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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2017-11-27ギフテッド

[]ギフテッド (2017) ギフテッド (2017) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - ギフテッド (2017) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 ギフテッド (2017) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

7歳のメアリーは叔父のフランクに育てられている。天才数学者の母親は自死したのだ。メアリーもその才能を引き継ぎ,数学的才能が飛び抜けている。

フランクはメアリーに他の子どもと同じように友達を作り,思いやりを持ってほしいと,近くの小学校に通わせる。ところが授業での勉強は退屈でしょうがなく,問題もたくさん起こす。

クラスの担任の先生,校長先生がメアリーの才能に気づき,校長は“ギフテッド教育”で名高い学校への転校を勧める。メアリーの噂が祖母のイブリンまで届き,イブリンは親権をかけ訴訟を起こし,メアリーにギフテッド教育を受けさせようとする。

学校の意義を考えさせる作品だった。(こんなことはあまり他の人は考えないのかもしれないけれど。)学校は子どもの才能を引き延ばすところであるのは当然だ。優れた才能だったらどんどん伸ばすべきだ,それが社会のためになる。

しかし,それが本人のためにならないこともある。7歳で親(代わり)の存在と引き離され,英才教育を受けさせられる。これがメアリーのためになるのだろうか?

学校は子どもの才能を引き延ばすところであると同時に,社会や親権者からのエゴから守らなければならないところでもある。

冒頭,フランクが小学校に通わせようとする初日の場面で,近所に住んでいるメアリーをずっと世話していたおばさんのロバータが反対する。どうして?と思っていたが,メアリーの特別な才能が発覚してしまい,今までの穏やかな生活ができなくなってしまうことを恐れていたんだと思う。

他の子どもと同じように外を知る経験を持たせたいという思いと,外に出れば,危険があり,安心な生活が壊れてしまうという怖れのジレンマは,幼い子を持っている親として常に抱いている。わかるな〜。

主人公のメアリー,かわいくて演技もうまい。話題になるんじゃないかな?

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