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Pay it Forward , By gones 片桐史裕 このページをアンテナに追加 RSSフィード

上越教育大学教職大学院准教授片桐史裕です。
2016年3月まで27年間新潟県の高校国語教師を勤めていました。
映画のことや,教職のことについて書いています。
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教室『学び合い』フォーラム
第15回(2019年)《海》,《山》は
2019/8/3〜4に福岡県,
2019/11/2〜4に長野県でおこないます。→長野の会は中止になりました。
manabiainu
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2011-08-07第7回教室『学び合い』フォーラム2011 in東京

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大会が無事に終わった。盛況で大成功だったと思う。主催者側ながら、すばらしいものだったと自画自賛していいのではないかと感じた。

理由は、参加者の頭の中がフルスロットルで回転していたんじゃないかと思えるからだ。『学び合い』をかじり始めた人、『学び合い』にどっぷりつかっている人それぞれが2日間で有機的に関係を作り、明日も生きていこうという元気を得て、子どもたちに元気を伝えようという気力を得て帰って行ったんじゃないかと思う。

それから、現地スタッフが、200人以上も参加する大会を、「自分が何をするべきなのか?」ということを考えてそれぞれ機能的に動いていたからだ。初めてのこんなに大きな大会運営で、しかも宿泊のとりまとめもしなければならないという中で、大きな混乱*1もなくスムーズに進行できていた。きっと回を重ねる度ごとに、運営首脳側が段取りを作り、仕事を振ることを覚えて、首脳はもっと当日は楽になる術をおぼえるんじゃないかな?

私が担当する分科会は2つあったのだが、どちらも適度に人が来てくれて、満足できた。2つ目の分科会の「国語体験授業」では、高田敏子の「水のこころ」という詩について、4つの課題を時間をおいて提示し、課題が変更されると、考え方や、情報交換がどのように変わるかということを体験してもらった。実は、参加者を実験台として、私が検証するということをしたかったのだ。

  1. この詩は何を伝えたいのか、みんながわかるように説明しなさい。
  2. 「水」を「人」に置き換えたときに、どのように意味が変化するか、それとも変化しないのか、みんながわかるように説明しなさい。
  3. 「水」と「水のこころ」、「人」と「人のこころ」の意味の違いは何か?みんながわかるように説明しなさい。
  4. 「水のこころ も」、「人のこころ も」の、それぞれの後に何が続き、どうしてそれが続くのかみんながわかるように説明しなさい。

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という課題を提示した。1.の課題はいわゆる丸投げ課題。4.の課題は、学習者がポイントを示せる課題である。4.の課題で、詩全体を読み取ることを意識し、これが一番取り組みやすかったという意見があったし、3.の課題で情報交換が活発になったという意見もあった。

国語の課題で私が目指しているものは、4.のようなポイントを示せる課題で、その文章全体を読み取る意識を持たせるというものだ。今回用意した課題がそれにはまってくれたので、嬉しかった。

id:ima-kiyさんに触発されて、ノートで『学び合い』をしかけようと思った。事の発端は、「どうして子どもたちは国語を暗記科目ととらえて、そのような学習をしてきたのに、高校入試ではそこそこ点数をとれている。しかし、私が授業で『著者の伝えたいことは何か?』という素朴な質問に対してシンプルに答えることができないんだろう?また、そんな中、模擬試験の点数をとらせるためには、どうやればいいんだろう?」というものだ。

問題演習を数こなすことにより、普遍化がなされているからいいんだ、とか、教科書の文章自体を教え込むことにより、標準的な論理展開を学ぶようになっているんだ、とか、いやそこまで教科書は体系化されていない、とか……高校国語が3人集まってあーだこーだと話していた。

そこでid:ima-kiyさんのノート指導に話が行き、私が、「そういえば、話し合いの中、ぴかりと光る意見を出す生徒がいるんだけれど、その意見がきちんと保存されず、テストの時には点数がとれない。」なんてことを思いついた。そうだ、ノート指導だ。ノートにつぶやきや、疑問や、質問をメモ程度に書き留めておき、それを交流させることで、ツッコミや解答や励ましなんかを書いてもらえば、知識の集積となり、または学習意欲の喚起となり、『学び合い』に繫がっていくんじゃないか?というものだ。

私はこういう研修会の講演を聴いている最中に、ツイッターでつぶやく。そうすると同じ事を聞いて、別の見方でつぶやいている人がいる。なるほど、こういうこともあるのかと気づく。中には、「講演中にツイッターでつぶやくなんて失礼だ。」と考える人もいるが、それは『学び合い』的ではない。『学び合い』はローカル発話を大切にしてきた。自然発生的に起こるローカル発話が学びを深いものにしているのだ。

ローカル発話(簡単に言えば「私語」)は、周りで講演を聴いている人の迷惑になるかもしれないが、ツイッターだったら、そんなこともなく、他の人の意見や感想を聞くこともできる。

授業中にツイッターで交流するということができればいいのだが、残念ながら日本の教室内で、今のところはそれが難しい。iPadが全生徒に支給され、無線LANが教室内に張り巡らされれば、それも可能になるんだろうけれど、数年内にそれができるとも思えない。

だから、かなりタイムラグが発生するが、ツイッターを紙上でおこなうという発想だ。夏休み中にノート記録について考えて、2学期からは実践だ。

*1:一番大きかった混乱は、プロジェクタの電源ケーブルが見あたらなくなったことかな?でも、ぎりぎりになって、発見されるというミラクルもあった。

maya-1maya-12011/08/08 10:42第1回からの発展ぶり、内容の深まりとその多様さに拍手です。ありがとうございました。

nome2733nome27332011/08/08 13:48実はフォーラム初参加でした!参加者でつくるフォーラムに参加できてとてもよかったです!心残りは共に勝利を味わえなかったことでしょうか…またよろしくお願いいたします。お世話になりました!

muikaramuikara2011/08/09 11:01分科会、とても勉強になりました。
私は1のような課題も、4のような課題も、無意識に設定していたことに気づきました。そして、1のような「丸投げ課題」の方が、高尚なんだと誤解していました。
ノート指導については、まだ私は、どうすればよいか、整理がついていなく、今後の課題です。

tm43919tm439192011/08/09 13:012日間、お世話になりました。ありがとうございました。
一番大きかった混乱・・・本当に申し訳ありませんでした。
ミラクルと言っていただき、幸いです。
今後とも、よろしくお願いいたします。

makiwarisanmakiwarisan2011/08/10 08:062つの分科会ともに参加させていただきました。フォーラムの歴史(?)がとてもよく分かりました。また、課題によって、考える内容が大きく変わることもよく分かりました。ありがとうございました。

sumi-chansumi-chan2011/08/14 01:29詩の体験授業、課題の出し方がそんなことになっていたのですね、、さすが片桐さん!
参加したかったです〜、、残念。。

hideki55hideki552011/08/14 03:56片桐さん、高田敏子の「水のこころ」という詩の国語の課題を四つご紹介いただき、参考になりました。
できましたら、それぞれの標準解答例などをお教えいただけませんか。
また、学び合い課題@wikiにこの課題の投稿をしていただけませんでしょうか。

maya-1maya-12011/08/14 07:06懇親会の2次会ありがとうございました。希望ですが、2月11日以降のこのグループへの加入者アップされいませんがお願いいたします。それともアップしないように変更されたのでしょうか?

F-KatagiriF-Katagiri2011/08/14 07:40muikaraさん、丸投げ課題でうまく行くクラスだったら、そっちの方がいいのですが、なかなか持って行くのが難しいです。ノート指導互いに情報交換しましょう。

すみちゃん、この体験授業、私の定番分科会にしようと思っています。

いのっちさん、分科会では時間もなかったので、標準解答は聞きませんでした。課題@wikiにそのうち書きますね。

mayaさん、時間がとれずに新規入会者の登録ができていません。夏休み中にはなんとかやりたいと思っています。

maya-1maya-12011/08/16 13:17早速のアップありがとうございます。