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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,2019/11/2〜4に長野県でおこないます。
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2016-09-13課題の設定

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どんなに生徒を引きつける力を持った魅力的な先生でも,授業において課題の設定が曖昧だとその授業での学びは生じにくくなる。

穏やかな口調で,いつも笑顔で,子どもたちの様子をたえず観察し,困っている姿があればすぐそこに駆け付けアドバイスをする。子どもたちのいい(と自分が思う)姿を見取り,全体にフィードバックする。

しかし,課題の設定が曖昧だということを知らないから,子どもたちへのアドバイスは,目の前の課題をこなして完成させるためのアドバイスになる。つまり,課題の完成のテクニックを教えるのであって,どうなれば学びに繋がるのかは気づかないし,自分の課題設定の曖昧さにも気づかない。

私は国語だから国語で例をあげてみると,文章を読んで,作文を書かせるということを目標にしたとしよう。まずは

文章を読んで書く

という活動の意味づけがしっかりしているのかどうかを問い直す。読むことと書くことは別のことだ。読めたからと言って書けるとは限りない。両者の間にはかなりの隔たりがある。

文章を読んで,文体をさぐり,その文体通りの文章を書いてみよう

となるとすっきりする。読んだ文章は「良文」とされるものなのだろう。子どもたちに文章の型を示し,それを真似させることは必要だ。

文章読み取りの時点で,どの文章からどの型が導き出されるのかをきちんと踏まえる必要がある。型は言語化して示すことができるから,チェック項目としてあげられる。

より良い文章になるようにアドバイスをもらおう

というような曖昧な目標だと,「より良い文章」とはどんなものなのか子どもたちには伝わらないし,この目標は「アドバイスをもらう」ことがゴールとなる。

そこで授業実習だが,

  1. 1人20分の持ち時間
  2. 事前に教科を決め,課題設定をしておく
  3. 課題を説明し,活動させる
  4. 教師役は活動を観察し,自分の課題設定の良し悪しを観察する
  5. 時間が来たら教師役と生徒役で意見交換

ということをやってみよう。