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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を務めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
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2013-09-14古典の授業

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今まで、古典の授業は生徒に順番に当てて傍線注釈を黒板に書かせていた。そうすると当てられた人しか予習をしてこない。じゃあ、当日の朝ランダムに当てておいて授業前に黒板書かせると、今度は当たったところを直前にしかしない。

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何だかほとんどいたちごっこであった。以前は傍線注釈をしたプリントを配り、「みんなで理解しなさい、わからないところは質問しなさい。」という形式をとったこともあるが、賛否両論だった。圧倒的な支持を集めたわけではなかった。



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ということで、id:e_chigoyaさんからフォーラムの時にもらったヒントを元に、問いを載せたプリントを作り、それを解いていくという授業にした。



今日のミッションは、問十五から問三十までをみんなが理解することです。理解するということは答えを知るということではありません。どうしてそういう答えになるか説明できるということです。みんなが理解できたかどうかは20分後にランダムに当てて、黒板に書いた答えが合っていて、どうしてそうなるのか説明できるかどうかで判断します。3回ミッションを達成したら私の手作りマドレーヌをみんなにプレゼントします。ちなみに私は今までマドレーヌを作ったことはありません。それでは開始。

今まで以上に取り組みが熱い。問題の難易度的にはその場で考えればすぐわかるものから、事前に予習をしてこなければわからないものまで様々に設定してある。約20分の間、フルに頭を使っている雰囲気がある。今までは当てられなかったものは単なるコピーマシーンと化し、黒板を写すのに躍起になるだけだったのだが、20分間話し合い、辞書や参考書のページをめくり、頭を働かせて「人間らしい」学習をしている。

もちろんこれを授業の前に予習としてやっておくべきことなんだろうけれど、それは授業で時間を取ってやらないとどうすればよいのかわからない子は身につかないんだろうなぁと思った。

クラスによってはまだまだお客様の感じで自分から動こうとしない子が多いところもある。しかし、目標とできたかできないかの評価が明確でないと、みんなが頭を働かせる授業というのは難しいんだなぁと再確認した。

もうちょっとこの形を続けて、どう変化するかを見守りたい。

e_chigoyae_chigoya2013/09/16 00:55どのまでが予習で、どこからが授業なのか。難しいですね。
授業を「予習の答え合わせの場」にはしたくないと思っています。理由は、①教員の役割が「知識の切り売り」でしかなくなるから、②解法も含めた「知識」以上のものが得られないから、です。予習の目的を自分の中で整理しないといけないなぁと感じています。

F-KatagiriF-Katagiri2013/09/16 08:31予習段階で一人で考えてわからないから、授業でみんなで考えてわかるというようになってもらうのが理想ですが、しかし究極的にはそれらも授業前に行ってしまえば、授業でやる必要が無くなります。そうなると、授業では「みんなが達成する」という目標達成のための時間しか無くなります。

現在ではあくまで理想論です。やるべきことが多すぎて子どもたちには、古典の学習は古典の授業時間にしか割り振ってもらえませんから。