Hatena::Groupmanabiai

Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
研究室ページ katagiri-lab

iPhone版はこちら

niagara@cocoa.ocn.ne.jp

教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,2019/11/2〜4に長野県でおこないます。
manabiainu
http://manabiai.jimdo.com

2012-09-24思い込みと読み落とし

[]思い込みと読み落とし 思い込みと読み落とし - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 を含むブックマーク はてなブックマーク - 思い込みと読み落とし - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 思い込みと読み落とし - Pay it Forward , By gones 片桐史裕 のブックマークコメント

高2現代文「衣服という社会」で、「流行とブームの違いは?」という課題を出した。ほとんどの生徒は「流行は広範囲長期間、ブームは狭範囲短期間」というような内容のことを書いていた。もちろん間違いではない。それは書いてある。しかし、著者が最も主張しているのはそこではない。

「教科書を読め、自分の頭で考えていることを書くのではなく、教科書に書かれてあることを書くんだ。」と何度も注意を促したが、ほとんどの生徒は気づかない。

「衣服という社会」を初めから読んでいくと、著者の考える「流行の定義」がばっちり書かれている。「流行」という言葉が一番初めに出てくる所に書かれてある。しかし生徒はそれに気づかない。

どうしてこのような読み落としが生じるのか考えてみた。

1.「流行とブーム」という言葉にひきつけられ、文章のその言葉が載っている所しか読もうとしなかった。

2.自分の感覚にある「流行とブーム」に合うような表現しか読み取れず、今まで思っていなかったような言葉は「それは流行の定義じゃないな。」として受け付けなかった。

視野の狭さと思い込みに原因があるような気がする。それらのフィルターを取り除かないと、文章読み取りの力が上がらないのだが、どうやって取り除くか。反復練習しかないのかなぁ?