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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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niagara@cocoa.ocn.ne.jp

教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,2019/11/2〜4に長野県でおこないます。
manabiainu
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2014-08-11授業づくりネットワーク夏in新潟

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10年以上前会員だった。全国大会も東京大会の時に参加した。その参加した雰囲気がとてもよくて、10年前に教室『学び合い』フォーラムを開催する時に参考にしたのだ。

あんな和気あいあいとしていて、しかもその道のプロが参加しているという教員向けの研修会を自分でも作ってみたいと思ってお手本にした。

そんな大会に自分が招かれて、講師をするなんて非常に光栄なことだった。

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1日目、「『学び合い』と学力向上」という内容で話した。45分の持ち時間だったが、30分ぐらいしか喋れなかった。プレゼンを作っていくと、話したいことはどんどんでてきて、プレゼンの枚数がとっても増えたのだが、久しぶりの発表ということで、感覚が違っていた。

もっといろんな所に閑話休題を挟めばよかったのだが、立って喋ってMacは机の上ということで、ネタを書いた「メモ」が下の方で、見逃してしまった。座って喋ればメモは見えたのだが、私のプレゼンは立ってやるものだったので、それも出来ず。反省。

次どこかで発表する機会があったら、器機をそろえよう。iPhoneで直にプロジェクターに接続した場合は、メモが見えるのかな?なんてことを次の発表までにはクリアーさせよう。

さて、聞いて下さった方は30名くらい。ちょうどよかった。『学び合い』をほとんど御存じの方で、私の発表はあまり役に立たなかったような気がするが、発表の時間を短くして、討議の時間を長くしたから、それでよかったかなぁ?

学び合い』は「既に始まっているゲームに放り込まれる」という比喩がとてもよくわかったと言ってくださった方がいて、それが伝わればよかったかな?

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前日は打ち合わせと称した飲み会で、1日目は順延になった新潟花火が打ち上がる中での懇親会だった。

全国から集まる大会で、私がいつも求めるのはJリーグ談義だ。今回は栃木SCの立ち上げから関わっているという体育教師と懇意になり、「アルビレックス新潟はすばらしい。」と誉められていい気分で飲んでいた。河原とフットサルをよくやるということだ。

そうしたら、次の日本間勲が栃木SCに期限付き移籍ということで、何かの縁かな?と思って、「ミスターアルビレックスをよろしくお願いします。」と伝えた。勲、初めてのアルビ以外のチーム。ガンバレ。

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2日目の初っぱなは「朝の群読」だ。私にとっては実はこれがメインといってもいい。アルビのユニフォームを着てテンションを上げる。太鼓は実行委員長から借りる。いい太鼓を持ってきてくれた。

来年ある日本群読教育の会第14回全国研究集会新潟大会の宣伝も兼ねている。もちろん、前日懇親会で飲み疲れたみなさんの頭を朝一発目で活性化する役割もある。

これがかなりうけた。いろいろ用意したネタもあったのだが、100人以上の人の前に立ち、しかも30分しかないという焦りもあって吹っ飛んでしまったネタも数多くあった。

まぁ、そんなネタよりも、みんなが熱心に声を出してくれたので、盛り上がったので全てOK。最後の全員での群読(「祭だわっしょい」)は、何度か失敗もあったけれど、その失敗が一体感を生んで、みんなでやりきれた時は達成感を得られた。ソロをやってもらった大島さんが期待以上のテンションの上げ方で、それでみんなのスイッチが入ったんだと思う。

日本群読教育の会全国研究集会では、「祭だわっしょい」は会の最後にやるんだけれど、会の始めに持ってくる意味もあるなぁと思った。「今日これから気合いを入れるぞ!」という感じでね。

群読の講師をやったおかげで、顔を覚えてもらえて、来年の群読新潟大会へ誘いやすくなった。名刺もたくさん配れた。

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選択講座2では、堀博嗣先生の講座に行った。何と私と同い年なのにあの貫禄はなんだろう?髭かな?そこで群読のことにも触れてくれて、「群読のあの空気感は、みんなで作っていったものだから、失敗した時に他人を責める感じは生まれない。」とおっしゃってくれた。みんなで作ること、みんなで繋がることを経験させることがこれからの学校にはもっと求められてくる。

この2日間で学んだことということで、赤坂真二先生の振り返りにも参加した。そこで気づいたのは「学力」は見えないということ。

見えないものを見せるようにして点数化したのを「見える学力」と言っている。しかし、「見える学力」と言っても、それは本当に見えてはいない。見えているのは数値であって、学力ではない。デジタル化された学力なのだ。

数値が上がることが学力が上がったと捉える傾向にあるのは、それが簡単だから。しかし、本当に学力が上がったかは数値の上下ではわからない。

数値で表せられない学力を「見えない学力」と言っている。「アナログな学力」だ。

本来は見えないのに、「見える」「見えない」と分けられ、見えないものを見ようとするから惑わされるのだ。見えないものの見える部分だけを向上させようとするから無理がある。デジタル化された学力は、デジタル化された過程で様々なものが無視されている。だからいびつになる。われわれはアナログな学力という見えないものを見えないところも含めてそのまままるごと成長させることをしなければならない。見えないものを見えないままで成長させるには、見えないものの外側にあるぼんやりと見えるもので働きかけなければならない。

そのためには、デジタル化された学力を伸ばすためには「無駄」と思われているものも伸ばさなければならない。「無駄」と思われているものを伸ばすことによって、デジタル化された学力(テストの点)も伸びる。学力全体が伸びるんだから、テストの点も伸びるに決まっている。デジタル化された学力だけを伸ばそうとするから、人間関係にひずみが起こったり、自尊感情が損なわれたりする。人間生きていくためにはどっちが重要なのか?アナログな学力が「生きる力」なのだ。