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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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niagara@cocoa.ocn.ne.jp

教室『学び合い』フォーラム
第14回(2018年)は静岡県でおこないます。
manabiainu
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2017-03-31365日の……シリーズ

[]365日の……シリーズ 365日の……シリーズ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 365日の……シリーズ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 365日の……シリーズ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

新年度になり,新学年も決まり,クラス作り,授業づくりを準備する時期だと思います。そこで全ての学校種,学年に対応しているシリーズが発刊されました。

クラス作りだったら,「365日の集団づくり」,授業づくりだったら「365日の工夫」 が各学年ごとにあります。

私が書いた高校は3年間一括掲載とお得になっております……。

学級を最高のチームにする!365日の集団づくりシリーズ(明治図書オンライン)

授業をアクティブにする365日の工夫シリーズ(明治図書オンライン)

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chaso120320chaso1203202017/04/01 04:06早速活かしたいことがたくさんあり、学級開きが楽しみです。
とても参考になりました!
ありがとうございます。

2017-03-28チア☆ダン

[]チア☆ダン 2017 チア☆ダン 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - チア☆ダン 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 チア☆ダン 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

新潟市がロケ地ということで,急遽観に行った。広瀬すずも観たかったけれど。日本の高校チアダンス部が全米大会で優勝した!という,ありがちなストーリーだけれど,実話ベースの映画だそうだ。

舞台の高校は,西川竹園高校。もう閉校したから,自由に校舎を使えたのかな?ここには一度,バドミントン部の顧問会議で訪れたことがあった。屋上のシーンが多かったけれど,ここから見える角田山と弥彦山の稜線は,新潟市民だったら見慣れているものだと思う。

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主人公があこがれていた男子高生がサッカーの試合,PKで負けるシーンは,言わずと知れた新潟のサッカーの聖地新潟市陸上競技場だ。なかなか考えているなぁ。

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登場人物たちが出会ったり,話したり,すれ違ったりするシーンは,信濃川沿いのやすらぎ堤や,そこの近くの白山公園の高架が使われていた。ここは,一昨年私が高校の放送部顧問をしていたとき,女子部員たちを出演させて,新潟市の景勝地を舞台に制作した自主映画「runrunrun」の舞台でもあり,広瀬すずが万代橋をバックに八千代橋を走る姿が,当時の部員たちとかぶってしまった。

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ヒップホップダンスをショウウインドウの前で練習するシーンは,私のマンションのすぐ近くの新潟駅南広場が舞台で,いったいいつ撮影してたんだろう?少なくとも私が新潟市にいた時期のはずだと思って,気づいていたら観に行ったのに……と思ってしまった。

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ダンス部の部活のシーンも,前任校がダンス部強豪校ということで,あの雰囲気そのままで,とても懐かしく観てた。

新潟市民だったら,観て楽しい映画だ。前任校の生徒がエキストラで映っているという話だったが,見つけられなかった〜。

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チア☆ダン 「女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」の真実
チア☆ダン 「女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」の真実円山 夢久

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2017-03-27 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学2年

[] 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学2年  久下亘 2017 明治図書  学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学2年  久下亘 2017 明治図書 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク -  学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学2年  久下亘 2017 明治図書 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕  学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学2年  久下亘 2017 明治図書 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

「中だるみ」時期に最上級学年への意識付け

小学校,中学校,高校と,真ん中に挟まれた学年は「中だるみ」感が出てきます。その指導の難しい「中2」時期を「最上級学年への意識付け」という指導を通して,ステップアップさせる指導が書かれています。

印象に残った記述を列挙していきます。

「朝の落書きに怒りを感じた私も,時間の経過とともに,『担任のあり方に対して生徒の多くが示した抵抗なんだな』と己の無力さを感じました。そして『自分のあり方を変えていかなければ,思春期の生徒と繋がることはできない。絶対に変わろう!』という思いが強くなりました。」(p.17)

 著者の担任の生徒への接し方の原点がここにあります。子どもたちと繋がり,子どもたちを繋げる実践が書かれていきます。

「“自覚と責任”を育み“個”の力を“集団”で高める」(p.26)

 著者の2年生修了時のゴールです。

「関係づくりの再構築〜縦糸と横糸を紡ぐ〜」(p.34)

 4月の学級開きの時期に「縦糸」……教師と子どもたち 「横糸」……子どもたち同士を繋ぐ実践が挙げられています。

「『プリーズコールミー○○』〜自己紹介タイム〜」(p.36)

 学級開きの時期に,自己紹介の時間を設けますが,「誰から話してもいいよ」と投げかけ以下のことを観察し,学級の雰囲気をつかみます。

1)最初に立ち上がるのは誰か

2)最初に立ち上がった生徒に同調するように,続けざまに立ち上がるのは誰か。

3)しっかりと自分の言葉で自己紹介ができるのは誰か……などなど

これは是非実践してみたい。

「給食の時間は……教室の人間関係のパワーバランスが如実に表れる場だと考えた方がいいでしょう。」(p.53)

 そこで給食活動時のマナーやルールを徹底します。みんなに公平に仕事を分担し,「おかわり」を均等にする。重要なことです。

「この『ロビー活動』は学級づくりの成否を決めるとても重要な手立てです。」(p.60)

 班長やその他,生徒にいろんな仕事を任せる前に,個人的に生徒に伝えておくことで,役割決めをスムーズにする必要があります。

「大きな行事を前にすると,事前と本番は力を入れて活動するのに,終わると今までの盛り上がりが失せ,やりっ放しになってしまいがちです。本番の成果と課題を次の行動につなげることが成長には必要です。」(p.94)

 ワークシートの例が掲載され,すぐにでも参考にして自他評価ができます。

「夏休みに紡ぐ横糸〜暑中お見舞い申し上げます〜」(p.110)

 夏休みに入る前に生徒に暑中お見舞いをクラスの誰か(くじで決める)に宛てて書かせ,担任が投函する。この実践は生徒たちがワクワクする取り組みです。生徒は届くまで誰が書いてくれたのかわかりません。紡ぎ方がうまいなぁと思います。

2年生という1年間を通じて,話し合い活動,ふりかえり活動が丁寧に取り入れられています。それら言語活動を丁寧に仕組み,中2という不安定な時期の子どもたちのもやもやした気持ちを言語化させることで,子どもに落ち着きを作っていくのだということが読み取れました。様々な校種,学年で取り入れられる実践が満載しています。

学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学2年
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学2年赤坂 真二 久下 亘

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2017-03-25卒業生たちとランチ

[]卒業生たちとランチ 卒業生たちとランチ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 卒業生たちとランチ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 卒業生たちとランチ - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

昨年度まで受け持った生徒たちが卒業し,進路も決まったので集まって昼食を一緒にとった。さすが彼女たちはセンサーが高く,私が見つけられないような店を見つけてくる。私の自宅から歩いて行けるところだが,住宅地奥深くにあるエスニック店に行った。

そこで今まで話せなかったようなことがどんどん出てくる。彼女たちは卒業したし,私も高校教師を辞めているので,いろんな縛りがなくなったのか,同じ学校の教師−生徒の関係では言えないようなことも話題に出た。もちろんここには書けることではない。

彼女たちは卒業校を愛してはいるけれど,部分部分で指導への不満を訴えた。国立大学進学指導一辺倒の中,そこから外れた者と,そこを目指している者とのぎくしゃく感が生まれたり,はるか高い位置にいる人から,「できて当然」なんていう指導をされても,なかなかそれに乗ることは難しいとか,教師の立ち位置は,意識しないと地が出てしまう。そこを生徒は見抜いている。恐い恐い。

「私はどうだった?」と聞いたら,

先生は,熱くもなく,冷たくもなく,ぬるかったです。

なんて返ってきた。「ぬるい」って,褒め言葉じゃないよな。でも私は「熱く」もなければ,「温かい」感じじゃないし,うまく私を表しているのかな?とも思った。

「偉大なる暗闇」になりたいと思っている。

2017-03-22学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年

[]学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年 海見純著 2017 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

2017年3月22日読了 レビュー書きました。

生徒へのあふれる愛情と,その愛情を実現する細かな技(実践記録)が両方とも書かれてある。思いだけを書いている本は,「じゃあ,それを実現するためにどうしているの?」と読んでいて思うが,思いに裏打ちされた実践記録があるから,独特の実践があったとしても,納得できる。印象に残っている言葉,実践を列挙する。

「2年生までのことはリセットする」(p.38)

2年生までにいろんなことを起こしていたとしても,そんなことはどうでもいい。変わろうとする人を応援する。

「班長と担任で席順を検討する」(p.43)

班長にクラス内の担任が気づかない人間関係を聞き,班長たちとともに最高の席順を一緒に考えていく。

「行事の成功不成功は行事当日にはわからない」(p.87)

合唱コンクール,運動会などの行事の目的は「勝つこと」ではなく,「集団をより良い状態にする」で,それが出来ると「行事が効く」ということになる。

「少なくとも3年後に自分がどうなっていたいかを考えさせる」(p.99)

進路選択で,高校に入れればいいという考えではなく,高校で何を学び,どんな将来を過ごしたいかということを考えさせる。高校2年次の文理選択は高校1年1学期には行っているという実情をよく知ってらっしゃる。ぼんやりと高校に進んだら,高校で苦労する。

「有限の時間を愛惜する念を学年で共有する」(p.138)

3年生終わりになり,いろんなことをしかけていきます。「卒業式練習前の教師の語り(p.138)」,「呼名時の返事の意味(p.140),「担任から1人1人への手紙(p.142),「道徳教育『卒業式を考える』実践例(p.134)」など,中学校教育の集大成としてたたみかけていきます。

学校教育は,外の世界から見ると「え?なんでこんなことする必要があるの?」と思える活動やしつけがあります。しかし,その意味をきちんと言葉で説明し,生徒たちに語って,「教育」している姿が見えてきます。教師をやっていて,「何でこんなことするのかな?」と思うことに出会ったら,この本を読んでみると目から鱗でしょう。

学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年
学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 中学3年赤坂 真二 海見 純

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2017-03-19罪の声 塩田武士著

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長男の誕生日プレゼントに買った小説だが,なかなか読み始めないので,私が新潟に帰っているときに一挙に読んでしまった。

週刊文集ミステリーベスト10で第1位になった話題作だ。グリコ森永事件で明らかになっている事実をもとに,犯人像に迫ったフィクションだ。他の情報はそのまま書かれているのに,企業名だけ変えている。

  • ギンガ←江崎グリコ
  • 又市食品←丸大食品
  • 萬堂製菓←森永製菓
  • ホープ食品←ハウス食品
  • 鳩屋←不二家
  • 摂津屋←駿河屋

そして

くら馬天狗←かい人21面相

時代は昭和末期だ。横山秀夫の「64(ロクヨン)」同様,私の世代が青春時代を生きた昭和末期が,今現在から見ると「分けのわからない」暗黒面のある時代として描かれている。時代というのはそういうものなのかな?とも思う。その時を生きている人は,そんなことはあんまり感じないでいるのだが,30年も経つとそう捉えられるんだろう。

ちょうど私が高校時代に横山正史作の「金田一耕助シリーズ」を読んで,戦前から戦中,戦後をそう捉えていたように。

この小説は描けばどろどろしがちな被害者と加害者を中心に描いているのだが,1人の主人公の新聞記者ともう1人の主人公の「被害者」の「成長」も同時進行で描かれていて,暗闇を覗くと同時に前向きに生きていこうという姿も描かれていて,陰鬱な気分にはならない。

分厚い本だが,久しぶりにあっという間に読んだ小説だった。

罪の声
罪の声塩田 武士

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64(ロクヨン) 上 (文春文庫)
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2017-03-10ラ・ラ・ランド

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話題の,アカデミー賞作品賞を作品違いで逃した映画を観に行った。

町山智浩さんのラジオ経由での情報で,この映画は映画館で是非観なければと思っていた。何せ映像が素晴らしすぎるということだ。CGがほぼ一切使われていないということで,オープニングのハイウェイを一切借り切っての映像は映画史上に残ると思われる。こんなこと,ハリウッドでしかできないのではないか?という映像だ。日本ではほぼできないだろう。

しかもほとんどが一発か,二発撮り。「マジックアワー」をふんだんに使っていたが,これらも一発,二発撮りだそうだ。本当の夕暮れを使っている。とても綺麗な映像。

ストーリーも,とってもせつない感じで,とてもいい映画。最近は救われない映画ばかり観ていた私としては,ハッピーエンドではないものの,「とってもいい映画を観た」とあとあとまで残る感じを持たせてくれるものだった。

私が昔一時期はまったハリウッドミュージカル映画の古い映像技術も取り入れていて,その時代の映画好きにはたまらない演出だった。しかも,ミュージカルの部分と,ドラマの部分のメリハリ(必然性)をうまく分けていてくれて,観ていて違和感のない作品になっていた。

きっと今年一番の映画になるのでは?と思ってしまう。何で上越では上映しないんだろう?

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2017-03-01私の高校教師時代の授業

[]私の高校教師時代の授業 私の高校教師時代の授業 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 私の高校教師時代の授業 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 私の高校教師時代の授業 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

高校教師時代,ちょうど1年前ぐらいに生徒に取ったアンケートを集計しようと思って,アンケート用紙を見返した。そこに書かれてあった私へのメッセージをじっくりと読んで,1年越しで一喜一憂している。そんな中,次のようなメッセージがあった。

片桐先生は他の先生より直接的に生徒の意見を聞き,より良い授業と生徒の将来に生かせる授業になるように前向きに取り組んでいる先生だと思う。このような先生は少なくめったにいないことだと思うのでとても貴重な先生だと思う。生徒には悪態をつかれたり,思い通りに行かないことや自分の考えに自信を持てなくなることはあるかもしれないが私は先生のこのような姿勢が好きなので,これからも取り組んでいってほしいと思う。

そうか。悪態をつかれていたのか……。と,1年越しに落ち込むが,1年越しに励まされている。

このクラスは,数名で,私の授業のやり方に関して抗議に来たことがあったなぁと思い出す。そのことかな?あの抗議は「悪態」とは言えないけれど,あれを「悪態」と言っているのだったらいいんだけれど,影で別に悪態をつかれていたら,と思うと眠れなくなる。でも,受け入れてくれない生徒は受け入れてくれない授業だったなぁとも思う。しかたないか。受け入れてくれる生徒もいるんだから。