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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
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2017-03-22学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年

[]学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

2017年3月22日読了 レビュー書きました。

生徒へのあふれる愛情と,その愛情を実現する細かな技(実践記録)が両方とも書かれてある。思いだけを書いている本は,「じゃあ,それを実現するためにどうしているの?」と読んでいて思うが,思いに裏打ちされた実践記録があるから,独特の実践があったとしても,納得できる。印象に残っている言葉,実践を列挙する。

「2年生までのことはリセットする」(p.38)

2年生までにいろんなことを起こしていたとしても,そんなことはどうでもいい。変わろうとする人を応援する。

「班長と担任で席順を検討する」(p.43)

班長にクラス内の担任が気づかない人間関係を聞き,班長たちとともに最高の席順を一緒に考えていく。

「行事の成功不成功は行事当日にはわからない」(p.87)

合唱コンクール,運動会などの行事の目的は「勝つこと」ではなく,「集団をより良い状態にする」で,それが出来ると「行事が効く」ということになる。

「少なくとも3年後に自分がどうなっていたいかを考えさせる」(p.99)

進路選択で,高校に入れればいいという考えではなく,高校で何を学び,どんな将来を過ごしたいかということを考えさせる。高校2年次の文理選択は高校1年1学期には行っているという実情をよく知ってらっしゃる。ぼんやりと高校に進んだら,高校で苦労する。

「有限の時間を愛惜する念を学年で共有する」(p.138)

3年生終わりになり,いろんなことをしかけていきます。「卒業式練習前の教師の語り(p.138)」,「呼名時の返事の意味(p.140),「担任から1人1人への手紙(p.142),「道徳教育『卒業式を考える』実践例(p.134)」など,中学校教育の集大成としてたたみかけていきます。

学校教育は,外の世界から見ると「え?なんでこんなことする必要があるの?」と思える活動やしつけがあります。しかし,その意味をきちんと言葉で説明し,生徒たちに語って,「教育」している姿が見えてきます。教師をやっていて,「何でこんなことするのかな?」と思うことに出会ったら,この本を読んでみると目から鱗でしょう。

学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年赤坂 真二 海見 純

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