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上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
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2014-04-29幸福のスイッチ

[]幸福のスイッチ 2006 幸福のスイッチ 2006 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 幸福のスイッチ 2006 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 幸福のスイッチ 2006 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

CS視聴。

まぁ、よくある映画なんだけれど、上野樹里がとてもうまかった。上野樹里が父親の経営する町の電気店を手伝って、ちょっとずつ変わっていくという映画だ。

初めはいやいや手伝っていて、性格も意固地で文句ばかり言って、いつもふてくされているのだが、だんだんとほんのちょっとだけ周囲のことが分かるようになり、表情もそれにともなってちょっとだけ緩やかになる。

このほんのちょっとだけの変化がうまいんだな。満面の笑みは浮かべない。ちょっと変わったというのがわかるだけ表情を変えるというのがよかったなぁ。

上野樹里というと、ふてくされているか、変か、両極端の強烈なイメージが強すぎるんだけれど、こういう微妙な変化もうまいんだなぁ。

中村静香の幼い時の姿があって、びっくりした。今とは全然違うなぁと思ったりして。中村静香の明るさがあって、この映画はバランスが取れていたと思う。

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kota_02kota_022014/05/08 19:06この映画は見てなかったです。
上野樹里は修学旅行で下関に行くので生徒に見せようと「チルソクの夏」を見てから気になり出し、「亀は意外と速く泳ぐ」なんかも映画館で見ました。彼女の映画では「虹の女神」が好きです。
今度見てみます。

F-KatagiriF-Katagiri2014/05/08 20:48kota_02さん、「チルソクの夏」は私も観ました。好きな映画です。あんな感じで一生懸命取り組む映画のイメージが上野樹里のイメージなんですが、幸福のスイッチもいい感じでした。

2014-04-27ヒミズ

[]ヒミズ 2012 ヒミズ 2012 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - ヒミズ 2012 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 ヒミズ 2012 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

CS視聴。

もっと早く観れば良かった。園子温監督の映画。劇場に掛けられた時には気にはなっていたのだが、何だか役者が若いなぁということだけで敬遠してしまった。しかし、「愛のむきだし」を観ていたんだから、観れば良かった。

映画撮影の期間中に東日本大震災があり、監督はそれを盛り込まなければこの映画を撮る意味がないと考え、震災地にロケをしにいったそうだ。さすが。何を言われようとも今、この映像を保存しておかなければならない、テレビの映像は消えてなくなるのが多いが、映画は残るということで、撮影したそうだ。

内容は日常(普通)を切望しながら、あまりにも非日常(異常)の生活を送っている少年の物語。日常がいかに大切で、尊いものなのかが非日常の世界でくっきりと描き出されている。

二階堂ふみもとってもよかった。「地獄でなぜ悪い」の二階堂ふみと比べると、本当にそこら辺にいる少女らしく描かれている。(もちろん、行動はちょっと異常だが、この年頃の少女だったらさもありなんというかんじ。)

そして、何しろ「希望」が持てる映画だった。良かった良かった。

始め、渡辺哲が出てきて、こりゃあ、でんでんも必ず出てくるな、と思ったら、案の定出てきた。園子温監督の映画には欠かせない。

渡辺哲が「若者に希望を託す」と言っていたのをでんでんが「わけわかんないこと」と一蹴したのが、両極端の大人の考え方を表していて面白かった。

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2014-04-26夜と霧

[]夜と霧 夜と霧 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 夜と霧 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 夜と霧 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

ナチス強制収容所での体験をもとに、その時の精神状態を分析的に記述したドキュメント。

NHK「100分で名著」で取り上げられた作品で、その番組を見ていた自分の精神状態がまさに「強制収容所」にいるかのようなものだったので、読んでみた。とても辛かった。読み終わるのに2年近くかかった。ベッドの脇に置いておいたのだが、なかなか手が伸ばせない。

しかしこの3月末で「強制収容所」にいるかのごとくの精神状態から抜け出せそう(独裁者がいなくなる。まさに1989年ベルリンの壁崩壊時のよう。)な気もしてきたので、未読の部分を一気に読み進めた。

強制収容所でも希望の光を見いだしていた人たちの記述はとても心に残るものだった。「あなたが人生に対して何を望むのでは無く、あなたが人生から何を求められているか。」という言葉は心の支えになった。求められているという思いは、生きていく希望である。

夜と霧 新版
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2014-04-25生徒にランダムに当てる

[][]生徒にランダムに当てる 生徒にランダムに当てる - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 生徒にランダムに当てる - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 生徒にランダムに当てる - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

昨年度途中から生徒にランダムに当てることにした。以前は事前に当てる人を指定して授業の前に黒板に書かせていた。

しかし、そういうやり方では当たった人が当たったところしか予習をしてこなくなってきた。うーん、うまくモチベーションを上げられなかった。

そこでランダムに当てると、ゲーム感覚になって少しは予習をしてくる生徒の割合も増えた。

その時に使っていたのは順番アプリで、指定した数値以内の番号がランダムに出てくるものだ。その出てきた番号の名簿に当てる。

これはこれでいいのだけれど、出てきた番号と座席表を照らし合わせて名前を呼ばなければならない。ちょっと煩わしいから、名前がシャッフルで出てくるアプリは無いかな?と探していた。

そうしたら、単語帳アプリで、登録した文字列シャッフルで出てくるものを見つけた。これに名簿と名前を登録すれば、シャッフルで名前が出てくる。しかもこのアプリの優れているところは、名前の登録がDropbox経由で簡単にiPhoneに転送できるところだ。

パソコンを使ってエクセルで名簿と名前、座席の座標などを入力して、設定ファイルにコピペして、Dropbox経由で転送するとあっという間に登録できる。クラスごとのファイルを作ればいいのだ。

これで座席表を持たずにクラスの中を移動しながらシャッフルで当てられる。うーんいいアプリ。開発者に「生徒の顔写真も登録できるといいんですけれど。」とメールしたら、「画像は近々登録できるようにする予定です。」ということだった。期待していよう。


単語boxPro (無料版もあるが、有料のPro版はシャッフル機能付き)

e_chigoyae_chigoya2014/04/25 21:40素晴らしい。僕は「抽選くん」を使っていますが、授業に関しては乗り換えようかな(抽選くんは席替えのダブルくじ制ではとても便利です)。

F-KatagiriF-Katagiri2014/04/26 05:27越後屋さん、ダブルくじ制って、席の場所と名簿番号の2つを引けるということでしょうか?すごい機能ですね。アイコンがなんだか残念な感じでしたけど。

e_chigoyae_chigoya2014/04/26 16:21ダブルくじ制とは。
全員が番号のくじを引く(第一段階)
黒板に座席の枠を書く
どの座席が何番になるか抽選くんで決める(第二段階)
という半アナログなものです。iPhone画面をプロジェクターで黒板にミラーリングすると、とても盛り上がります。
座席は、中央から始めて、最前列と最後列を交互にやると天国と地獄感が出て盛り上がります。

F-KatagiriF-Katagiri2014/04/27 07:06なるほど。そういうことでしたね。プロジェクターに映すのはいい方法ですね。今度担任持った時にやってみよっと。

2014-04-19ネブラスカ

[]ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 2013 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 2013 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 2013 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 2013 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

新潟だったらいかにもシネウインドでしかやらなそうな映画だなぁ。モノクロ映画だった。町山智浩さんやライムスター宇多丸さんがラジオで解説していたから、新潟でかかったらぜひ行きたいと思っていた映画だ。

公開初日だったが、20人もいなかったかな?結構話題になったと思っていたのは、私の狭いメディア知識での勘違いだったか?

映画は淡々と進む。年老いたダメな父親ともう長くは一緒にいられないんだろうなと思っている次男が、少々ボケが入って100万ドル手に入ると勘違いした父親を思い遣る話。

ロードムービーっぽく、父親の故郷のネブラスカまで当選金をもらいに行く。父親の故郷で昔の父親を知っている人から父親の若い時の話を聞き、父親のことを知っていく。なんだかんだ文句を言いながら結局親族がネブラスカに集まり、100万ドル手に入ると周りが信じていて、金をめぐる嫌な争いも生まれてくる。

そんな中、主人公兄弟が父親のために昔奪われたというコンプレッサーを取り返しに行くというエピソードは痛快だったなぁ。

見て良かった映画だ。自分にも置き換えられる映画だった。

f:id:F-Katagiri:20140419173650j:image

2014-04-18授業

[]授業 授業 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 授業 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 授業 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

3年生を卒業させて、新一年の副任になり、授業が始まった。久しぶりの一年生の授業だ。うちの学校は完全学年分離制になっているので、1学年になったら1年生の授業しかもたない。それで持ち上がったから2年ぶりの1年生の授業ということになる。本当は学年またいで授業持った方が、何かと他の学年の雰囲気もわかっていいんだけれどね。

そしてなんだか久しぶりの「まともな」授業になった。3年の終わりくらいから問題演習ばかりやって全く授業とは言えなかった。まったく、問題演習ほどつまらない授業は無い。半分の時間問題を解いて半分の時間問題の解説だ。解説なんてそんな時間でまともな解説はできない。全ての解説もできない。

だんだんどちらも笑顔がなくなる。非常に辛かったなぁ。

そして1年生の今のところ素直な感じの雰囲気で授業を行うのはとっても新鮮だった。どうやれば興味を持たせられるか、どうやれば覚えられるかを工夫して、仕掛けを作ってやってみようといろいろアイディアが生まれる。いい感じだなぁ。

何だか余裕を持って授業ができるのは、力がついたのか、いらないプレッシャーがなくなったのか、環境が良くなったのか……?

2014-04-01同志

[]同志 同志 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 同志 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 同志 - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

2013年度が終わった。今の学校に赴任して3年間が終了した。赴任して担任する。小・中学校では当たり前なのかもしれないが、高校では希だ。3年前にはいろんな人に「大変ですね。」と言われた。その通り。全くその学校のカラーがわからないのに担任を任されるというのは、高校にとっては目隠しをされたままわけもわからずジェットコースターの乗り口に連れてこられて「さあ、乗れ。」と言われるようなものだ。

相変わらず本校は毎年そんなことが行われているのだが。

ジェットコースターが動き出したのだが、その走行に気持ち的に乗れず、本来はハンドルやブレーキはないのだが、ブレーキを踏んだり、ハンドルを切ったりしてしまったもので、余計なことはするなと言われたが、いやいや、ブレーキかける時でしょう。進む方向はこっちでしょうと思って乗っていた。

軋轢を生み、バッシングを受ける。そんなおかげでこのブログもクローズにせざるを得なかった。

3年間のうちに消えてなくなるのかな?とも思う時期があった。眠れない日もあった。夜中に目が覚めて、フラッシュバックのように憎たらしい人の言動が浮かんだ。

しかし、何とか3年間やっていけたのは、生徒の中に「同志」と読べる人たちがいたからだ。単なる「理解者」ではない。「同志」とは同じ方向を向いて進んでいける人。私がやろうとすることの意図をわかってくれるし、その人の意図もわかる。互いに相手にとっていいと思えることをしっかりと意見できる。もちろん教師と生徒の関係なのだが、上下関係のようなものではなく、互いにリスペクトしている。

そんな生徒たちを見つけられたということで、今後もこの仕事を続けて行けそうだ。

3年間で奪われたり捨てたりしたものをこれから取りもどしていく努力をしなきゃな。

scorpion1104scorpion11042014/04/01 20:38私も同じです。『学び合い』の一番の理解者は、支援学級のAちゃんでしたよ。次に支援員の方々、その次は保護者の方、それに比べると…教師の皆さんは、いろいろなお考えをお持ちの方は、つながりにくいです。手は差し伸べているんですがね(苦笑)

F-KatagiriF-Katagiri2014/04/03 18:47scorpionさん、コメントありがとうございます。親や同僚に理解されても子どもに理解されないということを考えると、まず子どもの中に同志がいた方がいいということですよね。