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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
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2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
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2017-06-28先生はえらい

[]先生はえらい(内田樹 ちくまプリマー新書 2005) 先生はえらい(内田樹 ちくまプリマー新書 2005) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 先生はえらい(内田樹 ちくまプリマー新書 2005) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 先生はえらい(内田樹 ちくまプリマー新書 2005) - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

人間教育学セミナーの今日のテーマは課題図書クラス討議だった。私のb1クラスは,「先生はえらい」を選んだ。きっと,大学1年生のみなさんにとっては,この本に書かれてある「先生」の定義が,今まで考えていたものと真逆のものだから,わからないことが多いものだっただろうと思う。

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大学生のうちにいろんな見方,考え方に触れて,自分の考え方をぐらぐら揺らすためにこの本を選んだ。

事前にこの本のないようで「わからない」ところの疑問点を挙げてもらい,どうしてわからないかをみんなに配り,この時間でみんなで回答するという授業をおこなった。

どこかにある答えを見つけ出すのではなく,「内田樹さんはきっとこういうことを言っているんだろうな。」と探っていくのだ。

まさに,2015年までに私がやっていた現代文の授業の再現でとっても楽しかった。懐かしかったし,みんなががんばって掘っていく作業を見ていて嬉しかった。掘り進めば掘り進むほどわからなくなるホンダと思う。誰もが納得するような「正解」なんてここには存在しない。

グループになって,なんとなく出てきた「回答」を黒板に書いていって,授業の後半ではその回答について検証していく。黒板ってこういう風に使うととても有効なメディアだと思う。

この授業自体,「意味は自分で見つける」ということを実体化したものだし,「先生はえらい」の中でも「意味は自分で見つける」ということが書かれてある。「先生は自分で見つける」のだ。

単なる現代文での「この文章には何が書いてあるのか?」ということを理解する授業ではなく,自分の今までの価値観と相対するようなものを理解し,価値観を揺るがす機会を持たせることで,アクティブ・ラーニングとなるのだろうと思う。

先生はえらい (ちくまプリマー新書)
先生はえらい (ちくまプリマー新書)内田 樹

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