かず,教科書に「次にやる教材」としてEがあるということだ。だから,「30年後の……」とEをどう結びつけていくかが授業デザインの力となる。

今までは「何を教えるか」が問題になっていたが,新学習指導要領では,「何を身につけさせるか」,「どのように社会に活かすか」が問題になる。

だから,概ね次のような順番に考えていくようになるのだろう。

①「30年後の……」

②Eどの教材を選ぶ?

③B教科のどんな見方・考え方を身につける?

④Aどんな資質・能力を身につける?

⑤Dその教材で何を習得させる?

⑥学習者にどのように活動させる?

この研修を担当して,私も以上のように整理して考えることができた。