上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
研究室ページ katagiri-lab
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
http://manabiai.jimdo.com
2016-05-04引きこもりの日々
■ [研究]引きこもりの日々

諸般の事情で,引きこもりの生活をしている。昨年度末に撮りためた授業中の会話を聞きまくっているのだ。データ化しているんだけれど。
子どもたちはクラブ,部活に出かけ,カミさんは次男の送り迎えをしている。私はほぼ家から出ることが無く,ずーっとiPadAirに入れた音声データを聞いている。
もう高校でこんな授業はすることはないのだが,聞いていると反省しきりである。こんな大きな声で全体に指示する必要はないのでは?グループでせっかく討議しているのを遮って声をかけちゃダメだろう。こんなに短い時間設定じゃ,考えられるものも考えられないだろう。とか。
聞いていると,やっぱりこんなに脱線している話し合いじゃ,テストの点数はわるいよなと思ってしまうし,テストの点数が良い子どもの知識や思考過程はこれほどすごいのかと思ってしまう。
脱線できるような課題を設定している私の授業デザインがわるいんだけれど。
始めシーンとしているグループ,授業している時は活発じゃないなぁ,つまらなそうだなぁと思って,それでもそのままにしていたけれど,会話を聞いていると,実は自分一人で考えて,その後に考えを出し合って検討しているのに,今更ながら気づいたり。もう遅いんだけど。
いろんな発見があったが,自分には活かせないから現場の先生のために活かさないとなぁと勝手に使命感に燃える日々なのだ。これでいいのだ。