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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2017-12-22模擬授業のミッションの意図

[]模擬授業のミッションの意図 模擬授業のミッションの意図 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 模擬授業のミッションの意図 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 模擬授業のミッションの意図 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

大学の授業で模擬授業を行っている。小学校や中学校の教員を目指す学生さんに,「大学生相手に十分主体的・対話的で深い学びが起きる授業をデザインすること」というミッションを課している。

どうしてそのようなミッションを課すのか説明の時間をほとんど取らなかったので,授業を終えた学生さんから「自分は小学校の教員を目指すのに。」と質問が来たから,以下のように答えた。

疑問に対してお答えします。きちんと説明する時間を取らずに申し訳ありませんでした。

大学生が「小学生役」をやって授業に臨んだとして,それは本当に「小学生」になるのでしょうか?大学生が「小学生ってこんなのだろうな」というイメージを持って授業を受けて,授業者も「小学生って,こんなのだろうな」と想像して授業を作る。これは本当の授業のダイナミックさは生まれません。決められたシナリオに沿った予定調和の演劇のようになってしまいます。さほどの経験がないみなさんが,真の小学生役を演じきれるとは思えなかったのです。小学生だけではなく,中学生でも,高校生でも,全ての学習者は授業者の「想定外の学び」を行います。それは演じていないからです。

授業のダイナミックさは,予定調和と対極にあります。授業者の予想の付かない学習者の反応,授業者が用意した課題を学習することにより,学習者自身が新たな意味にたどり着く驚き。これがあってこその授業となります。そのためには,授業者が学習者の予想を越える課題を設定し,学習者もそれに全身全霊をかけて取り組むことが必要です。「小学生だったらこう反応するかな?」とか,「小学生だから,この程度だろう」なんていう思惑の中では,「予想を越える学び」は絶対に生まれません。

授業はライブです。失敗が許される模擬授業で,それを試さなければ,教員になったときの真剣勝負の授業は恐くてできないんじゃないでしょうか?

「模擬授業は本番授業のように。本番授業は模擬授業のように。」

という意図がありました。

次からは模擬授業前にちゃんと説明することにしよう。反省。