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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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2016-08-04Fake

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森達也監督が佐村河内守を撮ったドキュメンタリー映画だ。

私はほとんどこのスキャンダル(?)の情報を持っていなかったんだけれど,当時文春の記事が取り上げ,新垣隆側の主張をそのまま鵜呑みにして展開されていたようだ。

その渦中の佐村河内守に密着取材しているのがすごい。新垣隆バラエティー番組に出まくって,もてはやされているテレビを佐村河内守がじっと見ている姿を撮っている。完全にメディア新垣隆に着いて佐村河内守を悪者化していた。

「FAKE」を見ていると,佐村河内守側の世界を覗いていることになるので,自然と佐村河内守の肩入れをしたくなってくる。佐村河内守が主張している方が正しいんだろうなと思ってくる。私はこの事件の報道やら何やら一連のことにほとんど触れていなかったのでそうおもうようになるのか?

考えてみれば,同じことは新垣隆についても言える。メディアが連日新垣隆ばかりを映しだし,新垣隆の主張ばかりを流していれば,それを見る人は,新垣隆の肩入れをしたくなってくる。

これはとても恐いことだということがこの映画を見るとわかってくる。新垣隆に肩入れをする人も,佐村河内守に肩入れをする人も,どちらも同じなのだ。どっちの情報に触れているかで肩入れする対象が変わるだけだ。

そしてこの映画を最後まで見ると,「FAKE」という映画のタイトルの意味がわかってくる。いや,わからなくなってくる。「FAKE」とは,何を「FAKE」と言っているのかどんどんわからなくなってくる。わからないのも当然だ。「FAKE」なんだから。

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